毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

アクロイド殺し

文句なしに面白かったです。

ミステリはネタバレ前に読むのが幸せなので

読まれたことのない方には、

是非とも一読をお勧めします。

 

 

【タイトル】

アクロイド殺し

 

【作者】

アガサ・クリスティー

 

【あらすじ・概要】

キングズ・アボット村のジェームズ・シェパード医師が

ワトソン役となり、エルキュール・ポワロの活躍を描く。

 

未亡人であったフェラーズ夫人が亡くなり、

夫の死の一年後に、フェラーズ夫人が亡くなり、

夫人と再婚の噂もあった アクロイド氏は落ち込んでいた。

 

そしてその翌日、アクロイド氏は自宅の書斎で

刺殺されているのが発見された。

 

アクロイドの姪であるフローラが

名探偵であるエルキュール・ポワロに事件の解明を依頼する。

 

アクロイド氏が殺された夜に屋敷にいた人々の話を聞き、

ポワロは「誰もが隠し事をしている」と看破する。

 

ポワロがそれぞれの嘘を一つずつ剥がしていくことで

複雑な事件の真相が徐々に明らかになる。

 

 

【感想・考察】

古典に属するミステリだが、実に完成度が高い。

伏線の張り方や、犯人の意図の隠し方が上手く

解決後にはスッキリとさせる。

この感覚はまさにミステリの醍醐味だろう。

 

ポワロにはしたたかに人の心に踏み込んでくる「怖さ」があり

ホームズなどの鋭さとは違う探偵スタイルが印象に残る。

 

また、翻訳ものにしてはとても読みやすいのもよかった。

訳者の 羽田詩津子さんの文章が簡明で

引っかかることなく楽しめたのも大きい。

 

ミステリ好きであれば、読んでほしい一冊。 

 

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