毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

文学

だれかが ぼくを ころさないで

絵本ですが子供向けではありません。 とても重たい。 「人の心を支えるのは誰かに愛された記憶」だという 捉え方によってはとても残酷で厳しい話です。 【タイトル】 だれかが ぼくを ころさないで 【作者】 内田麟太郎 作 黒井健 イラスト 【あらすじ・概要…

ギフト

原田マハさんの短編集です。 各話10ページ程度のごく短い話で 優しく、暖かく、少し切ないけど、前向きで 上手いなぁと思わされました。 【タイトル】 ギフト 【作者】 原田マハ 【あらすじ・概要】 全20話の短編集。 この雨がやんだら 何となくすべてがうま…

ただそこにあなたが

初恋に落ち、初めて家族から離れる女性のお話です。 幼い恋の真直ぐさは清々しいけれど、 やっぱり幸せにはなれそうにないだろうな、 というほろ苦さも感じます。 【タイトル】 ただそこにあなたが 【作者】 吉本ばなな 【あらすじ・概要】 大手印刷会社社長…

「超口語訳」方丈記

「行く河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」 で始まる方丈記の解説書です。 噛み砕いた口語訳にくわえ 書かれた背景の説明や著者の見解もあり すんなりと頭に入ってきます。 【タイトル】 「超口語訳」方丈記 【作者】 濱田浩一郎 【あらすじ・概…

麦本三歩は焼売が好き

「麦本三歩の好きなもの」に収められなかった短編です。 Kindle Singles で短編一話だけ購入しました。 「怖い先輩」「優しい先輩」「おかしな先輩」に加え 「真面目な後輩」が参入します。 【タイトル】 麦本三歩は焼売が好き 【作者】 住野よる 【あらすじ…

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。

ものすごく真っ直ぐな「反戦のメッセージ」です。 定番の「タイムトラベル恋愛もの」で、 人物描写などもあっさりし過ぎているなあ、 とは思うけれど、 力強いメッセージを感じる話でした。 【タイトル】 あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 【作者】 …

山桃寺まえみち

「この世に生まれたときに、目的なんてありましたか」と、 主人公のミラは言います。 流されるように生きながらも自堕落ではなく、 その時々を真剣に生き、周囲の人と真摯に向き合っています。 【タイトル】 山桃寺まえみち 【作者】 芦原 すなお 【あらすじ…

麦本三歩の好きなもの

「無意味と大切じゃないは一緒じゃない。 そして無意味は意味の引き立て役でもない。 無意味な日常があるから、 意味ある日が大切に思える、とかじゃない。 無意味な日々も、意味ある瞬間もどっちも大切で、 それが一番いいということなんだとのんきに思う」…

アレグリアとは仕事はできない

コピー機「アレグリア」と格闘するOL、 地下鉄に乗り合わせた乗客たち、 みんな何かに憤ってます。 「日常あるある系」のコメディー風と思いきや 視線の鋭さが「よくある」レベルじゃなくて 何だか怒りのこもった作品になっています。 【タイトル】 アレグリ…

僕は僕の書いた小説を知らない

敢えて「叙述トリック」を匂わせて 自らハードルを上げるスタイルですね。 でもラスト数十ページはやっぱり良かった。 諦めずに抜いた「ハードボイルド」さんは 一人じゃなかったんですね。 【タイトル】 僕は僕の書いた小説を知らない 【作者】 喜友名トト …

車輪の下で

前途洋々たる若者が、 徐々に救いのない悲惨さに落ち込んでいく 相当暗い話でした。 ストーリー自体は単純ですが 田舎町の自然や、神学校での生活、 ジュース絞りや機械工としての仕事など 繊細な情景描写を通して 少年が大人になる時期の鮮やかな感性と そ…

実存と構造

実存主義、構造主義の本だと思って読んだのですが どちらかというと 文学評論 寄りの内容でした。 20世紀半ば以降の文学に実存主義と構造主義は どのように組み込まれてきたかを解説しています。 カフカ、カミュ、やサルトルなどの「実存」に迫る作品や 神話…

ヴェニスの商人

「古典の翻訳ものは読みにくい」と感じていますが このシェイクスピアは、驚くほど楽しく読めました。 「自分より男の友情を優先する夫に嫉妬して 悪戯して困らせる奥さん」とか 現代のラノベでも使えそうな話です。 数百年を経ても伝わる、人の心の機微の面…

青春SPOOKY!

