闇の島のヴァンパイア
壮大な設定の序章部分という感じでした。バンパイアが出てきますがホラー要素はなく、少女漫画的なノリの恋愛小説でした。
【作者】
Bella Forrest
【あらすじ・概要】
17歳の少女ソフィアは、思いを寄せていたベンが元カノとよりを戻し自分の誕生日を忘れていたことで落ち込んでいた。
一人海岸を歩いていると不気味な男に攫われ、バンパイアたちが住むシェード島に連れていかれる。そこで数百年の眠りから覚めた王子 デレクの奴隷としてささげられる。
デレクは長い眠りから覚めた空腹感による衝動で、奴隷のソフィアたち襲い掛かろうとするが、ソフィアの繊細でありながら芯の強い姿を見て驚き、徐々に彼女に惹かれていく。
ソフィアも最初は自分たちの自由を奪った怪物であるバンパイアたちを恐れ嫌悪していたが、デレクが自分を守り大切に扱いってくれることに気づき徐々に心が傾いていく。
【感想・考察】
まだ話の序章というところで終わってしまった。続編が出るのだろう。
内容は完全に恋愛小説で「強大な力を持つ王子が、傷つきやすい自分の中に特別なものを見つけて恋に落ち、最初は拒んでいた私も徐々に魅かれていく」というベタな感じのある展開。
バンパイアとハンターの戦い、魔法使いのたくらみなど、舞台設定的に面白そうな部分はあったが、そのあたりに本格的に踏み込む前に終わってしまった。
【オススメ度】
★☆☆☆☆