好きなことだけで生きていく。
【作者】
堀江 貴文
【あらすじ・概要】
前半部分は、ホリエモンが主催する HIU(Horie Inovation University) の活動説明が続く。好きなこと、熱中できることが何よりも貴重で、画一的な仕事は今後 AIなどの技術の発展に奪われていくだろう、だから好きなことを好きな様に熱中して行えばいいという趣旨。
本当に熱意を持って働く人が高収入を得て、働きたくない人は無理に働くのではなく、ベーシックインカムなどで最低限の生活を保障すれば良い。働きたくない人がイヤイヤ低賃金で働くのは、社会全体として不幸なことだと見ている。
好きなことに集中するため、時間効率をあげることには力を注いでいる。一部から冷たく見られているかもしれないが、本当にやりたいことをやるために、周囲を気にし過ぎないようにしている。
【感想・考察】
作者は周囲と良好な人間関係を築くことに重点を置いていないので、社会的には不適合な人かもしれない。ただ堀江氏なりの使命感を持って社会に貢献しようという意図は感じられる。我慢して社会に適合することを最優先とする教育や師弟制度にも善悪両面があると思うが、誰かが反論を受けつつも極論を呈することで前に進むということもあるだろう。堀江氏の著作は読んだことがなかったが、1冊は読んでみて良かった。