毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

神に、いつ降り立つのか聞け

 伊坂幸太郎のような雰囲気です。殺し屋たちが繰り広げる殺し合いですが、登場人物たちのキャラクタもあって、暗くならずに楽しめます。勢いがあってテンポよく読めました。

 

【作者】

 栗栖冬月

 

【あらすじ・概要】

 ダービー当日の東京競馬場が舞台。殺し屋を雇い、馬主である兄を殺そうとした男が、兄と間違われて殺されるところから物語は始まる。

 競馬新聞の女性記者は「馬の言葉が分かる」という不思議な少女とであう。少女は馬主の娘だった。

 馬主の兄弟とその娘、騎手とその妻、殺し屋とブローカー、女性記者たちが入り乱れ、静かに盛大な殺し合いを繰り広げていく。

 

【感想・考察】

 登場人物が多く頻繁に視点が変わるので、最初はストーリーを把握するに苦労するが、後半になってテンポよく読めるようになってくる。登場人物を減らし、話の重なりもシンプルであれば、もっと楽しかっただろうとは思う。

 「殺し屋」というリアリティーのない設定だが「それぞれ違う軸をもって生きる人たちがぶつかり合う」様子をデフォルメして描かれるのが面白い。グロい場面も多々あるがさっぱりと読める。

 

【オススメ度】

 ★☆☆☆☆

 

当ブログは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムであ「Amazonアソシエイト・プログラム」に参加しています。