毎日一冊! Kennie の読書日記

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掟上今日子の推薦文 忘却探偵

前作の「掟上今日子の備忘録」が面白かったので

続編を読んでみました。

忘却探偵 掟上今日子のキャラが

前作以上に強烈になってます。

気軽に読めるミステリでした。

 

 

【タイトル】

掟上今日子の推薦文 忘却探偵

 

【作者】

西尾維新

 

【あらすじ・概要】

前作の隠館厄介から語り手が変わり

警備会社に勤めていた「親切守」がワトソン役となる。

 

1章 鑑定する今日子さん

美術館を警備していた親切は

白髪の美女 掟上今日子が、頻繁にある絵を眺めていることに気づく。

彼女は、この絵には「二億円の価値がある」と言った。

数日後、同じ絵を見た彼女は

「この絵にはせいぜい二百万円の価値しかない」と

評価を急変させる。

 

同じころ、10歳くらいの少年 剥井がスケッチブックをもって

その絵を模写していた。鉛筆描きの白黒の絵だったが、

その圧倒的なち密さに、親切は驚かされる。

そしてその数日後、憤った様子の老人 和久井 が現れ、

その絵を杖で叩き落し、額縁ごとメタメタにしてしまった。

 

親切は、絵を守れなかったことで警備会社をクビになってしまう。

絵を守れなかったことの責任を感じ、

クビになったことは受け入れた親切だが、

その絵を巡って何があったのか知りたいと願い、

以前その絵を見ていた探偵 掟上今日子に連絡を取る。

 

2章 推定する今日子さん

3章 推薦する今日子さん

警備会社をクビになり、職を探していた親切に

和久井老人から警備の依頼が入る。

「自分の人生を総括するような大きな仕事をしたいので

集中できるよう警備をしてほしい」との依頼だった。

 

一人での警備に不安を覚えた親切は

掟上今日子に警備の支援を依頼するが

「一日で終わらない仕事」は受け入れられないと断られる。

 

 

【感想・考察】

前作での「百万円を返してほしければ、一億円払え」とか

今作での「先日は2億円だったけど、今日は二百万円の絵」など

分かりやすくキャッチーな謎が面白い。

 

掟上今日子のキャラ立ちは前作より強烈になっている。

前作から垣間見せていた「強欲さ」に磨きがかかり

「どうせ覚えていない」と腹を括った豪胆さが光る。

 

掟上今日子 本人の謎を解き明かす話を読みたいと思う。

 

 

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