Kennie の読書録

毎日1冊本を読み、記録を残したいと思います。

SF

小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団

【作者】 瀬名 秀明 【あらすじ・概要】 藤子・F・不二雄漫画のSF作家瀬名氏によるノベライズ作品で、大筋は原作と同じ。 のび太が拾って組み立てたロボット「ザンダクロス」は地球侵略を狙う機械宇宙人の尖兵「ジュド」だった。のび太たちは鏡面世界に「ジ…

エヴォリューションがーるず

【作者】 草野 原々 【あらすじ・概要】 進化をテーマとし古代生物を擬人化した「エヴォリューションがーるず」というソシャゲにはまり、生活の全てをつぎ込み課金に埋もれていった洋子が主人公。 宇宙の始まりの描写から急にソシャゲの説明に移るが、ソシャ…

魔法の色を知っているか? What Color is the Magic?

SF

【作者】 森 博嗣 【あらすじ・概要】 「彼女は一人で歩くのか?」に続くWシリーズ2作目。 百数十年後の近未来で、人工細胞を取り入れた人間はほぼ死ぬことがなくなり、 同時にほぼ生殖することもなくなった。 無機的な機械であったロボットが、有機的な体を…

アリス殺し

【作者】 小林 泰三 【あらすじ・概要】 「不思議の国のアリス」の様な世界の夢を毎日みていた主人公だが、その夢が周囲の何人かと共有されていることに気づく。また夢の世界での死が、現実世界での死にリンクしていることも分かってくる。夢の世界でシリア…

記憶の盆踊り

【作者】 町田 康 【あらすじ・概要】 度々酔って記憶をなくす主人公が、飲まない時も記憶が怪しくなり、昔別れた女性と家族と自分の仕事と、その他諸々が徐々に分からなくなり、周りの人々は誰なのか、自分がしていること、自分自身についても徐々に記憶が…

盤上の夜

【作者】 宮内 悠介 【あらすじ・概要】 囲碁、チェッカー、麻雀、将棋、チャトランガ(古代チェス)といった盤上ゲームに魂ごと持って行かれた人物たちの短編集。独立した短編ではあるが、ジャーナリストの視点から各話の主人公たちを一貫した視点から描い…

彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?

【作者】 森 博嗣 【あらすじ・概要】 近未来、人工細胞により人間がほぼ不老不死となるのと引き換えに、生殖能力を急激に失いつつあった。一方、人造人間である ウォーカロンは最初は機械で作られていたが、徐々に人工細胞が用いられ ほぼ全身が有機物とな…

2

野崎 まど 野崎まど作品の集大成。 創作とは何か、美しいとは何か、面白いとは何か、愛とは何か 何が私たちを動かし、導いていくのか、突き詰められ狂気の一歩手前か あるいは一歩先まで見せてくれる作品。 アムリタから始まり、お面の少女、死なない生徒、…

パーフェクトフレンド

野崎 まど 10歳にして数学の博士課程を取得した天才少女 さなか が 友達とはなにかを、掴まされていく物語。 友人関係をシミュレーションで”理解した”と考える気味の悪さと 数式では表現しきれない”感情”に戸惑う姿は美しい。 後半は超展開だが、作者が人…

小説家の作り方

野崎 まど 若手小説家と彼から小説を学び、「世界で一番面白い小説」を 形にしようとする”紫” の話。 この話でも、どのように知識を得て、それをどのように血肉にしていくのか 知識と経験への強いこだわりが見えるストーリーだった。 ”紫”の正体や目的など、…

死なない生徒殺人事件 〜識別組子とさまよえる不死〜

野崎 まど プロローグで「俺は”人に物を教える”という事を、舐めていたのだ」とあるが 教師としての反省を超えた意味が込められていることに気づいた。 不死となってしたいことは勉強だという。 この作者は”知る”ということに、並ならぬ情熱を持っているよう…

舞面真面とお面の女

野崎 まど アムリタが面白かったので、同じ作者の作品を読んだ。 こちらもミステリー仕立てではあるが、アムリタと同様に特殊能力や超常的な現象をキーにしているので純然たる謎解きを楽しもうという読み方には向かない。 非常に軽いラノベ的な会話の応酬を…

[映]アムリタ

野崎 まど ラノベっぽい雰囲気だが、ミステリとしての構成が素晴らしい。 映画に込められた力は非現実的だが、ストーリーとしてぐいぐいと引き込まれる。 この作者は know の時もそうだったが、天才 を描くのがずば抜けて上手い。 絵コンテを読みながら思考…

know

SF

野崎 まど 数十年後の近未来、情報量とその扱い方が大幅に進化した世界の話。 近年のネット利用の拡大をみるに十分なリアリティーを感じられる設定。 情報量が圧倒的に増え、処理する脳が進化していくことで 神の領域に近づいた少女 ”知る”が知りたかったこ…

マイナス・ゼロ

SF

広瀬 正 タイムマシンのパラドックスを描くSF。 45年以上も前の作品なのに、文体に古さがなく読みやすかった。 時間移動のパラドックスを語るストーリーで、散りばめられた伏線を拾っていくのは気持ちがいい。戦前や終戦直後の生活の描写も詳細かつリアリテ…

四畳半神話体系

森見登美彦 一周目はキャラ立ちしてるけど、退屈なストーリー。 二周目では世代交代による叙述トリックかと思わせて 三周目、4周目で平行世界で話しを畳んだ。 最初はしつこいと思った表現だけど 何度も読むうちに記憶のフックになって 気持ちよくなってく…