毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

文学

『幻覚少女』 根本総一郎

数十年前のトンネル事故で死んだ少女の幽霊が、男子大学生に憑りついて、事故原因を作った政治家への復讐を計画します。復讐ストーリーの裏にある「3つの家族のすれ違いと関係修復」が感動的です。再読なのですが、改めて泣かされてしまいました。 リンク先…

『カラマゾフの兄弟』 フョードル・ドストエフスキー

長すぎるのでとっつきにくい印象があったけれど、ミステリとして読んでも、恋愛小説としても、当時のロシア情勢をめぐる話としても、宗教と魂の解放の物語として読んでも面白いです。 殺された父と、三人の息子+一人の非嫡出子 を、当時のロシア情勢を重ね…

『星やどりの声』 朝井リョウ

偉大だった父が亡くなって数年。父が残した「家族の絆」とともに暮らしてく三男三女の物語です。どんなに幸せな家族でも、時間が経てばステージが変わります。死んでしまった父親はもう変わることができないから、子供たちの背中をそっと押すために奇跡を贈…

『さいはての彼女』 原田マハ

忙しい毎日に追われ心が凝り固まった女性たちを「旅」が癒していく4つの短編小説集です。切羽詰まってくると「旅行なんて行ってる暇はねえ!」となりがちですが、短時間でも短距離でも、今の日常を離れてみることが必要なのかもしれないですね。 リンク先に…

『きみと暮らせば』 八木沢里志

「血の繋がらない兄妹の二人暮らし」と、設定はラブコメ風ですが、どちらかというと淡々とした展開です。登場人物の座右の銘として「花を見て根を思う人になれ」という言葉が紹介され「表面に見えているものは、地に根を張った地道な積み重ねの結果である」…

『純喫茶トルンカ しあわせの香り』 八木沢里志

「純喫茶トルンカ」シリーズ第2弾。 東京谷中の路地裏にひっそり佇む喫茶店トルンカと、そこに集う人たちの物語です。 一方的な憧れだと思っていた恋が相手に力を与えていたり幼馴染を守っているつもりが、本当は自分も守られていたり、職を失った友人を助け…

『100回泣くこと』 中村航

「学生時代に拾った犬が体調を崩す。犬が好きだったバイクの音を聞かせるため、4年間放置していたバイクを直そうと恋人が提案する。牛丼を差し入れ、キャブレターの分解整備を手伝う恋人に、彼は突然プロポーズした」という導入です。何かよく分かります。牛…

『純喫茶トルンカ』 八木沢里志

昭和の匂いが残る東京谷中の路地裏にひっそり佇む純喫茶トルンカが舞台。そこに集う人々が織りなす3つの物語です。それぞれ不完全な人たちが、お互いにお互いを思いやり、少しずつ前に進んでいく様子が丁寧に描かれていて、胸が暖かくなりました。 こちらの…

『どうしても生きている』 朝井リョウ

日常で感じる息苦しさ、違和感を徹底的にリアルに描いている。 分かりやすい因果関係に逃げたり、誰かのせいにして諦めたり、思考停止して無意味にはしゃいでみたり、痛みを無視して「大丈夫」と言ってみたり。生々し過ぎて心が痛い。メンタルが弱っていると…

『夏の終わりに君が死ねば完璧だったから』 斜線堂有紀

身体が金になってしまう奇病を患う女性と、純粋な愛情を証明するため「完全解」を探す少年の物語です。 その時、二人が死んでいれば「完璧」だったかもしれない。でも完全じゃない世界で生きることもまた素晴らしい。 こちらのリンク先にあらすじと感想を載…

『小説の神様』  相沢沙呼、降田天、櫻いいよ、芹沢政信、手名町紗帆 、野村美月、斜線堂有紀,、紅玉いづき

8人の作者さんによる「小説の神様」をテーマにしたアンソロジーです。 作家目線だったり、書店員だったり、読者だったり、編集者だったり、それぞれの作者が様々な視点から「小説の神様」を解釈して作品に仕上げています。「本を読むことは自由。どんな解釈…

『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』 山田詠美

長兄を亡くし壊れ始めた家族を取り戻そうと戦う3人の子供たちの物語です。 色々面倒な世の中で、せめて家族とは自然体で気をつかわず接したいと思うけど、綻んでしまったときに目を背けるわけにはいかない、ということですね。 こちらのブログにあらすじと感…

『有頂天家族』 森見登美彦

森見登美彦さんらしい京都ファンタジーの世界で、ユルく生きる狸たちがカッコいい。ただ楽しく生きようとする狸一家が、狸鍋愛好家やライバル狸たちに巻き込まれ、家族の絆で乗り越えていくお話です。 こちらのブログにあらすじと感想をあげました。 読んで…

『青くて痛くて脆い』住野よる

人との距離を保つことをポリシーとする田端楓は、青臭く理想を追い求める秋好寿乃と出会い、理想を追求するためのサークル「モアイ」を立ち上げる。数年後、楓は理想を失い変質してしまったモアイへの復讐を始める。 「君の膵臓を食べたい」のような泣かせる…

『君の話』 三秋縋

「完璧な幼馴染」の記憶は作られたものなのか。記憶を操られても、寄生虫に心を乗っ取られても「僕は僕の幸せを信じてあげるべき」なのですね。 うーん、面白かった。 こちらのブログであらすじ紹介と感想を書きました。 こちらのリンクからみにいってもらえ…

『勝手にふるえてろ』 綿矢りさ

妄想が暴走する「こじらせ女子」が面白い。 「好きになった人(1)か、好きになってくれた人(2)か」で揺れ動くピュアなヨシカが「自分の愛ではなく他人の愛を信じるのは、裏切りではなく挑戦」という決意に辿り着くまで。 こちらのブログであらすじ紹介と感想…

