日本一売り上げるキャバ嬢の 指名され続ける力
記録的な売り上げを持つキャバ嬢である「エンリケ」こと 小川えり の試行錯誤の歴史です。とにかくバイタリティが溢れていて、文章を読むだけで元気をもらえるような本です。
【作者】
小川えり
【あらすじ・概要】
「誕生日に2億円」など記録的な売り上げを上げ続けるキャバ嬢である著者。彼女が売れるようになった経緯、売れ続けるためにしていることを解説する。
自分語りや、キャバクラの外では通用しない話も多いが、仕事全般に通じるようなところもあった。
面白いと感じたのは以下項目。
・素でいること
猫をかぶると苦しくなる。素を出すことで自分が楽になるし、お客にも喜んでもらえる。
・相槌は「え〜っ!」より「あぁ〜!」
「え〜っ!」は相手の話に驚いている感じだが、微妙に「本当なの?」いう否定のニュアンスを含む。「あぁ〜!」は「なるほど!」と相手の話に完全に納得がいった感じで印象が良い。
・接待の場
接待の場では、接待する側の常連を極力地味に見せ、接待される側を持ち上げる。
・「悪くない」は思い込み
はっきりした理由が分からず起こる客に謝るのは難しい。だが、少なくとも相手の気持ちを汲み取れなかったことは自分の落ち度。
・週7日勤務
人と同じことをしていては人と同じ成果しか出ない。「ナンバーワン」になるため、自分にまずできることとして「休まない」という選択肢を取った。
・フットワークの軽さ
寝ている時も携帯は待ち受け待機。時間を作って呼び出しにはできるだけ気軽に対応する。
・インスタコメント返し
インスタで毎日300件くらい付くコメントに2〜3時間かけ全て返信する。行動量が尋常でない。
・オーラは作れる
まずは姿勢を良く。自分に自信を持つ。
【感想・考察】
圧倒的なバイタリティに驚かされる。ドンペリ一気とか、週7日勤務とか、毎日300件のインスタコメント返しとか、凄まじい。
キャバ嬢としての技術は直接自分に役立つものではないが、その「心意気」には感銘を受ける。
どのような世界でも成功する人は「指摘を素直に受け入れる」、「良いと思うことはフットワーク軽く行う」、「圧倒的な行動量で成果が出るまでやりきる」という共通点があるようだ。
【オススメ度】
★★★☆☆