Kennie の読書録

毎日1冊本を読み、記録を残したいと思います。

ミステリ

天使像の祈り その他の短編

【作者】 赤井五郎 【あらすじ・概要】 8つの短編小説集。 ・五月の涙 家から富士山が見えるなら富士山からも家が見えると思っていた子供の頃、富士山から家にいるはずの母親に向かって手を振った。大人になり自分を大切にしてくれる人と過ごす5月のある日、…

クラリネット症候群

【作者】 乾くるみ 【あらすじ・概要】 2つの中編小説による本。 ・マリオネット症候群 女子高生の里美は夜中目覚めると自分の体を動かせなくなっていた。誰かに体のコントロールを奪われ、体に干渉できず精神だけが残っている状態になる。 翌日、学校に行く…

血か、死か、無か

【作者】 森博嗣 【あらすじ・概要】 今から百数十年後の世界を描く Wシリーズの第8弾。 エジプトで「初めて人を殺した人工知能」と言われる「イマン」が、人間と敵対した人工知能ベルベットと交信していたことが確認された。外部とのネットワーク接続が完…

月なき夜の幸せなこと

【作者】 赤井五郎 【あらすじ・概要】 『青い月夜の特別なこと』の続編。世界の成り立ちや、登場人物の関係を理解するためには前作から順番に読む必要がある。 翡翠教団の副高師は、独占してきた秘術を教団とは無関係の虫薬剤師が使っている可能性に気づき…

青い月夜の特別なこと

【作者】 赤井五郎 【あらすじ・概要】 虫を使った文化を発展させた世界の話。薬品や燃料もから取り、刃物などの武器も甲虫から作り出している。 探偵の双一郎と助手の京子は、武器の扱いで財を成したバトルシュ・クスティモールから調査依頼を受ける。虫薬…

ココロ・ファインダ

【作者】 相沢沙呼 【あらすじ・概要】 写真部員の女子高生、ミラ、秋穂、カオリ、シズ4人のそれぞれの視点から語る4編の短編小説集。 ・コンプレックス・フィルタ ミラが語り手。 ミラはカオリと親しくしているが、自分の容姿に自信が持てず、可愛らしく誰…

踊るジョーカー 名探偵音野順の事件簿

【作者】 北山猛邦 【あらすじ・概要】 気弱で引き籠り気味の名探偵「音野順」とマネージャ兼語り手の「白瀬」による、「本格ミステリ」短編集。 踊るジョーカー とある資産家が地下室で刺殺される。死体の周りにはトランプが散らばり、凶器のナイフにもトラ…

あなたがさっき食べたのは、ボクのお母さんです

【作者】 地球まるい 【あらすじ・概要】 6編の不思議な話を集めた本。 ・願いをかなえる悪魔 悪魔が封印された壺を男が明けてしまう。 悪魔は封印を解かれた謝礼を男に申し出るが、「世界が良くなる方向の願いを叶えてはいけない」という縛りがある。男が何…

目撃証言

【作者】 西村健 【あらすじ・概要】 昭和の三池炭鉱で起きた傷害致死事件を倒叙形式で語る短編ミステリー。 三池炭鉱で働く労働者 十時が語り手となる。新任の警察官が15年近く前に起きた死亡事件を追求する。 当時は大規模なストライキに対し会社が揺さぶ…

名探偵に薔薇を

【作者】 城平京 【あらすじ・概要】 「小人地獄」の因果を巡る、前後編2部構成のストーリー。 第一部の「メルヘン小人地獄」は、警察やマスコミに送られた不気味なストーリーから幕を開ける。「小人を殺して毒薬を作る博士がいた。小人は復讐しようとしたが…

福家警部補の報告

【作者】 大倉崇裕 【あらすじ・概要】 犯行現場の描写から始まり、福家警部補がどのように犯人に迫っていくかを主に犯人側の立場から描く倒叙型ミステリー3編の短編集。 「禁断の筋書き」 漫画家みどりの成功を妬んだ友人真理子が出版社に入りみどりを潰し…

その話を聞かせてはいけない

【作者】 道尾秀介 【あらすじ・概要】 家族と共に中国から移住してきた马珂は、学校でも家でも孤独を抱えていた。追い詰められた時、落ち込んだ時に姿を現す鬼と目を合わせないよう生活していた。 ある日、文房具店で店主の老婆が殺されているところを目撃…

探偵少女アリサの事件簿 溝ノ口より愛をこめて

【作者】 東川篤哉 【あらすじ・概要】 10歳の少女探偵「綾羅木アリサ」の活躍を、なんでも屋「橘良太」がワトソン訳の語り手となって綴る4編の短編小説集。 ・名探偵、溝口に現る オイルサーディンの過剰発注で仕事を首になった橘良太が、なんでも屋を立ち…

宵闇天化 上・下

【作者】 ヤマダマコト 【あらすじ・概要】 金色天下、天下爛漫 に続く「天下シリーズ」第3弾。化粧などの技術で人の心に影響を及ぼす天下を伝承する 卜部家三姉弟の活躍を描く。今作では卜部家にもう一人の妹が加わり強大な権力との闘いに挑む。 原発稼働反…

天化爛漫

【作者】 ヤマダマコト 【あらすじ・概要】 金色天下の続編。化粧などで他人や自分の精神を操る「天下」という技術を伝承した卜部姉弟が、事件の謎を解く。愛人宅にいた男性と、ストレスから万引きをしてしまう女性が「あいつに見られた」という言葉を残し、…

