毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

マンガでわかる!心理学超入門

【作者】

 ゆうきゆう

 

【あらすじ・概要】

 人間関係や仕事に悩む女性新入社員に、ユウ講師が心理学を応用した実践的なテクニックを教えるというストーリーに乗せて、多岐にわたる心理学用語・理論を説明している。

・PM理論

 上司のタイプの分析などで、P(Performance)目的達成能力とM(Maintenance)集団の維持のどちらに重点を置いているかを見ること。

 

・初頭効果

 第一印象が極めて大事で、悪い印象は覆すのが難しい。

 

・ヒグビーの7つの理論

 記憶をするのに必要な7つの要素。

 ①有意味化

 ②組織化

 ③連想

 ④視覚化

 ⑤注意

 ⑥興味

 ⑦フィードバック

 

・セルフ モニタリング

 周囲の空気を読んで対応的な行動をとる。

 

・好意の返報性

 好意を示されると好意を返す。

 

・ランチョン テクニック

 重要な交渉を会食などをしながら行うテクニック。

 親近感が高まり、美味しい料理によるセロトニン分泌が肯定的な反応を引き出す。

 

・単純接触の原理

 知らない人は警戒するが、単純に会う回数を増やすだけでも好意を抱きやすい。

 

・ハロー効果

 後光効果ともいう。肩書きなどで無意識に高く評価してしまうこと。

 

・主張的反応

 断る方法。アサーティブ。依頼を断ることへの誠実な謝罪。自分の能力ではない外部的な要因でできないことの合理的な説明。代案などの提示。全く主張せずに受けてしまうことは、ノン アサーティブという。

 

・カクテルパーティー効果

 選択的注意。興味を持っていることや自分の名前などは騒がしい場所でも気がつく。

 

・オープンポジション

 相手に向かうときの手足の位置などで、リラックスしているか、不安や拒絶感を持っているのか判断する。

 

・非言語コミュニケーション

 コミュニケーションにおいては話された内容自体よりも、表情や声のトーン、ボディーランゲージなどが大きな意味を持つ。

 

・社会的比較理論

 無意識のうちに自分と周囲を比較し、自分の立ち位置を確認したり判断の基準とする。上を見ると向上心などの動機付け、下を見ることで安心感を得る。

 

・ミラーリング

 相手の好意を真似することで親密感が高まる。飲み物を同時に飲むなどのクロスオーバー、会話の速度などを合わせるペーシング、おうむ返しのバックトラッキングなど。

 

・同調実験

 人は集団の圧力に弱い。周囲が全員違う意見を持つと自分も引っ張られがち。

 

・敵意帰属バイアス

 人の好意に敵意を感じやすい傾向。

 

・イエスのメンタルセット

 最初に簡単な要求でイエスと言わせ、次に本命のお願いをするとイエスと言いやすい。

 

・インタビュー効果

 メモを取る姿勢を見せるだけで、相手に好印象を与える。

 

・叱り方のマナー

 感情的に怒ることと叱ることは別。「すぐに」、「短い言葉で」、「他の人がいないところで」、「性格や人格に触れず」、「他人と比較しすぎず」、「プラスの言葉とセットで」叱ることが必要。

 

・誤前提提示

 例えば相手を誘うとき、「和食とイタリアンのどちらがいいか」と聞くことで、「行くか行かないか」という前提を飛ばしてしまうこと。

 

・片面提示 両面提示

 メリットだけを提示する片面提示と、メリット デメリットの両方を説明する両面提示。相手が吟味をしたいような場合は両面提示の方が信頼を得やすい。

 

・文脈効果

 他愛のない話やプライベートな話から入ることが、相手の心象や反応に影響する。

 

・自己開示

 自分のプライベートや弱み、悩みなどを打ち明けることで信頼を得る。

 

・接種理論

 相手の様々な反応を予測して、心に免疫を用意しておくこと。

 

・ドア イン ザ フェイス

 最初に無理な要求をし、次に妥協したお願いをすると、最初に断った引け目から了解を得やすい。

 

・親近効果

 「高価だけれども高品質」と「高品質だけれど高価」であれば前者の方が好印象。最後に聞いた言葉に強い印象を持つ。

 

・クライマックス法/アンチクライマックス法

 徐々に盛り上げてから結論を話すクライマックス法と、最初に結論を伝えてから説明するアンチクライマックス法。相手が関心を持っている場合はクライマックス法が有効。

 

・一目惚れ

 数秒で一目惚れに落ちるが、一目惚れで結婚したカップルは離婚率が低い。

 

・ボッサードの法則

 近くのものがよく見える。カップルなども近距離に住んでいるケースが多く、遠距離恋愛は維持が難しい。

 

・恋愛の相補性理論

 恋愛の相手に自分にないものを求め、お互いに補い合うという理論。

 

・ポール ウィルソンの実験

 肩書きなどで偉そうな人は実際よりも大きく見える。

 

・ガーゲンの実験

 暗い場所では親密さが深まりやすい。

 

・ロミオとジュリエット効果

 障害が多い方が恋が燃え上がる。

 

・嫉妬のストラテジー

 相手の嫉妬心を煽って、振り向かせるテクニック。

 

・愛の三角理論

 愛は、「親密」、「情熱」、「責任」の3要素で成り立っている。

 

・ネガティブの閾値

 ネガティブの閾値が高すぎると、お互いに我慢するが、閾値が低く喧嘩の多いカップルの方が離婚率は低い。

 

・ルーティン

 決まった行動を取ることで条件付けをして、緊張を和らげたり集中力を高める。

 

・ヤンキーズ ドットソンの法則

 ある程度の緊張感が仕事には不可欠。

 

・逆制止

 緊張とリラックスは両立しないので、緊張する場面で落ち着くことを行う。系統的脱感作方もこの応用。

 

・ペルソナ ペインティング

 別人格を使い分けることで、様々な状況を受け流すこともできる。

 

・成功恐怖理論

 「成功すると不幸が待っている」と考え、無意識に成功を回避してしまう人がいる。

 

・アフォメーション

 現在形でポジティブな内容を宣言し、「予言の自己成就」をはかる。

 

・自己効力感

 自己への有能感でモチベーションを高め成功率を上げていく。

 

・課題の分離

  自分の課題と相手の課題を分け、相手の課題には踏み込まない。アドラー心理学の要諦。

 

【感想・考察】

 最近は、ゆうきゆう氏の良くないニュースも流れているが、面白く分かりやすく伝える能力は高く極めて優秀な人なので、 情報が本当であれば残念。この本自体は浅く広くではあるが、ざっと読んで勉強なった。

 

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