Kennie の読書録

毎日1冊本を読み、記録を残したいと思います。

まんがでわかる 地頭力を鍛える

【作者】

 細谷 功

 

【あらすじ・概要】

 「地頭力を鍛える」を漫画で解説した本。家具メーカのOLが同期から「地頭力」を鍛え使いこなす方法を学び、崖っぷちの状況から重要なプロジェクトを任され成功させる。

 

・思考停止に陥らない

 AIやクラウドコンピューティングの発達で、「知っていること」、「既知の情報を組み合わせ、定型的なアウトプットを出す」ことの価値は下がり、「非定型の問題に対し、考えて結論を出す」ことの重要性が高まっている。

 「知的好奇心」がベース、「論理的思考」と「直感力」がその上に乗る。「仮説思考力」、「フレームワーク思考力」、「抽象化能力」が手段として必要になる。

 

・結論から考える

 フェルミ推定の話で、完璧主義に陥らず、まずは大雑把でも目処をつけ転がし始めることが大事だとする。全ての条件が揃うことなどあり得ず、とりあえずの答えを出すことが必要。

 

・全体から考える

 フレームワーク思考を使い、全体から部分を考えるようにする。フレームワークはそこから外れた尖ったアイディアを拾えないという弱みはあるが、通常の範囲ではメリットの方が明らかに大きい。自分の思考の癖、思い込みから狭い範囲に止まってしまうリスクを回避する。

 

・単純に考える

 具体的な事象の枝葉を切り落とし抽象化する。抽象的な問題に対する本質的な解決を考える。抽象的な解決を具体的な施策に落とし込んでいく。

 

【感想・考察】

 ストーリー部分を除くと、元本と同じメッセージ。ただ、元本の発売から20年が経過し、ITの進展による「単純な知識の蓄積」価値は下がり、「問いを作る力」と「不十分な情報から、考えて結論を出す」能力の必要性は当時よりずっと上がっている。相当の線形の名があったと言える。

 内容自体は同じなので、復習として読み直す感じ。元本を未読の人にとっても、理解しやすい構成になっている。