哲学
ゲーム理論の基本がとても分かりやすく説明されています。複雑な数式などもなく、シンプルでわかりやすい。入門書として最適だと思います。 【作者】 川西諭 【あらすじ・概要】 「2つ以上の主体の意思決定・行動を分析する理論」であるゲーム理論について、…
「普遍的な悩みには哲学がすでに答えを出している」という本です。悩みへの回答というのはあまりに「哲学的」過ぎて直接役に立ちそうではなくて、哲学者たちの思想やそこに至る背景を説明した概説書という趣が強いです。 【作者】 小林昌平 【あらすじ・概要…
哲学史にあるコンセプトを、実用的に「使えるか、使えないか?」で判断して解説している本です。分かりにくい観念も現代の日常に嵌るように説明してくれるので腹に落ちます。とても興味深く面白く読める本です。 【作者】 山口周 【あらすじ・概要】 「哲学…
難解なイメージのある「構造主義」について、ごくごく簡単に解説した本です。ほとんど知識がない状態でも、とても興味深く読めました。 抽象度の高い意味不明な文章を、具体的に噛み砕いて説明していて、すっと腹に落ちる感じが気持ちいい名著です。 【作者…
いくつか仏教に関する本を読んで更に興味が深まってきました。日本では般若心経はとくに有名ですが、ブッダの時代の原始仏教とは大きく異なる密教系の思想がベースになっているということを初めて理解しました。 体系的に説明されていてわかりやすいです。 …
著者が中国赴任時代に禅宗に触れ、六祖恵能の教えを研究していった流れが掛かれています。禅宗の教義について語るというよりも、著者自身の備忘録という感じでした。 【作者】Aは 若島宏造 【あらすじ・概要】 中国禅宗の6代目の祖である恵能禅師の教えを紐…
「科学」が辿ってきた歴史と、今日的な課題について説く本です。内容が凝縮されていて濃すぎる感じがあるので、関連分野の本を読みもう少し学んでみたいと思いました。科学を学ぼうとする人、技術に携わる人は読んでおくべき本なのではないでしょうか。 【作…
禅僧である作者が、竹のようにしなやかに「図太く」生きる方法を説く本です。升野氏の本はどれも清々しくて、読んでいて気持ちが良くなります。 「禅即行動=禅とはすなわち行動である」という作者の言葉通り、一つずつでも実践していこうと思います。 【作…
【作者】 プラトン、納富信留 【あらすじ・概要】 紀元前399年に「神霊のようなものを持ち出し神を敬わず、若者を堕落させている」という罪状での裁判で訴えられたソクラテスが裁判員に対して行った弁明を、弟子のプラトンが記録したもの。 アテネでの裁判は…
【作者】 牧野内大史 【あらすじ・概要】 いわゆる「引き寄せの法則」の解説本。 中国古典の易経の考え方の紹介から始まる。陰陽→四象→八卦というように分岐していくわけではなく、全てがミルフィーユのように重なるように分布している。これは量子力学から…
【作者】 苫野一徳 【あらすじ・概要】 「勉強するのは何のため?」という問いから哲学的な思索まで掘り下げている。 本書のポイントは以下の二点に凝縮される。 勉強するのは「自由に生きるための力をつけるため」 学校という仕組みで教えるのは「自由を相…
【作者】 上田惇生 【あらすじ・概要】 ドラッカーの主要著作の大部分を翻訳し、日本においてその思想を広めてきた上田氏によるブックガイド。ドラッカー本人が著した全作品や、死後に編まれた関連書籍も含め全64冊を紹介している。 冒頭は糸井重里氏との対…
【作者】 ジョン・スチュワート・ミル 【あらすじ・概要】 19世紀初めのロンドンに生まれた功利主義哲学者による著作。功利主義的観点から自由論を語る。 ポイントとなるのは以下の二つ。 ・「個人は、自分の行動が自分以外の誰の利害にも関係しないかぎり、…
【作者】 許 成準 【あらすじ・概要】 孫氏の兵法を現代語訳し、現代での戦争であるビジネスに当てはめ解説している本。 孫子の構成に合わせ13編に分け解説している。私自身が役に立つと感じた高項目は以下の通り。 ・戦いは慎重に行うこと どのような決着を…
【作者】 ソウ/ゆうきゆう 【あらすじ・概要】 アドラー心理学の中心となる考え方を抽出し、ゆうき先生の解釈を加えわかりやすく説明している。項目として以下のポイントを挙げている。 ・「原因論」ではなく「目的論」 何かの原因で今の現象があるのではな…
【作者】 岸見 一郎、古賀 史健 【あらすじ・概要】 自分に自信がなく生きることに悩む”青年”と、アドラー心理学を信奉する”哲人”の対話形式で進む本。非常に内容が濃い。 ・原因ではなく目的によって状態は発生している。 例えば、「過去に起こったトラウマ…