毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

ミステリ

ルージュ~硝子の太陽~ 警部補 姫川玲子

「姫川玲子」シリーズ と「ジウ」シリーズのコラボだそうです。 同じ事件を「ジウ」側から見たという 「ノワール~硝子の太陽~」も読んでみたいのですが、 そうなると「ジウ」シリーズも最初から読まないと。。 まあ、楽しそうなのでゆっくり追いかけてみま…

オーブランの少女

全5話でそれぞれ舞台は異なりますが どの話も「少女」の生き様を描いています。 どの少女の、繊細で純粋で強かで 生命力のほとばしるような魅力に溢れています。 女性作者の書く少女は、男性作者視点からのものとは ずいぶん違うものだなあ、と感じさせられ…

まいなす

「タイムマシンも使わず、タイムトリップもせずに 過去を変える方法はあるか?」 「未来を見てきた」という少年の予言で混乱する中、 主人公の舞は 伯父が遺した言葉を胸に 事件の真相を推理していきます。 女子中学生の心情が丁寧に描かれ、 重たいけれど清…

沙高樓綺譚

ちょっと不気味な5つの話が 「沙高樓」の一室で語られます。 百物語の様な舞台設定です。 昭和30年代の雰囲気が伝わってきますね。 明治維新はまだ「歴史」として消化されておらず 第二次世界大戦はリアルに目の前の出来事だった時期。 50~60年ほど前の話で…

ジェリーフィッシュは凍らない 〈マリア&漣〉シリーズ

閉ざされた環境で全員が殺されてしまう 「そして誰もいなくなった」タイプのミステリです。 事件の現場と その数日後の捜査の様子と 事件の十数年前の犯行動機のモノローグの 3つの時間軸が絡まり合う展開で 読み進めるほど謎が深まっていきます。 傑作です…

僕は僕の書いた小説を知らない

敢えて「叙述トリック」を匂わせて 自らハードルを上げるスタイルですね。 でもラスト数十ページはやっぱり良かった。 諦めずに抜いた「ハードボイルド」さんは 一人じゃなかったんですね。 【タイトル】 僕は僕の書いた小説を知らない 【作者】 喜友名トト …

花の下にて春死なむ

舞台になる「香菜里屋」のビールと料理が美味しそうです。 わりと重たくて切ない話が多いのですが こじんまりとしたビアバーの雰囲気がいい感じで それほど酒好きでないのに、一杯飲みたい気分になりました。 「回転寿司でマグロばかり7皿も食べるのは怪しい…

ちあき電脳探偵社

早逝したミステリ作家北森鴻さんの作品です。 小学生向け学習雑誌に連載していたということで 毒のない完全に子供向けの話でした。 小学生の頃の読書の、今と違った楽しさを 思いださせてくれる作品でした。 この作者さんは、普段もっと重めのミステリを 書…

神話ゲーム 歴史バトラーつばさ

「歴史バトラーつばさ 私立ヒミコ女学園「和風文化研究会」」 の続編です。 前作から続く本筋の伏線を豪快に無視したまま さらに風呂敷を広げています。 そこは無視して「歴史ミステリ」を 楽しむのが正解のようです。 【タイトル】 神話ゲーム 歴史バトラー…

インデックス 警部補 姫川玲子

「ブルーマーダー」 に続く 姫川玲子シリーズ7作目です。 今回は短編集です。 じっくりと書かれる長編も良いのですが 誉田さんの作品は短編もいいですね。 ちょっと不気味さとかやるせなさを感じる話も 短くサクッと落としてくれるので気持ちがいい。 解散し…

カラット探偵事務所の事件簿 2

「種明かしのない叙述トリック」ですね、 この本だけだと。 前作「カラット探偵事務所の事件簿」の後に読むと 最終話が違った見え方になるでしょう。 前作のオチをみて続編は無いものと思っていたけれど 上手に感動的なまとめ方をしてきてます。 乾くるみさ…

歴史バトラーつばさ 私立ヒミコ女学園「和風文化研究会」

「閑さや 岩にしみ入 蝉の声」で 蝉の声が静かなのではなく、 人々が静かになっていたということ?? いい加減な設定と軽いノリの学園コメディーですが 割ときっちりと考察された歴史の謎が出てきます。 作者の鯨統一郎さんは 「邪馬台国はどこですか?」と…

虹の歯ブラシ 上木らいち発散

「〇〇〇〇〇〇〇〇殺人事件」で登場した 援助交際探偵 上木らいち の物語です。 エロミステリの連作短編集と見せかけて メタ的な仕掛けをぶち込んできています。 光をプリズムで分散させるように 角度によって「ハサミ葉桜イニシエーション」的に 姿を変え…

ブルーマーダー 警部補 姫川玲子

姫川玲子シリーズの6作目です。 犯人側の「強いダークヒーロー感」と 姫川が「苦しみ葛藤しながらも 守るべきものを守っていく姿」の対比が キレイに描かれていました。 【タイトル】 ブルーマーダー 警部補 姫川玲子 【作者】 誉田哲也 【あらすじ・概要】 …

グリーン家殺人事件

古典ミステリとして有名なので読んでみました。 正直、話が長すぎるのと翻訳の古さで どうにも読みにくかったです。。 ただ、100年近く前の作品であることを思うと 当時としては斬新だったのだろうし 今のミステリに与えている影響も大きいのでしょう。 【タ…

