毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

哲学

『NHK「100分de名著」ブックス 荘子』 玄侑 宗久

タイトル : NHK「100分de名著」ブックス 荘子 作者 : 玄侑 宗久 オススメ度 分かりやすさ ★★★★☆ 清々しさ ★★★★★ 有用性 ☆☆☆☆☆ 総合オススメ度 ★★★★☆ 完全な受け身こそが自由。無為こそが純粋な生命。 要約 「荘子」 について 荘子という人物は紀元…

『マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する』 丸山 俊一

欲望の時代に立ち向かう「新実存主義」を提唱するマルクス・ガブリエル氏の言行録です。ポストモダンの思想家に感じるシニカルさを超えて、人間に対する愛と信頼を感じさせます。 タイトル:マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する 作者 :丸山 俊一 オ…

『「無理」の構造 ―この世の理不尽さを可視化する』 細谷功

私たちが「世の理不尽さ」を感じるのは「理」え根本的に誤解していることが理由の一つだとし、本書では特に「対称性の錯覚」に着目していきます。 タイトル 「無理」の構造 ―この世の理不尽さを可視化する 作者 細谷功 あらすじ・概要 対称性の錯覚 例えば「…

『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』 飲茶

「史上最強の哲学入門」の第2弾です。西洋の哲学史を解説した第1弾に続き、東洋哲学についての入門書です。 西洋哲学とは性質の違う東洋哲学を、別のアプローチで説明しようとしています。入門書ではあるけれど飲茶さんの他の本を先に読んでおいた方が理解し…

『史上最強の哲学入門』 飲茶

哲学の本なのに参考文献筆頭が「グラップラー刃牙」というのは中々ファンキー。「真理」「国家」「神様」「存在」というテーマに分けて、各時代の哲学者たちが、より優れた「真理」を求めてきた闘いが開設されています。 飲茶さんの本は本当に分かりやすいし…

『あたらしい哲学入門 なぜ人間は八本足か?』 土屋賢二

土屋氏の大学での講義を本にまとめたものです。 タイトルの「なぜ人間は八本足か?」をみて「相変わらずナンセンスなギャグが好きだなぁ」と思ったのですが、本書を読み印象が変わりました。 「無意味な言葉を積み上げることのバカバカしさ」を笑い飛ばすこ…

『14歳からの哲学入門 「今」を生きるためのテキスト』 飲茶

飲茶さんの「哲学的な何か、あと科学とか」が大変面白く、コメントでも紹介いただいたこちらの本も読んでみました。 タイトルに「14歳からの」とあるけれど、14歳向けの本という訳ではありません。哲学は14歳くらいで経験する「中二病」が入った「極端で幼稚…

『哲学的な何か、あと科学とか』 飲茶

「科学哲学史」というと難しそうですが、驚くほど分かりやすい本でした。 「正しいとは何か」を科学的に追求し哲学的な問題にぶつかります。デカルト数百年におよんで追求されてきている流れを説明し、新たな科学的発見などがどのように影響しているのかを本…

『プラグマティズム入門』 伊藤邦武

哲学としてのプラグマティズムについて、その源流から現代の流れまでを解説する入門書です。 人によって重点が違いますが、大筋としては「西洋哲学史では『不変で確実な真実』追い求めてきたけれど、どうやら怪しい。現実に即して役に立つものが真実でいいん…

『池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」』 池上彰

近年改めて注目されているマルクス「資本諭」ですが、分かりにくいレトリックが多く難解な書物とされています。 池上彰さんらしく、とても分かりやすく噛み砕いて説明してくれています。 「人間の労働があらゆる富の源泉であり、資本家は、労働力を買い入れ…

『アナキズム入門』 森元斎

18世紀末のフランス革命前後から20世紀半ばまで、アナキズムを牽引した人物の紹介し、その思想を伝えていきます。 「権力者はろくなことしねぇ」というのはその通りと思うけれど「権力がなければ、自然にうまくいく」というのは楽観的過ぎると感じます。 情…

社会心理学講義 ──<閉ざされた社会>と<開かれた社会>

集団と個人の関係を読み解く 社会心理学についての講義です。 「決定論」的な立場を取りながら、 社会の「虚構」を肯定的に捉え、 「同一性」と「変化」の矛盾に切り込んでいます。 学際的で話が飛ぶところもあるのですが 主張がはっきりしているので内容は…

実存と構造

実存主義、構造主義の本だと思って読んだのですが どちらかというと 文学評論 寄りの内容でした。 20世紀半ば以降の文学に実存主義と構造主義は どのように組み込まれてきたかを解説しています。 カフカ、カミュ、やサルトルなどの「実存」に迫る作品や 神話…

サルトル 失われた直接性をもとめて シリーズ・哲学のエッセンス

サルトルの考え方を「簡単に」 説明する本とありますが 哲学的な言い回しは、私にとって まったく「簡単」ではありませんでした。。 それでも、実存主義の考え方の外枠は 何となくわかったような気がします。 【タイトル】 サルトル 失われた直接性をもとめ…

考える教室 大人のための哲学入門 NHK出版 学びのきほん

プラトン、ルネ・デカルト、ハンナ・アレント、 吉本隆明 たちの著作を題材に 「本と対話し、自分の考えを深めていくこと」を説く本です。 分かりやすい哲学入門書でした。 【タイトル】 考える教室 大人のための哲学入門 【作者】 若松英輔 【あらすじ・概…

