毎日一冊! Kennie の読書日記

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招かれざる招待客 ライオン探偵永井拓郎

被害者の息子が語り手になるミステリです。

探偵役以外の登場人物たちも、それぞれ クセがあって魅力的です。

初めて読む作者さんですが、期待以上に面白かった。

 

 

【タイトル】

招かれざる招待客 ライオン探偵永井拓郎

 

 

【作者】

笹田陽平

 

 

【あらすじ・概要】

國村龍平は妻の紀美子とともに、両親の経営する喫茶店に向かう。

喫茶店横のロッジで母親が絞殺されているのを発見する。

 

自らの知能に自信を持ち、司法による裁きを信頼していない龍平は、

警察への通報前に、髪の毛やタイヤ痕などの証拠を独自に集め、

自分の力で犯人に復讐することを誓う。

 

龍平は、貧しい家庭でも、母親の愛情を受けて育っていた。

母親の思いに応えるため、努力を重ね、一流大学の経済学部を主席で卒業し、

都市銀行での厳しい競争を勝ち抜き最年少の課長として活躍していた。

 

龍平と同じ大学で、理系楽部の首席だった君島の助けを得て

自ら集めた証拠品を分析し、犯人を推理していく。

 

犯人への憎しみで突っ走る龍平の前に、

前に偶然であった、探偵の永井拓郎が現れる。

 

 

【感想・考察】

探偵役の永井拓郎は格好良いが、

それ以外の登場人物も魅力的だ。

 

銀行での研修風景など、ミステリの本筋と関係ないところも

詳しく書かれていて、徐々に登場人物に感情移入していく。

 

大学時代の友人である君島、銀行の同期でトップを争う神原を

安楽椅子探偵として主役に据えても面白い話になりそうだ。

龍平の妻の紀美子の洞察力も素晴らしい。

 

魅力的なキャラクタが多く、シリーズ展開されたら面白いと思う。

 

 

 

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