毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

ミステリ

『魔法使いと刑事たちの夏』 東川篤哉

「魔法使いは完全犯罪の夢を見るか」の続編にあたる魔法少女ミステリです。 魔法で犯人に自白させるというのは反則技だけど、そこから立証可能な証拠固めをする段ではちゃんと伏線の貼られたミステリになっています。さすがですね。 タイトル 魔法使いと刑事…

『HELLO WORLD』 野崎まど

野崎まどさんのSF小説です。 同じ作者の作品の「アムリタ」や 「Know」と同じように、完璧に演算可能な世界で、「人の心」はどう振る舞うのかを描き出しています。 一風変わったSF恋愛ストーリーです。 タイトル HELLO WORLD 作者 野崎まど あらすじ・概要 2…

『閻魔堂沙羅の推理奇譚 金曜日の神隠し』 木元哉多

「閻魔堂沙羅の推理奇譚」シリーズ7作目は長編です。 パズル的な推理ゲームがメインの本シリーズには 短編の方が合うと思っていましたが、 長編になって登場人物たちの内面的葛藤が より濃密に描かれていて、中々読み応えがありました。 タイトル 閻魔堂沙羅…

サイレントサード

「オカルトトリック」など、独特の雰囲気を持つミステリを書いてきた八槻翔さんの、ホラー寄りのミステリです。 人の心の弱さを熟知し、そこにつけ込むことを生業とする詐欺師でも、自分自身の心の弱さに翻弄されてしまう。その姿が切ない話です。 タイトル …

『朧月』 八槻翔

八槻翔さんの短編集です。 「オカルトトリック」シリーズが好きなので、続編となる短編が入っているのは嬉しいです! 他にもサイコホラー的な作品や、抑えた感じの恋愛小説など、色々とバリエーションを楽しむことができました。 タイトル 朧月 作者 八槻翔 …

『魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?』 東川篤哉

倒叙形式のミステリです。 探偵側も「魔法の力」で誰が犯人か早い段階で分かるのですが、魔法には「証拠能力」がありません。 「犯人が分かったところからスタートして論理的に追い詰めていく」というのは中々斬新なスタイルでした。 タイトル 魔法使いは完…

『王とサーカス』 米澤穂信

「さよなら妖精」の続編ですが、当時高校生だった大刀洗万智が10年ほど後にフリージャーナリストとして活動する話で、前作からは雰囲気が変わっています。 2001年に実際に起こったネパールでの王族殺害事件をベースにしたノンフィクションのようでもあり、報…

『閻魔堂沙羅の推理奇譚 落ちる天使の謎』 木元哉多

「閻魔堂沙羅の推理奇譚」シリーズ5作目です。 第3話は「正統派推理としては反則では!?」と思ったけれど よく読むとちゃんと本文内に伏線がありました。 定型的な様式美の中でこそ光る変化球にやられました。 タイトル 閻魔堂沙羅の推理奇譚 落ちる天使の…

『ミミズクとオリーブ』 芦原すなお

小説家の奥さんが安楽椅子探偵として活躍します。 が、あんまりミステリという感じではありません。 ちょっと懐かしい日本の風景の中でお互いへの思いやりに溢れる夫婦の姿が優しい。 穏やかな雰囲気を楽しむ小説ですね。 タイトル ミミズクとオリーブ 作者 …

『遠まわりする雛』 米澤穂信

「古典部シリーズ」第4弾は短編集。 高校1年の入学直後から2年になる前までの、シリーズの前3作の間を保管するような話です。 1年を通して、えると奉太郎の関係が少しずつ変わり始めているのがいいですね。 タイトル 『遠まわりする雛』 「古典部」シリーズ …

閻魔堂沙羅の推理奇譚 点と線の推理ゲーム

「閻魔堂沙羅の推理奇譚シリーズ」の第4弾です。 不変の様式美が段々とクセになってきました。 本作はシリーズ1作目から順番に読むことをお勧めします。 【タイトル】 閻魔堂沙羅の推理奇譚 点と線の推理ゲーム 【作者】 木元哉多 【あらすじ・概要】 閻魔大…

medium 霊媒探偵城塚翡翠

傑作だ。 「すべてが、伏線 」という煽り文句の通りで 何を書いてもネタバレになってしまいそうだ。 やや分かりやすく伏線を撒いた一段目からもう一段落とされる。 仕掛けられているのは「伏線」というよりは「罠」か。 「動きすべてが罠」だ。 相沢沙呼氏の…

閻魔堂沙羅の推理奇譚 業火のワイダニット

閻魔堂沙羅の推理奇譚シリーズ3作目です。 作者の思いが段々と前に出てきて シリーズを重ねるごとに面白くなってきてます! 【タイトル】 閻魔堂沙羅の推理奇譚 業火のワイダニット 【作者】 木元哉多 【あらすじ・概要】 第1話 外園聖蘭 30歳 契約社員 死因…

さよなら妖精

崩壊しつつある故国のため、日本の文化を必死で吸収するマーヤと、 先回りして考えてしまう分、不愛想に見える大刀洗。 二人のヒロインが魅力的で、とても切ない話です。 【タイトル】 さよなら妖精 【作者】 米澤穂信 【あらすじ・概要】 1991年4月、高校生…

閻魔堂沙羅の推理奇譚 負け犬たちの密室

「閻魔堂沙羅の推理奇譚」シリーズ2作目です。 前作は単純な勧善懲悪でしたが 作者の善悪観が前面に出てきていて 格段に面白くなってます。 【タイトル】 閻魔堂沙羅の推理奇譚 負け犬たちの密室 【作者】 木元哉多 【あらすじ・概要】 閻魔大王代理の沙羅と…

