Kennie の読書録

毎日1冊本を読み、記録を残したいと思います。

9割の人が知らないプロの常識で説得力のある声をつくる コミュニケーションに自信がつく自然な発声と話し方のコツ

【作者】

 浜田真美

 

【あらすじ・概要】

 

 自分本来の生き生きとした声「ピュアボイス」で自信を持って説得力のあるコミュニケーションを取ることを目的とする。

 

 まず第1章では「聴く」能力を高めることから始める。

相手の声を聞き取ることがコミュニケーションの基本。また自分の声を録音して聴くと、骨伝導などの影響で違う声に聞こえ最初は違和感があるが、自分の声を受け入れられるようにしていく。「聴く」ときは右耳を優先させ、耳の位置が上にあるイメージで聴く。

 

 

 第2章では「声を出す」ための心と体の鍛え方について解説する。

 

 声が思い通りに出せない理由として、以下のような点が挙げられている。

・声を出すのに力んでしまい、咽喉周辺の筋肉が緊張している。

・舌がうまく動かないため、滑舌が悪く鼻にかかる声になる。

・自分の話を押し出す自信がなく、声がこもってしまう。

・自分の声が醜いと自分で呪いをかけている。

 

 声は骨に響いて伝わる。体の中の空間(頭、鼻、口、首、胸、胃、骨盤)で共鳴して、体全体が楽器のように響く。自分の声を聞くときは骨伝導の影響が大きいが、他者の声を聞くときも骨の振動を受け取っている。力まず体全体を共鳴させるのが良い声。

 

 良い声を出すためのポイントとして以下の点を挙げる。

・良い姿勢

 若干顎を引き頭が浮いたようなイメージ。首から背中、腰まで脊椎を意識する。肩を下げて胸を開く。気をつけではなく自然な体勢。座ったときは下半身が「無い」いめーじで。

 

・深い呼吸

 腹式呼吸だが、背中を意識する。呼吸に乗せて声を飛ばす。

 

・骨の共鳴を意識する

 まずはハミングで骨の振動を感じる。脊椎全体に共鳴させ、その振動を呼吸に乗せて飛ばす。

 

 ついでシーンごとのテクニックについて解説。主なものを挙げると、

・電話の場合:特に姿勢を正しく「少し軽めに、高めに、遠くに届ける意識」

・交渉ごとの場合:右半身が重なるようにしお互いの声を右耳で聞く。

 

【感想・考察】

 コミュニケーションでは、話す内容以上に態度や声などで伝わることが多いという。「声」は特に意識できないことが多いが「何となく作為的な声」を聞くと、それだけで信用できない感じがしてしまう。自然なのびのびした声で気負わずに話すことは大きな意味があるだろう。

 本書のポイントは「自分と相手の声をよく聴くこと」、「力まずに骨の共鳴を利用して響きを相手に投げかけるイメージ」で話すということ。少しずつ意識して練習してみよう。