新潟を舞台とした怪奇小説短編集です。 幽霊とか死体を蘇らせた傀儡とかが出てくるし 結構グロいシーンもあるけれど 不思議と怖さは感じなかったです。 【タイトル】 青春SPOOKY! 【作者】 ヤマダマコト 【あらすじ・概要】 3つの短編集。 青春スプーキー 29…

三月の雪は、きみの嘘

「あるところに、ウソばかりついている女の子がいました」 という絵本の引用から始まる、 どうしても「ウソをついてしまう」少女の物語です。 少女が、自分を縛る「かつてのウソへの後悔」を 周りを囲む優しい人たちの力を借りて 少しずつ解き前進していく姿…

夢の終わりで、君に会いたい。

「いつか、眠りにつく日」に続く いぬじゅん さんの作品です。 前作に続き、人の死が絡む切ないストーリーですが 「生きていることの素晴らしさ」や 「言いたいことは言わなきゃダメ」という思いが 込められているように感じます。 「誰かの期待に沿うこと」…

いつか、眠りにつく日

事故にあった女子高生が「案内人」に導かれ 四十九日の猶予期間に、この世の未練を解消していきます。 「生きていることを大切にしなければ」と感じ、 泣かされる話でした。 【タイトル】 いつか、眠りにつく日 【作者】 いぬじゅん 【あらすじ・概要】 森野…

思い出がきえないうちに

「コーヒーが冷めないうちに」「この嘘がばれないうちに」 に続くシリーズ3作目です。 前作から15年後の世界で、舞台も東京から函館に移っていますが、 またまた変わらず、泣かせにくる作品でした。 【タイトル】 思い出がきえないうちに 【作者】 川口俊和 …

ある男

弁護士の城戸が他人の名前で生活していた ある男「X」の人生を探っていく話です。 その過程で「人間にとって過去とは何か」 「愛とは何か」「家族とは何か」 といったテーマが投げかけられます。 なかなかヘビーな物語でした。 【タイトル】 ある男 【作者】…

これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~

計画通りに進むのが好きで イーブンを愛する経理部の森若さんが 社内各部署の領収書を処理する立場から ちょっとした事件に巻き込まれていきます。 真面目で人に愛されているけれど どこか不器用なところがある森若さんが魅力的です。 【タイトル】 これは経…

現地採用女子!

シンガポールの日系企業で働く現地採用女子と 駐在員家族の闘いの物語です。 海外での生活の様子が良くわかる本でした。 「駐在員もそんなにきらくじゃねえ!」とは 言いたいですが。。 【タイトル】 現地採用女子! 【作者】 小野七夏 【あらすじ・概要】 …

この嘘がばれないうちに

「コーヒーが冷めないうちに」の続編です。 本作も過去に戻れる喫茶店「フニクリフニクラ」での 物語四編の短篇集です。 前作は「過去と他人は変えられなくても 自分と未来は変えられる」という話でしたが 本作は「自分の幸せを願ってくれる人のために 自分…

コーヒーが冷めないうちに

「一杯のコーヒーが冷めない間だけ」 過去に戻ることができる喫茶店で起こった話。 一時期は、やたらと広告を目にしたので 読む気になりませんでしたが、 読んでみると舞台が頭に浮かぶような映像的な描写で 作品世界に浸かることができました。 【タイトル…

モモ

初めて読みましたが、素晴らしい作品です。 児童文学であると同時に、 現代社会の大人たちへのメッセージでもありました。 むしろ大人こそ読むべき本なのかもしれません。 【タイトル】 モモ 【作者】 ミヒャエル・エンデ 【あらすじ・概要】 ある都会の町外…

お父さんのバックドロップ

4つの父と子の物語です。 「親も中身は結構がきんちょだ」 と理解するとき、子供は大人になるのかもしれません。 【タイトル】 お父さんのバックドロップ 【作者】 中島らも 【あらすじ・概要】 子供視点から父親を描く4つの短編集。 お父さんのバックドロッ…

雨やどり

新宿を舞台に繰り広げられる「愚者たちの物語」です。 半村良さんの作品ですがSF的な要素はほぼなく、 バーで顔馴染みたちと一緒に飲んでいるような こじんまりとした暖かさを感じる話でした。 【タイトル】 雨やどり 【作者】 半村良 【あらすじ・概要】 バ…

君はフィクション

中島らも氏による短編集です。 抜群に「格好の良い」生き方が描かれています。 【タイトル】 君はフィクション 【作者】 中島らも 【あらすじ・概要】 12編の短編集。 ホラー的な作品から、1970年代のロックを描いたものなど幅広い。 山紫館の怪 地図を作る…

有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。

タイトルでいっている通りの内容です。 25の有名な文学作品を、 それぞれ10ページ前後の漫画であらすじを追っています。 水木しげる風の絵が雰囲気を出してます。 【タイトル】 有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。 【作者】 ドリヤス…

よるのばけもの

「君の膵臓をたべたい」や「また、同じ夢を見ていた」に続く 住野よるさんの3作目です。 いじめがテーマですが、希望の見える優しい話でした。 【タイトル】 よるのばけもの 【作者】 住野よる 【あらすじ・概要】 夜になると黒い粒子に包まれ ばけもの にな…

恋する寄生虫

極度の潔癖症で 社会に馴染めない男が 一回り近く年下の女子高生と恋に落ちる物語です。 クリスマスイブの夜に通信ネットワークを遮断する 「Silent Night」というワーム型マルウェアを作るくらい 拗らせていた男が、 恋に落ち生きる喜びを取り戻すけれど 単…

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