毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

『残酷な進化論 なぜ私たちは「不完全」なのか』 更科 功

f:id:kenbuchi:20200907165101j:plain

・中途半端な「目」は役に立たない。
・例えば網膜だけがあっても生存競争上有利にならない。
・でも、これだけ複雑な器官が偶然一気にできたとは考えられない。

やっぱり「設計者」がいたんじゃね?
という「インテリジェントデザイン」に説得力があると感じていました。

でも「一つの器官は様々な用途に使われている」ことを思えば理解できる気がします。

例えば脊椎がいきなり姿勢維持のため生まれたわけでなく、最初カルシウムの貯蔵庫として働き、ついで脊髄の保護にも使われ、蠕動運動の軸として活用され、やがて姿勢性維持にも使われた。

機能ごとに分けて考えれば、中途半端に見えるステップにも意味があるということで、複雑な器官が「徐々にできていく」可能性もあると思えます。

新しい示唆を与えてくれる本でした。

 

リンク先に要約を載せています。

booklet.world

 

当ブログは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムであ「Amazonアソシエイト・プログラム」に参加しています。