閻魔堂沙羅の推理奇譚

天国行きか地獄に行くか。 閻魔堂で行われる命を懸けた推理 ゲームです。 設定は独特ですが、推理ゲーム自体は 全ての材料が提示されてから 謎解きに向かう正統的なスタイルでした。 【タイトル】 閻魔堂沙羅の推理奇譚 【作者】 木元哉多 【あらすじ・概要…

世界が終わる街 戦力外捜査官

戦力外捜査官シリーズの4作目です。 海月警部の鋭さが前面に出てきて シリーズ最初の頃にあった「ドジっ娘萌え」要素は薄れて かなりシリアスな展開になってきています。 シリーズ2作目で出てきたカルト教団や シリーズ3作目で登場した殺し屋 ”名無し” も出…

ぬいぐるみ警部の帰還

探偵役のバリエーションは際限なく広がりますね。 医者や、喫茶店マスターや本屋だったり職業も多彩だし 超お嬢様だったり、その執事だったり、前向性健忘だったり 薬で子供にされた高校生探偵だったり。。 「ぬいぐるみ好き」という役作りをみると 来るとこ…

ゼロの日に叫ぶ 戦力外捜査官

戦力外捜査官シリーズの3作目です。 シリーズ1作目では 「頭脳明晰なドジっ娘警部」の ギャップ萌えを狙ったコメディー色の強い作品でしたが 段々とシリアスなテーマが前面に出てきてます。 やっぱり面白い! 【タイトル】 ゼロの日に叫ぶ 戦力外捜査官 【作…

神様の値段 戦力外捜査官

「戦力外捜査官 姫デカ・海月千波」に続く シリーズ二作目です。 海月警部の「ドジっ娘警部」っぷりが鳴りを潜め スマートな名探偵っぽくなってしまったのは残念ですが シリアスよりな展開も、これはこれで面白いです。 【タイトル】 神様の値段 戦力外捜査…

戦力外捜査官 姫デカ・海月千波

かえって分かりにくくなる例え話とか、 あとがきの脈絡なく脱線とか、 本筋と関係ないところで やたらとドライブ感があります。 あとがきと脚注が面白い作者さんです。 【タイトル】 戦力外捜査官 姫デカ・海月千波 【作者】 似鳥鶏 【あらすじ・概要】 連続…

ヴィーヴルの眼

学園ミステリっぽい始まり方ですが 壮大な設定に繋がっていきます。 二転三転する展開や、高度な知能戦などを仕込みながら 組み込みつつ広げた風呂敷をきっちり畳んでいて 素晴らしく完成度の高い作品だと思います。 Kindle Unlimited で気軽に借りたけれど …

安楽椅子探偵アーチー

「安楽椅子に座って事件を解決する探偵」じゃなくて 「しゃべる安楽椅子が探偵」という設定だけでお腹いっぱいです。 「モーリスのいた夏」でも思ったけれど、この作者さんは 設定の発想力がすごいと思う。 【タイトル】 安楽椅子探偵アーチー 【作者】 松尾…

ポケットに地球儀  探偵作家アマンと謎の密室魔

最後に明かされるタイトルの意味で笑えました。 寄せられた謎を全く解決できないミステリ作家探偵、 本筋と無関係にブチ込まれる脱出ゲーム的な密室、 本筋と無関係に語られる パンク、ノイズミュージック、 デスメタル等々のウンチク、 探偵役は一つも謎を…

彼女はたぶん魔法を使う 柚木草平シリーズ

決まりきらないハードボイルド探偵が格好いい。 何故か美女が寄ってくるのもわかる気がします。 ミステリとしても面白いし、会話を読むだけでも楽しいです。 【タイトル】 彼女はたぶん魔法を使う 柚木草平シリーズ 【作者】 樋口 有介 【あらすじ・概要】 …

魔弾の射手―天久鷹央の事件カルテ―

外傷を残さず人を殺める「魔弾」の謎を解くミステリです。 知念実希人さんも最近は重めの話が多くなって 元々ライトよりだった天久鷹央シリーズも 最近は少し重くなってきたかな、と感じていましたが 本作はまた明るく読みやすい作品となっていました。 安定…

クドリャフカの順番 「古典部」シリーズ

米澤穂信さんの「古典部シリーズ」第3弾、 学園祭の3日間が、古典部員4人の視点で描かれます。 怪盗「十文字」のメッセージが何だか切ない。。 【タイトル】 クドリャフカの順番 「古典部」シリーズ 【作者】 米澤穂信 【あらすじ・概要】 古典部の4人、千反…

モーリスのいた夏

大人になると見えなくなる「人くい鬼」を巡る 17歳と10歳の二人の少女のひと夏の出来事です。 「少女時代の終わり」の切なくてさわやかな雰囲気が好きです。 【タイトル】 モーリスのいた夏 【作者】 松尾由美 【あらすじ・概要】 17歳の女子高生の信乃が避…

ウサギの天使が呼んでいる ほしがり探偵ユリオ

「浜村渚の計算ノート」 の作者さんの作品です。 マニアックな古物商探偵というマニアックな設定です。 ドラキュラの棺桶から古い家電まで、 色々とウンチクが語られますが、たぶん役に立つことはないでしょう。 【タイトル】 ウサギの天使が呼んでいる ほし…

ゴーストフォビア

幽霊の話とか、普段あまり怖いと思わないのだけれど この話は結構マジで怖い。 蓮コラをイメージするお岩さんの衣装とか、 血まみれでビルの階段を這って自殺を繰り返す女子高生とか 口をひん曲げて笑う人形だとか合わせ鏡の部屋とか、 ビジュアル的に怖いシ…

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