毎日一冊! Kennie の読書日記

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『習慣が10割』 吉井 雅之

人生を作るのは「習慣」であると説き、良い習慣を作る方法を解説していきます。

一言でいうと「理想を強く思い描くことが重要」という主旨でした。

 

タイトル

習慣が10割

 

作者

吉井 雅之

 

あらすじ・概要

 

  • 習慣が全てを決めていた

今の自分は「過去の習慣」でできている。

「人に能力の差は無し。あるのは、習慣の差」だけ。

脳への刷り込みが習慣を作る。

刷り込みは自分でもできる、今からの習慣を作ればいい。

 

  • 簡単に「習慣化」できるシンプルな技術

習慣とは「自分との約束を守ること」

まずは「自分で決める」ことが大事なステップ。

 

  • 意志もやる気も才能も要らない

 能力や医師の強さに共通の尺度などない。

全ては自分の「錯覚」に過ぎず、それが習慣を生んでいる。

思い切り自分に都合よく錯覚したほうがいい。

 

  • 習慣の力で、思い描いた通りの自分になれる

人生を変えようと思った時点で、人生は変わり始めている。

「なりたい自分」を思い描ける人は、間違いなく自分を変える力を持っている。

人生は思い描いた通りにしかならい。

 

  • そもそも、習慣とは何か

習慣とは「本性」である。

意識せずに何気なくやってしまうことが本来の自分。

 

  • なぜあなたは続かないのか

「脳」が楽しいと感じることは続き、そうじゃないことは続かない。

イヤなことを無理やりやっても続かないし習慣にならない。

「正しいことを楽しむ努力」をすればいい。

 

  • 習慣化を邪魔するモノの正体

「ラク」と「充実」のどちらを取るか。

目の前の安楽に流されず、充実した人生を送ろうと意識することで、人間は誰でも何歳からでも成長することができる。

 

  • 習慣=思いの深さ×繰り返し反復

「自分はこうなりたい」という思いの深さが習慣形成の成功につながる。

思いの深さに、繰り返し反復という行動が組み合わされば習慣になる。

 

  • まずは小さな習慣から始める

人生を変えるのは一発逆転の出来事ではなく、日常のささいな習慣の積み重ね。

一見「誰にでもできること」を自分に約束することから始める。 

「ごみを捨てる」「メルマガを書く」「トイレ掃除をする」など。

 

  • とにかく「ハードル」を下げる

習慣を始めるときは完璧を目指さず「ハードル」を下げる。

「日記を書く」なら1ページ埋める必要はなく、1行でも1文字でもいい。

「ランニング」なら「毎日30分」ではなく「シューズを履いて外に出る」でいい。

「自分は続けられた」という自己肯定感が大事。

 

  • ゲーム感覚でやる

「攻略感」がモチベーションを生む。

過程を記録したりして「ゲーム」化して楽しむ。

 

  • 「仕組み」を作る

 自然とやりたくなるような仕組みを作れば、無理なく習慣化できる。

時間や場所を決めたり、他人を巻き込んだりすると良い。

 

  • 「1個前の習慣」を決める

「朝5時に起きる」を習慣にするなら「夜12時に寝る」など、一段階前の行動を習慣化する必要がある。

 

  • 丁寧に行動する

 どんなに「良い習慣」でも、雑にすると「悪い習慣」になる。

手抜きをしていいと思えば、手抜きをしたことがその人の「本性」になる。

当たり前のことをどれだけ丁寧にやるかで、「本性」が決まる。

 

  • 「なりたい自分」を明確にする

 例えばダイエットなら「痩せたい」ではなく、「痩せてどんな自分になりたいのか」をイメージする。

目標達成の明確なイメージがあれば、やる気に繋がる。

 

  • 「今の自分(現在地)」を考える

自分の現在地を知れば、「なりたい自分」に至るための「正しい努力とは何か」 が分かる。

自分自身の特性を「棚卸」したり、他人に聞いたりするのが良い。

 

  • 「誰を喜ばせたいか」を考える

「誰かのため」なら高い壁も乗り越えられる。

自分から、家族、組織、地域など、視座を上げていく。

 

  • 「~しなければならない」はNG

やりたくないことを「~しなければならない」と考えると逆効果。

「これをやりたい」という思いに着目する。

 

  • 「言い訳リスト」を作る

 自分が使いそうな「言い訳」を書き出し、その言い訳をしないことを意識する。

「ランニング」であれば「昨日飲み過ぎた」「寒い」等。

 

  • 「長続きする習慣」はこうやって作る

受信習慣(どうインプットするか)

言語習慣(どう言語化するか)

思考習慣(どう考えるか、確信や錯覚も含む)

行動習慣(どう行動するか)

の順で習慣化される。

外に見えるのは「行動習慣」だけだが、その前提が必要。

 

  • 習慣化のカギは「脳のスピード」

情報の「受信」から「思考」までは 0.5秒 かかる。

脳にマイナスの情報が蓄積されていると、その間に「不快」と判断する。

 

  • 「ポジティブな出力」を増やして脳をプラスに強化する

脳は「入力」より「出力」を信じる。 

脳が「不快」を感じるまでに、反射的にポジティブな反応をすることで、脳の受け止め方が変わる。

「はい、やってみます」と言ってみたり、「チャンス」「ラッキー」など、決め言葉を持っておくとよい。

ガッツポーズや笑顔などのフィードバックも脳にポジティブな影響を与える。

 

  • 能からマイナスが消える「クリアリング」

マイナスの感情を持ち越さないよう「クリアリング」するのがお勧め。

「今日の良かった点」「今日の改善すべき点」「翌日の対策と決意」を練る10分前に書き出す。

 

  • 「脳のワクワク」を高めれば習慣は強固になる

心からワクワクするような、未来の夢を描く。

習慣が続くかどうかは「脳の好き嫌い」で決まるので、脳がワクワクするような夢を思い描けばいい。

理想の自分を思い描き、具体的にイメージし、他人を喜ばせている様子をイメージし、理想の自分になるまでにクリアすべき課題をイメージする。

「できて当然」という強いイメージが必要。

 

  • 「未来年表」や「未来日記」でワクワクを高める

「未来のワクワク」を高めるため、未来の姿を書き出してみるのも良い方法。

 「未来年表」や「未来日記」で理想像を可視化する。

 

 

感想・考察

「理想を強く思い描くこと」が大事という主旨です。

 

いわゆる「引き寄せの法則」に近い感じがしました。

「ハードルを下げて脳に自己達成感を与える」とか

「目標を書き出して脳をワクワクさせる」とか

「笑顔で脳にポジティブなフィードバックを与える」とか

「脳≒無意識の力」を利用しようという方向性ですね。

 

「顕在意識が無意識をダマす」という考え方では難しく、「無意識と仲良く上手くやっていく」というような考え方の方が現実的なのか、と思ってます。

 

 

 

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