生きて死ぬ私

脳科学者 茂木健一郎氏のエッセイです。 意識とはニューロンの発火に過ぎないのか、 だとしたら認識のもとになるクオリアとは何なのか、 といった考察から始まり、 茂木氏の個人的経験も含めた持論を展開しています。 【タイトル】 生きて死ぬ私 【作者】 茂…

てつがくフレンズ 女の子の姿になった哲学者たちの哲学教室

「古代ギリシアを中心とした哲学者たちが 美少女キャラ化して学園生活を送る」という内容です。 前半は著名な哲学者の思想を紹介する 「マンガで分かる!哲学入門」のノリだったのですが 後半で近代・現代の思想とぶつかる中で 「人間とは何か」を問う物語に…

われ笑う、ゆえにわれあり

バカバカしく笑えるエッセイです。 屁理屈の多彩さに哲学者の神髄を見た気がしました。 「深い洞察風の単なる屁理屈」に憧れます。 【タイトル】 われ笑う、ゆえにわれあり 【作者】 土屋賢二 【あらすじ・概要】 コメディ的エッセイなので「あらすじ」は書…

幸・不幸の分かれ道

不幸のスペシャリストとして 「厳密な思考」と「ユーモア」を日本の柱とした 「不幸を軽減する方法」を説く本です。 モノの見方や受け止め方を広げるような視点です。 【タイトル】 幸・不幸の分かれ道 【作者】 土屋賢二 【あらすじ・概要】 当たり前に縛ら…

NHK「100分de名著」ブックス 孔子 論語

政治イデオロギーとして利用されてきた 「儒教」としてではなく 「孔子の本来の意図を推察しながら 論語を読んでみましょう」という本です。 とても分かりやすい解説書になっています。 【タイトル】 NHK「100分de名著」ブックス 孔子 論語 【作者】…

ゲーム理論の思考法

ゲーム理論の基本がとても分かりやすく説明されています。複雑な数式などもなく、シンプルでわかりやすい。入門書として最適だと思います。 【作者】 川西諭 【あらすじ・概要】 「2つ以上の主体の意思決定・行動を分析する理論」であるゲーム理論について、…

その悩み、哲学者がすでに答えを出しています

「普遍的な悩みには哲学がすでに答えを出している」という本です。悩みへの回答というのはあまりに「哲学的」過ぎて直接役に立ちそうではなくて、哲学者たちの思想やそこに至る背景を説明した概説書という趣が強いです。 【作者】 小林昌平 【あらすじ・概要…

武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50

哲学史にあるコンセプトを、実用的に「使えるか、使えないか?」で判断して解説している本です。分かりにくい観念も現代の日常に嵌るように説明してくれるので腹に落ちます。とても興味深く面白く読める本です。 【作者】 山口周 【あらすじ・概要】 「哲学…

寝ながら学べる構造主義

難解なイメージのある「構造主義」について、ごくごく簡単に解説した本です。ほとんど知識がない状態でも、とても興味深く読めました。 抽象度の高い意味不明な文章を、具体的に噛み砕いて説明していて、すっと腹に落ちる感じが気持ちいい名著です。 【作者…

NHK「100分de名著」ブックス 般若心経

いくつか仏教に関する本を読んで更に興味が深まってきました。日本では般若心経はとくに有名ですが、ブッダの時代の原始仏教とは大きく異なる密教系の思想がベースになっているということを初めて理解しました。 体系的に説明されていてわかりやすいです。 …

本来無一物: 恵能宗入門書

著者が中国赴任時代に禅宗に触れ、六祖恵能の教えを研究していった流れが掛かれています。禅宗の教義について語るというよりも、著者自身の備忘録という感じでした。 【作者】Aは 若島宏造 【あらすじ・概要】 中国禅宗の6代目の祖である恵能禅師の教えを紐…

科学哲学への招待

「科学」が辿ってきた歴史と、今日的な課題について説く本です。内容が凝縮されていて濃すぎる感じがあるので、関連分野の本を読みもう少し学んでみたいと思いました。科学を学ぼうとする人、技術に携わる人は読んでおくべき本なのではないでしょうか。 【作…

傷つきやすい人のための 図太くなれる禅思考

禅僧である作者が、竹のようにしなやかに「図太く」生きる方法を説く本です。升野氏の本はどれも清々しくて、読んでいて気持ちが良くなります。 「禅即行動=禅とはすなわち行動である」という作者の言葉通り、一つずつでも実践していこうと思います。 【作…

ソクラテスの弁明

【作者】 プラトン、納富信留 【あらすじ・概要】 紀元前399年に「神霊のようなものを持ち出し神を敬わず、若者を堕落させている」という罪状での裁判で訴えられたソクラテスが裁判員に対して行った弁明を、弟子のプラトンが記録したもの。 アテネでの裁判は…

引き寄せない法則―うまくいく人だけが知っている本当の引き寄せの法則

【作者】 牧野内大史 【あらすじ・概要】 いわゆる「引き寄せの法則」の解説本。 中国古典の易経の考え方の紹介から始まる。陰陽→四象→八卦というように分岐していくわけではなく、全てがミルフィーユのように重なるように分布している。これは量子力学から…

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