毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

10倍速く書ける 超スピード文章術

【作者】

 上阪 徹

 

【あらすじ・概要】

 多作なブックライター上阪氏による伝わりやすい文章を速く各技術についての本。

従来以上に「書く」必要性が高まっているが、文章を書くことに苦手意識を持つ人も多い。普通の文章であれば、美しい表現にこだわる必要はなく、伝わりやすい文章を速く書くためのやり方を伝えたいとの思いから書いている。

 ポイントを箇条書きで書くと以下の通り。

・LINEなど「用件のみ」を伝える文章は速くかける。

・自分が消化していない抽象表現は伝わらない。「当社は良い会社です」というコピーは何も伝えていない。「有給消化率が高い」のか「離職率が低い」のか、「ボーナスが高い」のか、具体的であれば伝わる。

・「起承転結」にこだわる必要はない。ビジネス文書では「結」がまず求められる。

・書く前に「素材」集めから始める。「素材」があれば速く書ける。

・「独自の事実」、「エピソード」、「数字」をキーにすると書きやすい。

・「書く理由」、「真の目的」、「対象者」を明確にする。

・書く対象は、知人の一人をイメージするとよい。

・相手のレベル感を掴んで分かりやすい文章を書く。

・たくさん書いて後で削る方が楽。

・雑談や連想ゲームで素材を膨らませる。

・書き出しの掴みは大事。ここだけは技術を学んでもよい。

・一文を短く。形容詞を極力避ける。不必要な接続詞を避ける。対象者によって専門用語の使い方を意識する。

・遂行は必ず必要

 

【感想・考察】

 この本に記載されている日本語自体が「文章講座」の例になっていて読みやすい。一文が短く、必要な項目が強調され、形容詞が少ない。

 ビジネスでも日常生活でも、文章で意思を伝える機会は多く、伝わりやすい文章を素早く作ることで差が出るのは間違いない。綺麗な知的に見える文章ではなく、一見して分かりやすい文章を身に付けたい。

 

当ブログは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムであ「Amazonアソシエイト・プログラム」に参加しています。