海外ドラマはたった350の単語でできている [英語マスターシリーズ]
海外ドラマの分析から中学英語+αの350単語があれば、とりあえずは英会話ができるという本です。現在の実力に合わせて、単語・スピーキング・リスニングの勉強方法を提案しています。
【作者】
Cosy
【あらすじ・概要】
アメリカのドラマ「STAC」を分析したところ、1万語以上の単語が使われているが、5000以上は一度しか登場しない。10回以上登場する1900単語だけで全体の92%を占めている。更に上位の350単語だけで80%以上を占める。
そこからまずはその350単語を確実に聞き取り使いこなせるようにすることが〜始めるべきだと提言している。
・スピーキングのレベルアップ
スピーキング Level1. 1秒英訳
「私は今夕食を食べています」等の簡単な文を1秒で英訳し、瞬発力を身につける。
スピーキング Level2. 1秒回答
「What are you doing?」等の簡単な文に1秒で答える。
スピーキング Level3. 心の動き
「I am grad he is gonna come」など、複文で自分の心の動きを説明する文で答える。感情、意見、認識にそれぞれ使える単語と文章を覚えておく。
スピーキング Level4. 思いやりのフレーズを丸暗記
「I am on your side. Take your time.」など、相手に対する定型的なフレーズを覚えておく。
・リスニングのレベルアップ
リスニング Level1. 字幕を読んで理解
英語字幕が出る映画等で、画面を一時停止しゆっくり読み50%以上は理解できるようにする。まずは基礎単語や文法をしっかり把握する。
リスニング Level2. 字幕と音声で理解
英語音声を聞き、英語字幕を見ながら20分くらい映画を鑑賞し、ナチュラルスピードで意味が理解できるようにする。英語の多読が効果的。
リスニング Level3. 英語の音で聞き取り
英語字幕を表示しながら英語音声を聞き、音を意識する。日本語にないフォニックスを意識する。発音を繰り返すシャドーイングも効果的。
リスニング Level4. 音声だけで聞き取り
字幕を消し音声だけで理解する。聞いた英語を書きとるディクテーションが有効。
【感想・考察】
英語での日常会話はできるようになっても、完全なナチュラルスピードの映画などは結構難易度が高い。量をこなすだけでは難しい部分は、敢えてディクテーションなどの練習をする必要があるのだろう。
頻出350単語や例文などは基礎的で初学者向けだが、勉強方法は中級以上の人にも役立つレベルだと思う。
【オススメ度】
★★☆☆☆