毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

フルカミの里

「フルカミ」とは何なのか。

新型狂犬病のパンデミックを防ぐため

古文書の謎を解いていくサスペンス・ミステリです。

 

 

【タイトル】

フルカミの里

 

 

【作者】

水谷悠歩

 

 

【あらすじ・概要】

フリーライターの春日は、友人の鳥山が

水死体で発見された事件に関して

衛生省の萱野から事情を聴取される。

 

鳥山は新種の狂犬病を発症しており

感染源を探るため、亡くなる前の動きを

調査する必要があるとのことだった。

 

亡くなった鳥山は日本古代史の研究をしており、

散逸したいと言われていた「風土記」の一部と

思われる古文書を発見していたことが分かった。

 

古文書に書かれていた、鳥山が赴いたと思われる場所へ

春日と萱野は調査に向かう。

 

二人は地元の保健事務所の谷口に案内され

2世帯3人しか住んでいない山奥の集落に訪れるが

そこで谷口は野犬に噛まれ、新型狂犬病を発症し

亡くなってしまう。

 

衛生省は新型狂犬病の拡大を阻止するため

対策本部を組織する。

春日と萱野も参加し、裏で糸を引く存在と

対決していく。

 

【感想・考察】

民間伝承や地名など、現代に残ったものから

その起源や隠された意図を探っていく古代史というのは

ミステリと親和性が高いのかもしれない。

 

発見された「風土記」はフィクションながら

相当細かく作りこまれていて

知識がないと理解するのが難しかったが

それでも「歴史の謎」を解く楽しさは理解できた。

 

こういうジャンルの本も面白そうだ。

 

 

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