【作者】
ごみたこずえ
【あらすじ・概要】
図書館職員が古くなった本を処分しようとしたところ、高齢の職員から止められ「私はかつてこの本に救われたんだ」と言う。
その本は数十年前に、ある男が娘に贈ったものだった。男は娘が生まれ長くはいきられないことを知る。全ての苦しみを封じ込めようと、醜い心や地獄の苦しみを本の中に収めたが、最後のページに娘への想いを書き加える。
【感想・考察】
淡々とした描写だが、温かさが伝わってくる。「幸せになってほしい」親の子供に対する思いが、リングのように繋がり人々を救っていく。心が温かくなるストーリー。