首・肩の頸椎症は自分で治せる!
【作者】
酒井慎太郎
【あらすじ・概要】
整体師である著者が頸椎症の改善について解説した本。
・「筋肉疲労」が「首の関節異常」に移行すると頑固な「頸椎症」となる。さらに進行すると神経が頸椎に干渉する「椎間板ヘルニア」に移行し、腕のしびれ等も発症する。一層悪化すると「頸髄症」に至り歩行障害などにも繋がる。
・「椎間板ヘルニア」は手術をせずに保存的に改善できる例がほとんど。「頸髄症」であっても体操などで改善できる。
改善策として下記の5つの運動を提唱。
①いないいないばあ体操(首・肩の筋肉を緩める)
手のひらを前にして腕を高く上げ5秒キープ
胸を開くように腕を下げる
顔の前で両ひじをつけて5秒キープ
両腕を後ろに引いて胸を開き5秒キープ
②あご押し体操(ストレートネックの改善)
背筋を伸ばして座りあごを突き出す
親指人差し指であごを押し込む
③頸椎横突起つかみ体操
首の骨の横の出っ張りを探して掴み前後に揺らす
④首のテニスボール体操
テニスの硬球2つをテープ等で固定し、首の後ろに当て寝っ転がり、頭と首の境をマッサージする。
⑤腰のテニスボール体操
上と同じテニスボールを腰の尾骨の上のくぼみ居合わせてマッサージする。
そのほか生活習慣の改善策として、
・枕は低め(理想は枕無し)
・パソコンなどは目線が下がらない位置で使う
・スマホを持つ手の脇に反対の手を差し込むと位置が下がりにくい
等も提唱する。
【感想・考察】
最近は首・肩のコリがひどいので改善方法を探している。本書の症例説明などは著者のクリニックの宣伝的なところもあるので流し読みだが、体操や生活習慣改善などの具体的な対策は試してみよう。
首を後ろに傾けてチェックするなど、ヘルニアを患っている人には危険なことも書いており怖いところもあるが、効果がありそうな部分をかいつまんで使うことはできるだろう。
体操は文字での説明は難しいですね。。。
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