毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

ミステリ

クリスマスに少女は還る

クリスマス前に誘拐された少女たちと 十数年前の殺人事件に囚われ続けている大人たちの物語です。 読後に、タイトルが素晴らしいと思いました。 【タイトル】 クリスマスに少女は還る 【作者】 キャロル・オコンネル 【あらすじ・概要】 クリスマスを間近に…

ひとつむぎの手

知念美希人さんによる、医療ミステリです。 スーパードクターや死神が出てくるわけでもなく 医師や患者たちの葛藤が淡々と描かれる人間ドラマでした。 「神様のカルテ」とかが好きな方なら楽しめると思います。 【タイトル】 ひとつむぎの手 【作者】 知念美…

アクロイド殺し

文句なしに面白かったです。 ミステリはネタバレ前に読むのが幸せなので 読まれたことのない方には、 是非とも一読をお勧めします。 【タイトル】 アクロイド殺し 【作者】 アガサ・クリスティー 【あらすじ・概要】 キングズ・アボット村のジェームズ・シェ…

魔眼の匣の殺人 〈屍人荘の殺人〉シリーズ 屍人荘の殺人

屍人荘の殺人シリーズの続編です。 今回も、クローズドサークルでの連続殺人という ベタな「本格推理」的展開にオカルト要素を組み込んでいます。 前作よりも緊迫感があって抜群の面白さでした。 【タイトル】 魔眼の匣の殺人 【作者】 今村昌弘 【あらすじ…

屍人荘の殺人 〈屍人荘の殺人〉シリーズ

外部との連絡が絶たれたペンションで起こる連続殺人事件という まっとうな本格推理小説ですが、 外部との連絡の絶たれ方が斬新だったり その割に登場人物たちが冷静だったりして、 いろいろと「期待を裏切りまくる」面白さがありました。 【タイトル】 屍人…

雨の中を

3篇の掌編ミステリです。 日常の不思議を解き明かす系の話でした。 【タイトル】 雨の中を 【作者】 石持浅海 【あらすじ・概要】 3編の短編ミステリ集。 篠崎百代が語る日常の出来事から、 恋人の須佐達樹が背景にある真相を見抜く 「日常系安楽椅子探偵」…

招かれざる招待客 ライオン探偵永井拓郎

被害者の息子が語り手になるミステリです。 探偵役以外の登場人物たちも、それぞれ クセがあって魅力的です。 初めて読む作者さんですが、期待以上に面白かった。 【タイトル】 招かれざる招待客 ライオン探偵永井拓郎 【作者】 笹田陽平 【あらすじ・概要】…

月の女神に、希望の歌を

「ちょっと変わったタイムリープ恋愛もの」です。 「僕よりも、ずっと先の未来を生きていく本宮美憂さんへ」という導入から、ガツンと引き込まれました。面白いです。 【作者】 ヤマダマコト 【あらすじ・概要】 新潟県の月潟に住む、小学5年生の井浦洋平は…

かがみの孤城

「思春期の生き辛さ」と「救い」が暖かく描かれています。 忘れていた10代の頃の繊細さを思い出し、大人としてどう向かい合うべきか考えさせられます。 エピローグは感涙必至の名作でした。 【作者】 辻村深月 【あらすじ・概要】 中学一年生の「こころ」は…

幸せサプリ

妻を失った男が幼い娘を守りながら生きていく、という感じで始まる話です。 プロットの仕掛けも面白いのですが、妻と娘を守ろうと戦うひたむきな男のストーリーとして、切ない余韻を残します。 最近はこの作者の作品が好きです。 【作者】 高山環 【あらすじ…

空っぽな未来

「誰かを助けたい」、「何かを成し遂げたい」と思うなら、そこに向かう「情熱」が勝負を分けるのだ、という作者の想いが伝わってきました。淡々としたストーリー展開ですが面白いです。 モチーフになっているロダンの「地獄の門」が雰囲気を表しているようで…

神に、いつ降り立つのか聞け

伊坂幸太郎のような雰囲気です。殺し屋たちが繰り広げる殺し合いですが、登場人物たちのキャラクタもあって、暗くならずに楽しめます。勢いがあってテンポよく読めました。 【作者】 栗栖冬月 【あらすじ・概要】 ダービー当日の東京競馬場が舞台。殺し屋を…

夏のストロボあるいは魔法

孤島で行われる大学のミステリ研究会合宿、そこで起こる密室殺人事件。というかなりベタなミステリの舞台設定ですが、最期は全くベタではない余韻を残した終わり方でした。 【作者】 赤井五郎 【あらすじ・概要】 大学のミステリ研究会に所属する中原一彰た…

タイムマシンを教えるために

タイムトラベルSF と 密室ミステリ を一緒に楽しめるお話です。赤井五郎さんの作品にしてはコミカルな雰囲気なのですが、最後まで読んでみると時間を超えた人々の思いが美しく描かれていて、いつも通り寂しさの残る感動を与えてくれます。とても面白い。 【…

アンと青春 和菓子のアン

「和菓子のアン」の続編です! 前作よりも成長したアンちゃんと、変わらず個性的な「みつ屋」の仲間たちの交流にほっこりします。楽しく読めるトリビア系ミステリです。 【作者】 坂本司 【あらすじ・概要】 デパ地下の和菓子屋「みつ屋」でバイトするアンこ…

