正しいツボの見つけ方・押し方
ツボの探し方を丁寧に図解してくれている本です。ツボの位置は当たると「痛気持ち良さ」で分かるのだけれど、言葉や大雑把な図解だけでは見つけにくいので、ここまで懇切丁寧な図解は役に立ちました。
【作者】
福辻鋭記
【あらすじ・概要】
骨を基準とした探し方。人それぞれに違う指の幅を尺度とする探し方を基準に、大きな図でツボの位置を説明しています。
まずは万能ツボとして以下を紹介。
・頭頂部の百会(頭痛、不眠などに特に有効)
・後頭部髪の生え際で僧帽筋上端の天柱(肩こり、集中力改善)
・肩の中央の肩井(肩こり、疲れ目など)
・へそから指4本分上の中脘(胃腸の改善、抗ストレス)
・親指と人差し指の骨の合わさる合谷(目や鼻、肩こりなど万能)
・膝の外側下端から指4本分下がった足三里(疲労回復、冷えの改善)
・内くるぶしから指4本分上の三陰交(血行促進、生理不順など)
・膝の内側のシワの先端の曲泉(血液循環の改善、下痢生理痛など)
・足の中央から少し指側寄りの湧泉(新陳代謝の改善、高血圧、不眠など)
・ウエストライン指2本分下、背骨から指2本分外の腎兪(腎臓)
その後に、疲れや頭痛鼻づまりなど、個別の症状に応じたツボや、美容や体質改善に効果のあるツボも全て写真付きで紹介している。
【感想・考察】
寝違えに効くという「落枕」が超絶気持ち良く、重い酸痛が首まで響く。この情報だけでも99円の価値はあった。(人差し指と中指の付け根の丸い骨の下端を結んだ部分、図がないと説明しにくい。。)
こういう情報は大体はネットで調べられるが、書籍であれば情報がまとまっていて、オフラインでも見られるのは大きな利点だ。筋トレなど動的な情報は動画サイトには敵わないが、まだまだ書籍の存在価値もあるのだとは思う。
【オススメ度】
★★☆☆☆