金色天化

【作者】 ヤマダマコト 【あらすじ・概要】 新潟で自殺件数が急増する。化粧などで人の心に影響を及ぼす「天下」技術を伝承する卜部家の姉弟が調査に乗り出した、街中に貼られたシールが「天下」の技術を自殺を誘発している可能性を突き止める。 背後で動く…

小相撲殺人事件

【作者】 小森健太朗 【あらすじ・概要】 紙相撲の進化版である「小相撲」を使った賭博が行われていた。主催者によるイカサマがバレた日の深夜、アパートの自室で主催者が撲殺されていた。 被害者は「大相撲殺人事件」という本を指差して死んでいた。これは…

マツリカ・マトリョシカ

【作者】 相沢沙呼 【あらすじ・概要】 マツリカシリーズの第3弾。連作短編集だった前作(マツリカ・マジョリカ、マツリカ・マハリタ)とは異なり、長編になっている。 女子テニス部室の天井にある人の顔にシミの写真撮影をマツリカに命じられた柴山。美術…

マツリカ・マハリタ

【作者】 【あらすじ・概要】 前作、マツリカ・マジョリカ に続くシリーズ2作目。前作で出会った男子高校生の柴山と、廃墟ビルに住む魔女のようなマツリカが、学校で起こる謎を解く。 1. 落英インフェリア 学校に「一年生のりかこさん」という怪談が伝わる…

マツリカ・マジョルカ

作者】 相沢沙呼 【あらすじ・概要】 周囲に溶け込むことができない男子高校生、柴山祐希が、学校隣の廃ビルに住む女子高生マツリカと出会い、学園で起こる事件を解いてく4編の連作短編集。(直接的には)人が死なない日常系ミステリ。 1.原始人ランナウェイ…

13・67

【作者】 陳浩基 【あらすじ・概要】 6つの中編小説の連作。香港警察で働いたクワンの人生を2013年から1967年まで遡って描く。 1.黒と白の間の真実 2013年、香港大手財閥の当主が殺された。 クワンは末期がんで昏睡状態にあったが、クワンの部下であったロ…

去年の冬、きみと別れ

【作者】 中村文則 【あらすじ・概要】 2人の女性を殺害したとされ投獄されている写真家「木原坂雄大」。彼に取材しノンフィクションを書こうとしているライターの手記や、木原坂の手紙を並べた構成になっている。 父親の虐待から逃れた木原坂雄大と姉の朱里…

ロートケプシェン、こっちにおいで

【作者】 相沢沙呼 【あらすじ・概要】 午前零時のサンドリヨンに続く酉乃初シリーズ2作目。高校でのイジメの苦しさを描く Red Back のパートと、酉乃と須川が「日常の謎」を解く Blue Backのパートが交互に現れる。前作の最後でずいぶん距離が縮まった二人…

午前零時のサンドリヨン

【作者】 相沢沙呼 【あらすじ・概要】 凄腕マジシャンの女子高生 酉乃初と彼女に一目惚れした男子高生の須川が、「日常の謎」を解いていく4編の連作短編集。それぞれの短編は連続していて二人の関係の進展もみることができる。酉乃はマジシャンならではの…

平台がおまちかね 井辻智紀の業務日誌

【作者】 大崎梢 【あらすじ・概要】 大崎梢の書店にまつわるミステリー。書店員の立場から謎を解く「成風堂」シリーズから視点を変え、小規模出版社 明林書房の営業 井辻智紀を主人公とする5作の短編集。 ・平台がおまちかね 井辻は自社のある書籍の売れ行…

バビロン3 ―終―

【作者】 野崎まど 【あらすじ・概要】 バビロンシリーズの3作目。サブタイトルに「終」とあるが、シリーズ最終作ではない。今作では東京地検特捜部の正崎が主人公だった前作から舞台を変え、アメリカ大統領の視点から描く。 日本の「新域」で成立した「自…

バビロン2 ―死―

あらすじ・概要】 前作 バビロン1−女− に続くシリーズ2作目。 高度な自治権を持った「新域」の初代域長に就任した斎は、議会成立前に死ぬ権利を認める「自殺法」の成立を宣言し、直後に64人の集団自殺がネット中継される。 検察官の正崎は警察の協力も得て…

バビロン1 ―女―

【作者】 野崎まど 【あらすじ・概要】 東京地検特捜部の正崎は、薬品の試験に不正があったという薬事法違反の捜査を進めていたが、操作の中で浮かび上がった医師が不可解な「自殺」をする。事件を追ううちに政治家秘書が関与していることが発覚する。 この…

スウェーデン館の謎

【作者】 有栖川有栖 【あらすじ・概要】 雪が深く積もる冬の裏磐梯のペンションに取材旅行に来たミステリ作家の有栖川。 児童文学作家リョウとその妻ヴェロニカが住む「スウェーデン館」を訪れる。夫妻は数年前に当時7歳だった息子のルネを亡くし悲嘆に暮れ…

プラージュ

【作者】 誉田哲也 【あらすじ・概要】 覚せい剤使用で執行猶予中の貴生は、アパートの火災で済む場所を失い、部屋を借りることもできず困窮していた。保護観察官から潤子の経営する「プラージュ」というカフェレストランと兼用のシェアハウスを紹介され住む…