Kennie の読書録

毎日本を読んで、面白い本を紹介したいと思います。

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!

【作者】

 苫米地英人

 

【あらすじ・概要】

 頭の中にたまっている「ゴミ」を捨てて、集中力・思考力・生産性を高めていこうという内容。

 

・「感情」を捨てる

 抽象度が低いと具体的な事柄に感情が動かされる。ゴールを持ちそこに関わらない事柄はゴミと捉える。幸福な感情を楽しむことはいいが、それを目的としない。感情は「娯楽」と捉える。

 

・「他人のものさし」を捨てる

 自分は他の人とは違うものを見ているが、判断基準を他の人から刷り込まれている。世間体を気にせず「本音でやりたいこと」を持つことで本来のエネルギーと能力を発揮できる。

 

・「これまでの自分」を捨てる

 「未来が過去を意味づける」ので、ありたい自分の姿から今の自分を決める。過去の自分は現在・未来に影響を及ぼさない。未来が最高なら過去も最高。

 

・「マイナスの自己イメージ」を捨てる

 自分自身を言語で認識している。他人や自分自身のネガティブな言葉で悪循環が生じる。他人は自分の過去しか見ていないので、現在・未来の自分には意味がない。自己評価を高めることで自分がいるべき場所も高く規定される。

 

・「我慢」を捨てる

 「have to」でやらせらている間は高いパフォーマンスは出せない。「我慢をしなければ食っていけない」という自己規定は危険。自分がやりたい「want to」に移していく。

 

・「自分中心」を捨て「やりたいこと」を見つける

 目標は今の延長線上ではいけない。現状の延長であれば、コンフォートゾーンは変わらずホメオスタシスが働くため、意識は変化に抵抗する。現状から離れた目標を高い臨場感をもって実感することができれば、ホメオスタシスが変化しコンフォートゾーンが移動していく。結果スコトーマ(盲点)が外れて見えなかったものが見えてくる。

 自分自身の幸せには「他者の幸せ」を実現することが本質的に含まれる。自分の本音にふたをする必要はないが、「自分は何が好きなのだろう」から「自分が何をすれば人は喜ぶだろう」という視点をもてば「やりたいこと」は見つかる。

 

・「恐怖」を捨てる

 現代では「食えなくて死ぬ」ことはまれだし、日常生活で「死と隣り合わせ」となる危険は少なく、アラートとしての「恐怖」は必要がないことが多い。恐怖の勘定に振り回されるよりも「どうしたら恐怖の原因を消せるのか」と具体的な行動をする方がずっと役に立つ。

 

・「論理」を超えてひらめき脳を手に入れる

 論理を追うだけでは途中で詰まってしまうが、全体を把握する「ゲシュタルト能力」を持ち、一を聞いて十を知る飛躍でひらめきを手に入れる。抽象度を上げて知識を増やすことで全体の理解ができる。例えばワインについて知識がない状態では、ワインを飲んでも特徴を把握しにくいが、ワインの全体像を把握すれば初めて飲む種類であっても全体での位置づけや産地、原料などを知ることができる。

 

【感想・考察】

 苫米地氏の書籍では「目標を持ち、今の自分がいる位置とは別の場所にホメオスタシスを移すことで、無意識が自分をそちらに引っ張っていってくれる」という考え方が繰り返し出てくる。理屈としては分かりやすいが「外側の世界に臨場感を持つ」ことはなかなか難しい。

 この作者の他の書籍で「時間は未来から現在に流れてくる」という表現を読んだとき理解できなかった。だが今回は直前に読んだ「MM9」というSF作品で「現在の人々の認識が過去の出来事を神話というフィクションに変える」ことを分かりやすく説き「観測が過去を規定する」という因果律が腑に落ちていたので、スッと理解できた。

 

 

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