武器としての書く技術
【作者】
イケダ ハヤト
【あらすじ・概要】
ブログライターの イケダ ハヤト氏が、ブログに書くのに適した文章術から、マネタイズの方法、書くこと自体のメリットを主張している本。
文章の書き方については、以下のようなポイントをあげている。
・ブログの文章はSreet Liveのようなもの、目立たなければ気付かれもしない。
・文章は短く、文も短く。
・毒を含む文であっても本音で。
・まず結論から書き、主張を明確にする。
・〜と思う、〜と考える、などの婉曲表現は腰が引けている。断定表現で。
・ネットの閲覧者母数は膨大、ニッチな分野の方がアクセスを稼げる。
・読者にどういう価値を与えらるかを意識する。
・見出しをつけたり、太字で強調をするなど、一見しての見やすさを考える。
・読者は、忙しく、飽きっぽく、批判的。ストレートな短い表現が望ましい。
・キャッチーなタイトルは有効
数字をつける、コンプレックスワードや権威を使う
(例)朝にするべき5つの習慣、一生モテない人の残念な理由、ハーバード流学習術 などなど
・一つのエントリーには一つのテーマだけにする。
・句点は極力省き、勢いを殺さない。長くなるときは文を分ける。
・改行を多めにして、文字が詰まらないように。
・簡単な言葉で伝える方が難しい。難しい言葉でひけらかすのは愚か。
また、アクセスを増やす方法として、影響力のある人をインフルエンサーを使うことや、記事のストックを増やし、検索エンジン経由での流入を進めることなど、極めて具体的で実際的な内容。
【感想・考察】
驚くほど有意義な本。文章の書き方もネットでのアクセスの稼ぎ方も、マネタイズについても、全てが実際的なアドバイスで、非常に役に立つ。著者は知らなかったが素晴らしい内容だった。
ブログなどでアクセスを増やしたいと思っている人も、人に伝わる文章を書くことを目指している人も、必読の本だと思う。