毒入りチョコレート事件

「真実はいつも一つじゃない!」 ミステリの結末なんて、いくらでも恣意的に コントロールできるよね という少々自虐的なミステリです。 ミステリを論理パズルとみてはいないので、 作者の仕掛けた罠にはめられたり キレイな伏線回収があったりして 楽しく読…

愚者のエンドロール 「古典部」シリーズ

「ひとの亡くなるお話は、嫌いなんです」と 本書のラストで 千反田える が語っています。 米澤穂信さんの作品には、 割と不気味な話が多いと思っていたのですが 「人の死なない日常系ミステリ」も上手いですね。 「ミステリを書いた人の考えを推理するミステ…

感染遊戯 警部補 姫川玲子

「姫川玲子シリーズ」ですが 玲子はほとんど出てきません。 玲子と相性の悪い 勝俣、 シンメトリーの短編で登場した元刑事の倉田、 玲子チーム解散の後、他部署で働く葉山、 前作までに出てきた脇役刑事たちがメインになります。 独立した短編集かと思いきや…

レジまでの推理~本屋さんの名探偵~

本屋さんを舞台にした「日常系ミステリ」です。 大崎梢さんの「成風堂シリーズ」などもそうですが 作者さんの「書店愛」の強さをヒシヒシと感じます。 まあ私も本屋さんは大好きです。 本を探すのはやっぱり本屋さんが一番楽しい。 【タイトル】 レジまでの…

レンタル探偵は探偵に向いてない

自分は動かないで「推理力を貸す」探偵事務所のお話です。 登場人物が少な目で関係が分かりやすく 色々な出来事がテンポよく起きていくので かなり長い割にはサクッと読めました。 【タイトル】 レンタル探偵は探偵に向いてない 【作者】 初瀬明生 【あらす…

浜村渚の計算ノート

「円周率が3.05より大きいことを証明せよ!」 に本気で取り組んだりして 読むのにむちゃくちゃ時間がかかりました。。 「3より大きい」なら簡単なんだけど。。 数学教育を守りたいテロリストと 数学を愛する女子中学生との戦いを描く ライトなミステリです。…

エチュード

2編の短編集ですが、両方とも怖いです。 ホラー的な怖さではなくて 会話や発言の中の矛盾や不自然さを見付けて 相手のウソや隠された真実を暴くのが 何故かとても怖いと感じます。 同じ作者さんの「Fire Marks」でも 犯人の発言から真実を見抜いていたので…

インビジブルレイン 警部補 姫川玲子

シリーズ4作目ですが、姫川玲子が今までで一番格好良い! いくつもの葛藤を超えて大きな成長を見せてくれました。 【タイトル】 インビジブルレイン 警部補 姫川玲子 【作者】 誉田哲也 【あらすじ・概要】 暴力団員の「小林充」が殺され、 姫川玲子たち捜査…

掟上今日子の挑戦状

「本を読んで、教訓を得ようとか、学ぼうとか、 この先に生かそうとか、そんな風に構えることはないんですよ。 面白いことを考える人がいるなーって、 ただそう思って本を閉じればいいんですよ」 と作中の探偵 掟上今日子が語ってます。 西尾維新さんはそう…

灰は灰へ:Ashes to Ashes 伊達町サーガ

北海道の伊達町を舞台とした3つの短篇集です。 SF、ホラー、エロ、ミステリ等々をまぜこぜにしたような 夢の中に取り残されたような不安を感じさせる話です。 どの話でも兄弟・姉妹のつながりが 描かれているのは共通要素で、 どこかで繋がっているように見…

理由(わけ)あって冬に出る 市立高校シリーズ

壁に塗り込められた「壁男」の幽霊の謎を解く 高校を舞台としたミステリです。 幽霊が冬に出る理由が、タイトル通りちゃんとあります。 コミカルで楽しく読めるお話でした。 【タイトル】 理由(わけ)あって冬に出る 市立高校シリーズ 【作者】 似鳥鶏 【あ…

これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~

計画通りに進むのが好きで イーブンを愛する経理部の森若さんが 社内各部署の領収書を処理する立場から ちょっとした事件に巻き込まれていきます。 真面目で人に愛されているけれど どこか不器用なところがある森若さんが魅力的です。 【タイトル】 これは経…

Fire marks

久々に Kindle Unlimitedに登録したので 初めての作者さんの作品を読んでみました。 こういう「粗削りだけれど熱がある作品」と出会えるのが 読み放題サービスの醍醐味ですね。 勢いがあって引き込まれます。 【タイトル】 Fire marks 【作者】 初瀬明生 【…

シンメトリー 警部補 姫川玲子

姫川玲子シリーズ第3弾です。 今回は7つの短編集で、 前2作の長編とは違うテンポの良さで これもまた楽しかったです! 【タイトル】 シンメトリー 警部補 姫川玲子 【作者】 誉田哲也 【あらすじ・概要】 7編の短編集。 東京 6年前、玲子がまだ品川署にいた…

○○○○○○○○殺人事件

タイトルの伏せ字になっている「ことわざ」部分を当てる 「タイトル当て」ミステリです。 「なんだそりゃ⁉︎」というようなオチでしたが よく見ると謎解きの材料がちゃんと提示されている フェアな推理小説で、なかなか楽しめました。 【タイトル】 ○○○○○○○○…

当ブログは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムであ「Amazonアソシエイト・プログラム」に参加しています。