世界の大富豪2000人がこっそり教える「人に好かれる」極意
【作者】
トニー野中
【あらすじ・概要】
大富豪を例に挙げているが、経済的に恵まれ「幸せ」になるためには、何よりも人間関係が大事だと説く本。
・人に関心を持ち、人の話をよく聞く。
・人の良いところを探し、誉める。
・自分は運の良い人間だと規定し、運の良い人との親交を結ぶ。
・時間は大切。時間を奪う人は相手にされない。
・ Give & Take でまずは与える、与えたことを忘れるくらいがちょうどよい。
・断ることは大事。相手のためにも素早く断る方が良い。
・謝ることはマイナスではない、悪いと思ったら謝罪する。
・「悪い経験」を語るのは、落ち込む人を慰めるときだけ。
・他人のことを気にしない、自分が何をするかに集中する。
・あと1年の命なら何をするか、あと5年の命なら何をするか。
・公に貢献する気持ちが強さになる。
・自分の心のエネルギーに心を向ける。エネルギーを落とすことをしない。
・猛烈に感謝する。人に感謝すれば感謝される人生となる。
【感想・考察】
世界には「幸せな富豪」と「不幸せな富豪」がいるという。当たり前すぎるが人に感謝する気持ちを持ち、自分のやりたいことに熱意を持ち、人や世界を喜ばせることを幸せと感じるような人格を持つ人が「幸せな富豪」となった人々の共通項だと分析している。「したたかで狡猾」な手段で金持ちになっても、幸福にはなれない、というのは間違いないだろう。より良く生きようという気持ちが生まれてくる。