走れメロス
【作者】
太宰 治
【あらすじ・概要】
人を信用しない為政者の横暴に怒りを覚え抗議したメロスは、捕らえられ死罪を申し渡される。メロスは妹の結婚式にでるため3日間の猶予を願い出て、その間の人質としを親友のセリヌンティウスが請け負う。メロスは帰路困難に会い、一度は逃げ出そうと思ったが、最後はセリヌンティウスとの約束を守り、ぎりぎりで死刑場に戻り、友人を解放する。自分が死ぬと分かっても必死で友との約束を守ろうとするメロスの姿に、為政者は人を信じる心を取り戻す。
【感想・考察】
あまりにも有名な作品だが、原作を読むのは初めてだった。分かりやすいメッセージをまっすぐに伝える作品で、メロスの真摯さが美しい。時代を超えて生き残る作品には一読の価値はあると感じた。