Kennie の読書日記

毎日本を読んで、面白い本を紹介したいと思います。

本気になればすべてが変わる 生きる技術をみがく70のヒント

 松岡修造氏らしく、期待を裏切らない「暑苦しい」内容ですが、自分を客観的に見る醒めたな視点も随所にみられて、中々面白いです。

 

 

【作者】

 松岡修造

 

【あらすじ・概要】

 松岡修造氏が「本気になる」ための70の方法を説く本。

 

・自分の取扱説明書・日記を書こう!

 自分の特性を分析し、その時の自分にとって必要な十か条を書き出すことを推奨する。また数行でも日記をつけ、他人の目を気にしないで自分の想いを素直にぶつける場所を持つようにすることの効用を説く。

 

・ストレス・リカバリを採点しよう!

 修造氏の現役時代に、練習量や移動の負荷、私生活での問題などのストレス項目と、睡眠時間や動的・静的な休養などのリカバリ項目を採点し、ストレスをため込まないようマネジメントしていた。

 

・目標達成ノートをつくってみよう!

 叶えたい目標を決め、そのための身近な目標を考え、身近な目標を達成る方法を具体的に考える。

 

・ネガティブな気持ちの時、あえて前向きな言葉を!

 ネガティブな言葉はやる気をなくさせる。無理にでもネガティブな言葉を封じ込めて、前向きな言葉を発する。ネガティブな言葉が出てしまったら「できない、けどトライしてみよう」とか「疲れた、でもあとひと踏ん張り!」というようにポジティブな言葉を付け足す。

 

・苦手意識は「慣れ」、ネガティブ思考は「鈍感力」で克服

 苦手なことは逃げずに練習し「慣れる」ことで克服できる。逆にネガティブ思考に対しては「俺は大丈夫!」というポジティブ思考ではなく、「体調が悪い」などの情報を意識から外していく「鈍感力」で乗り越える方法もある。

 

・頑張ることはカッコいい!

 努力しても報われないかもしれないが、それで醒めてしまっては毎日が詰まらない。「やってられない」でも「自分は頑張っている」と思い、自分を好きになれれば素晴らしい。

 

・修造流読書術!

 本を読むときも自分が主体。自分ならどうするかを考え自分のものとする。

 

・ネガティブから回復する「儀式」を持とう!

 修造氏も試合中に集中するための儀式を持っていた。意図的にクセを出すことで気持ちを落ち着かせることにつながる。

 

・調子が良いときほど心身をケア!

 調子のよいときほどオーバーワークに陥りやすい。休むことが逆にストレスになることもあるが、定期的に休みを取ることは大事。

 

・随所作主!

 「随所に主となれば、立つ処みな真なり」という禅の言葉をあげ、自分自身が主人公となる生き方を提唱する。主体的に生きることと、自分勝手は違うもので、「社会や人とのつながりの中で、自分らしくあるがままに生きる」ことが大事だとする。

 

・「自分主体」を貫きながら「歯車」にもなれる!

 自分一人で何かを成し遂げることはできない。組織では、目立つ場所、目立たない場所でそれぞれ真剣に取り組む人がいて初めて成果が出せる。組織の中で「歯車」になるのは没個性に埋没することではなく、自分主体の生き方をしながら、組織の中での自分のポジショニングを理解して行動することが大事。

 

・毎日積み重なる小さな達成感!

 子供にテニスの指導をするときは、できたことをきちんと褒めていく。小さな達成感を重ねることで楽しさを感じる。仕事でも日々小さなことでも達成感を持てば楽しんで取り組むことができる。何をやってもつまらない毎日から脱しよう。

 

【感想・考察】

 相田みつをの「いま ここ じぶん」という言葉を「いま ここ 修造」と書き換えて張り出しているとか、「お疲れ様」と言われてもたいていは疲れていないので「疲れてません」と返すとか、やっぱり面白い。

 本書では「自分主体」を貫きつつも、人との関係を大切にし組織の中では「歯車」になることも必要だと言っている。「自分のありたい姿」を大事にしながら、周囲が自分に何を求めているのか客観的に見ているからこそ、「期待されている自分」を表現できるのだろう。

 松岡修造氏の暑苦しいけれど嫌味はないキャラクタは、常に真剣で「自分主体」でありながら、自分勝手ではなく周囲の期待に応えていこうという真面目さがあるからこと醸しだせるものなのだろう。

 また、ストレスマネジメントや、ゾーンに入るためのルーティン儀式などの話は、経験に裏打ちされた重みを感じる。一流スポーツ選手からは遠いところにいる自分には実感として理解できないが、少しずつ試してみたいと思う。

 

【オススメ度】

 ★★★☆☆ 

   

当ブログは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムであ「Amazonアソシエイト・プログラム」に参加しています。