財布はいますぐ捨てなさい
【作者】
金川 顕教
【あらすじ・概要】
ものごとを成し遂げるためには、「なにをするか」よりも「なにをしないか」が大事だとする。
・「成功の方法を知る」よりも「成功の確信を高める」ことが大事だと言う。
・今の環境から新しい環境へ思い切って主軸を移さないと、中途半端に終わる。人には現状維持の引力が強くかかる。
・プライベートな時間に何をするかが大事。まずは、なんとなく過ごしている時間を減らし、夢の実現のために集中するべきとする。
・決断すると精神の力を消費する。自分の中に基準を作り、自動的に判断できるようにしておく。自分がしなくても良いことは極力外出ししていく。
【感想・考察】
「財布はいますぐ捨てなさい」というタイトルはキャッチーだが、実際に財布についての話はあまりない。「現金主義よりカードの方がリスクが低いし、ポイントも貯まるよ」 という程度の内容だった。それよりも、何かを成し遂げるためには集中が必要で、そのためには人間関係も含め無駄なものは容赦無く切り捨てる強さが必要だという姿勢が、メッセージとして伝わって来る。ただ内容的にはオリジナリティーはなく敢えて時間をかけて読むほどの本ではないと感じた。