『1リットルの涙』 木藤亜也

脊髄小脳変性症にかかった少女が綴った日記です。 徐々にできることが制限されていく様子が生々しく伝わってきて、読んでいて息苦しくなってきましたが、「生きていること」の奇跡を感じさせれる本でした。 こちらのブログに書評を書いたので、リンク先を読…

『武士道ジェネレーション』 誉田哲也

「武士道シックスティーン」から続くシリーズ集大成。高校生だった香織と早苗が、大学を卒業し次の世代へと橋渡しをしていきます。 今作は「武士道とはいかにあるべきか」が掘り下げられ、メッセージ性の高い内容になっていました。 あらすじと書評をこちら…

『武士道エイティーン』 誉田哲也

「武士道シックスティーン」から続くシリーズ第3弾です。二人の女子高生剣士が3年の時を経て最後の対決をするシーンは感動的。 こちらのブログにあらすじと書評を書いたので、 読んでもらえると嬉しいです! booklet.world

『武士道セブンティーン』 誉田哲也

2人の女子高生剣士の話。 映画化もされた「武士道シックスティーン」の続編です。 離れ離れになった二人が、いつか同じ道で出会う。 感動的なお話でした。 こちらのブログであらすじをまとめたので リンク先を読んでもらえると嬉しいです! booklet.world

『くちびるに歌を』 中田永一

タイトル:くちびるに歌を 作者 :中田永一 成長の物語 ★★★★★ 友情の物語 ★★★★★ 旅立ちの物語 ★★★★☆ 総合オススメ度 ★★★★★ あらすじ アンジェラ・アキの「手紙〜拝啓十五の君へ〜」モチーフにした物語。離島で暮らす合唱部の少年少女たちが、それぞれの人生…

『失はれる物語』 乙一

ありがとう。 わたしたちはお互いに、 何かを与えあったり、 分けあったりしたわけではない。 ただ、そっとそばにいただけ。 それでじゅうぶんだった。 タイトル:失はれる物語 作者 :乙一 オススメ度 切ない物語 ★★★★★ 不思議な物語 ★★★★☆ 優しい物語 ★★★★…

『やり残した、さよならの宿題』 小川 晴央

下手くそでいいじゃない。 無様だっていいじゃない。 でもそれが。最高にかっこいいよ! タイトル:やり残した、さよならの宿題 作者 :小川 晴央 タイムリープSF ★★★★☆ 少年少女の物語 ★★★★☆ ラストどんでん返し ★★★☆☆ 総合オススメ度 ★★★★☆ あらすじ 小学…

『武士道シックスティーン』 誉田哲也

世のためを思い、他人を敬い、精進を怠らない。 その三つを忘れなければ、人はどこでも、いつの時代でも生きていける。 その一つでも欠いたら、生きる資格はない。 タイトル:武士道シックスティーン 作者 :誉田哲也 オススメ度 女剣士の成長 ★★★☆☆ 友情の…

『勿忘草の咲く町で ~安曇野診療記~』夏川草介

「医療は今、一つの限界点に来ている。『生』ではなく『死』と向き合うという限界点だ」 終末医療について考えさせられる話です。 タイトル : 勿忘草の咲く町で ~安曇野診療記~ 作者 : 夏川草介 オススメ度 終末医療を考える ★★★★★ 安曇野の美しさ ★★★★★…

『最後の医者は雨上がりの空に君を願う 上・下』 二宮敦人

「あなたの中に希望がないなら、 あなたのそばにいる誰かの中に、 希望はこっそり隠れている」 がっつり泣かせにくるお話です。。 タイトル : 最後の医者は雨上がりの空に君を願う 作者 : 二宮敦人 オススメ度 医療小説 ★★★★☆ 親子の物語 ★★★★★ 友情の物語…

『だいじな本のみつけ方』 大崎梢

日常系ミステリ × 本好きの気持ち 大崎梢さんの真骨頂。 本がもたらした新しい出会い。 タイトル : だいじな本のみつけ方 作者 : 大崎梢 オススメ度 本が好き! ★★★★★ 日常系ミステリ ★★★☆☆ 青春の物語 ★★★★☆ 総合オススメ度 ★★★★☆ あらすじ 中学二年生の…

『僕は小説が書けない』 中村航、中田永一

タイトル : 僕は小説が書けない 作者 : 中村航、中田永一 オススメ度 青春小説 ★★★☆☆ 恋愛小説 ★★★☆☆ 小説の書き方 ★★★★☆ 総合オススメ度 ★★★☆☆ 青春小説 + 小説の書き方。 あらすじ 高校一年生の高橋光太郎は、文芸部二年生の佐野七瀬に入部を迫られる。…

『小説 天気の子』 新海誠

タイトル : 小説 天気の子 作者 : 新海誠 オススメ度 恋愛ストーリー ★★★★☆ 大人になるってこと ★★★★★ 緻密な伏線 ★★★★☆ 総合オススメ度 ★★★★☆ 君の大丈夫になりたい 君を大丈夫にしたいんじゃない 君にとっての大丈夫になりたい あらすじ 16歳の高校生 森…

『彼女と彼女の猫』 新海 誠、永川 成基

タイトル : 彼女と彼女の猫 作者 : 新海 誠、永川 成基 オススメ度 ねこの気持ち ★★★★☆ 人間の気持ち ★★★☆☆ 世代を超えた絆 ★★★★☆ 総合オススメ度 ★★★★☆ あらすじ ネコから見た人の世界と、人から見たネコたちを描く、4つの連作短編集。 映画「天気の子」…

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