箱の中の優しい世界

ブロックチェーンをモチーフにしたと思われる「ボックスチェーン」の技術を巡るお話です。 個人情報が情報インフラを担う大手企業に独占されていることの危うさや、膨大な情報の流通が「清廉潔白・品行方正」をヒステリックなまでに追い求める雰囲気の不気味…

チョコレートの天使

「青い月夜」シリーズから好きになった 赤井五郎さんの長編ファンタジーです。ある意味ハッピーエンドではあるけれど、とても切ない終わり方です。 【作者】 赤井五郎 【あらすじ・概要】 虫技師二コラの娘デイジーが事故で死んでしまう。二コラは酒の密売で…

ブックカース

印刷が普及する前の中世ヨーロッパでは本はとても高価なもので、盗難を防ぐため「盗んだもののは呪いがかかる」と書かれる「ブックカース」があったそうです。本作品は、それぞれにかけられた呪いに抗う3人の物語です。 【作者】 高山環 【あらすじ・概要】 …

和菓子のアン

和菓子屋でバイトをするアンと仲間たちが、和菓子にちなんだ謎を解いていく「お仕事系ミステリ」。 「お仕事ミステリ」の職種がどんどん広がりますね。ちょっとした専門知識のトリビアと、人が死なない系の日常系の謎の組み合わせは楽しくて好きですね。 中…

聴き屋の芸術学部祭

4編の短編小説集ですが、2話目の「からくりツィスカの余命」が突き抜けて面白かったです。劇中劇の台本にミステリを仕掛けるという切り口が上手くはまって、頭を使って考える快感を味わうことができました。 【作者】 市井豊 【あらすじ・概要】 人の話を聴…

風、めぐりくる

同じ作者の「山彦」に登場した「戸籍を持たない流浪の民」の物語です。山彦たちの生活や、新潟の街の雰囲気などは前作から引き継いでいるのですが、語り手の視点が大きく入れ替わっていて、全く別の物語になっています。久々に鳥肌が立つくらいの衝撃展開で…

今度君に逢えたら

タイムリープものです。暗くなりがちなストーリー展開ですが、登場人物たちの掛け合いが絶妙で、明るく楽しく読めました。 【作者】 くみた柑 【あらすじ・概要】 16歳の誕生日を目前に控えた麻由美は、母親のめぐみと二人暮らしをしていた。ある日挙動不審…

ある愛の終わり

ドイツ州知事候補の愛人が殺され、女性刑事の二人組が犯人を追い詰めるストーリーです。個人的には移民政策などドイツの政治事情がリアルに伝わってくるのが興味深かったです。 【作者】 マルクス・ヒュネベック 【あらすじ・概要】 ドイツ州知事候補のゾン…

哀しみアプリ

【作者】 高山環 【あらすじ・概要】 両親を知らない天涯孤独の健一は、同じ境遇の千尋と結婚し、娘の藍と3人で平穏に暮らしていたが、突然、妻が交通事故にあったという連絡を受ける。千尋を無くし苦しむ健一だったが、藍との暮らしのために全力を尽くす。 …

17歳のソーシャル・ワーク

同じ作者の「その天使、小悪魔系につき」が面白かったので読んでみました。タイトルには「ソーシャル・ワーク」とありますが、学校での謎を解く探偵ものです。ダブル主人公が魅力的でサクッと楽しく読めます。 【作者】 hirokey 【あらすじ・概要】 17歳のソ…

月の案山子

この作者の作品の世界観にはいつも引き込まれます。 虫が重要な工業材料だったり、砂人形に命を吹き込んだりするような、私たちの住む世界と少しずれた世界が、生々しいリアリティーで描かれています。世界観に浸りるのが気持ちよい作品です。 【作者】 赤井…

魔女の大暗号

暗号解析が軍事・政治的に重要な役割を果たしている中世ヨーロッパ風世界のファンタジー小説です。暗号の技術的な話が面白く、後半には暗号がストーリーに深く関わる鍵となり、スリリングな展開が続きます。是非とも続編が読みたいと思わされる話でした。 【…

ウィンター・ホワイト~広島護国神社前殺人事件~ 弁護士穂積晃シリーズ

先日読んだ「オータム・ブラック」と同じく、現役弁護士によるサスペンス小説です。弁護士の日常や裁判審理の裏側など、細かい部分にリアリティーがあって面白いですね。 【作者】 乙野二郎 【あらすじ・概要】 弁護士 穂積晃の妻 が逮捕された。 友人が殺さ…

屋上の名探偵

著者デビュー作の「名探偵の証明」で、主人公の屋敷に憧れつつ彼に引導を渡した 蜜柑花子 の高校生時代を描く作品です。名探偵蜜柑が痴情のもつれを解決! 【作者】 市川哲也 【あらすじ・概要】 4つの連作短編集。超シスコンの高校2年生 中葉悠介を語り手に…

名探偵の証明 《名探偵の証明》シリーズ

1980年代に活躍したかつての名探偵が、2010年代の名探偵と共に事件を解決する話です。「名探偵」という伝説上の職業が実在したら、こういう悲哀を背負うのだろうか、というハードボイルド寄りのストーリーでした。 【作者】 市川哲也 【あらすじ・概要】 198…

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