タモリさんに学ぶ話がとぎれない 雑談の技術
【作者】
難波 義行
【あらすじ・概要】
ゲストのトークを引き出すタモリのやり方をベースに、上手な雑談の仕方を教える。
雑談は決着をつける交渉などとは違い、その場を楽しみ相互の関係をよくするための会話なので、それに応じた技術がある。
まずは聞くことがベース。ボディーランゲージなどのノンバーバルコミュニケーションを意識的に使うなど、純粋なテクニックについての話もあるが、相手に関心を持ち、相手が話したいポイントをじっくり話してもらえるよう導くことが大事。
また、上手に話すためには準備・練習が必要。鉄板ネタを見つけられるようにアンテナを高め磨いてくことが大事。ネタの方向としては「共感を得るもの」、「役に立ったと思えるもの」、「笑えるもの」などが広く受け入れられやすい。
【感想・考察】
自分の話の聞き方で、話題がポンポンと飛んでしまう癖がある。興味が広く色々なことを知りたいという特性によるものだが、人によっては自分の話題に関心が薄いと捉えられている可能性もあると気づき、気を付けることにする。話すこと自体は普通に誰でもできることではあるが、相手の心に刺さる話をするためには、ハートと準備が必要だということも肝に銘じたい。
タモリはあまり関係ないが、話し方のトレーニングには良い本だと思う。