Kennie の読書録

毎日1冊本を読み、記録を残したいと思います。

ブルースをうたう三本足の犬

【作者】

 いしい しんじ

 

【あらすじ・概要】

 「皮ぶくろ」と名付けられた三本足の犬が、人間の声でブルースを歌い出す。「ソラ」、「キキキ」、「ハンスー」とバンドを組み、世界中を回りライブ演奏をする。とある富豪が「皮ぶくろ」に用意した「ジュークジョイント」会場で最後の演奏をする。

 

【感想・考察】

 「ブルースをうたう三本足の犬」というタイトルは比喩ではなく、そのまま「歌う犬」の話だった。少し平仮名が多くて引っかかりやすい文体や、「皮ぶくろ」が歌う垢抜けない歌詞や、脇役も含めた登場人物の生き様も、「ロック」で「ブルース」な感じが溢れ出してくる。文章だけでロックを感じさせることには感嘆した。文章の世界は深い。