適当論

【作者】

 高田 純次

 

【あらすじ・概要】

 前半は精神科の和田秀樹との対談を通じ、高田純次がなぜ憧れられる存在なのか、分析をしている。「他人に対する関心」が強すぎると統合失調の傾向があるし、「自分に対する関心」が強すぎると鬱の傾向が出る。高田純次は両方のスコアが同じで非常にバランスが良いが、どちらも強く出ていて、ある部分には徹底的にこだわる姿勢が見られる。バランスがよく嫌味にならないが、強いこだわりもあり平凡に落ちることはない。

 この人の半生をみても、妻子を抱えながら演劇のためにサラリーマンを辞め、死ぬほど働いて家族を守ったエピソードなど、自分のやりたいことに対しては徹底的にまっすぐな生き方を通している。

 

【感想・考察】

 高田純次の捉えどころのない適当さには憧れる。不真面目に生きているわけではないと思うし、常に努力と苦労をしているのだろうが、そういった部分を見せずに飄々としたキャラを見せ、毒を吐いても決して嫌味にしない。精神的な余裕と頭のキレが支えているのがよく分かり、近づきたいという思いを抱く。