毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

ファンタジー

『准教授・高槻彰良の推察4 そして異界の扉がひらく』 澤村御影

「准教授高槻教授の推察」シリーズ第4弾。このシリーズは、都市伝説の怪異を探りながらも、現実を見た論理的な謎解きミステリになっています。本作では、高槻准教授と学生の深町、二人の主人公のキャラクタストーリーに主軸が移ってきている感じですね。「嘘…

『化物語(下)』 西尾維新

電子書籍版での「物語シリーズ」3冊目。今回は、羽川翼がメインのラブストーリーです。羽川がメインだけど、前半にでてくる戦場ヶ原とのデートシーンが印象的。シリーズヒロインの座は揺るがせないですね。リンク先にあらすじと感想を上げています。 booklet…

『准教授・高槻彰良の推察3』 呪いと祝いの語りごと

「准教授・高槻彰良の推察」シリーズ第3弾!不幸の手紙+図書館の都市伝説の話と、鬼退治伝説の話でした。最近は、紙の手紙が使われなくなって「不幸の手紙」もなくなってきたようです。メールやSNSなど発信元を隠すのは難しいということなのでしょうか。 別…

『化物語(中)』 化物語 西尾維新

「化物語」電子書籍版の2冊目です。阿良々木暦と戦場ヶ原ひたぎ たちが「怪異」と立ち向かうお話。本巻では、後輩の神原駿河が「猿の手」と戦う『するがモンキー』と、妹の友人 千石撫子を「蛇の呪い」から救う「なでこスネイク」の2編が収められています。…

『准教授・高槻彰良の推察2 怪異は狭間に宿る』 澤村 御影

「准教授 高槻彰良の推察」シリーズ第2弾です。とくに「流行神」の話が面白かったですね。 「人は分からないものが怖い」だから無理にでも解釈しようとする。「人は自分で決めるのが怖い」だから何かにすがろうとする。飄々とした高槻の「分からないものは、…

『化物語』 西尾維新

セリフ回しがいいですね。戦場ヶ原や八九寺の絶妙な毒舌と、阿良々木のキレイな返しが面白い。そして時々混じってくる「思いの乗った深い言葉」に感動させられる。例えば戦場ヶ原の「優しさも、敵対行為とみなす」という言葉や、八九寺の「話しかけないでく…

『ゴーストコール: 電話線のない黒電話』 初瀬明生

数世代にまたがるミステリ、家族の絆の崩壊と再生、少年少女の淡い恋物語、幽霊が登場する軽いホラーなどなど、たくさんの要素が詰め込まれたお話。その分かなりのボリュームがある作品になっています。子供の視点から見た「大人たちになりきれていない大人…

『875』 ヤマダマコト

「トイレの花子さん」や「人面犬」などの「都市伝説」をモチーフにした3つの短編集です。 『875』で「怪異」を受け入れた少女は、異世界に引き込まれてしまったけれど、おそらく彼女は幸せだった。 『犬畜生な私』で、「怪異」と戦った主人公はどんどん深…

『天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ』 北野唯我

「天才の創造性」が生み出したアイデアを、「秀才の再現性」がビジネスとしてカタチにし、「凡人の共感力」が拡げていく、「才能」をキーとしたバリューチェーン論です。天才・秀才・凡人 それぞれの才能を分析して、衝突を避け、お互いの強みを活かす組織作…

『虚構推理 スリーピング・マーダー』 城平京

「虚構推理」シリーズ第3弾!「たった一つの真実」を探すのではなく、より好都合な「虚構」を見つけ出すスタイルのミステリです。さらに今作は、ラストにもう一捻り入る展開でした。ひっくり返される「真実」と「虚構」の関係が面白いですね。「真実」に従う…

『虚構推理短編集 岩永琴子の出現』城平京

虚構推理シリーズ第2弾!今回は短編集です。「あやかしたちの報告」で最初から真相が分かっているので、ある種の「倒叙ミステリ」といえるのですが、一般的な倒叙形式が持つ「犯人視点での追いつめられる緊迫感」がある訳ではありません。「真相」よりも都合…

『虚構推理』 城平京

「虚構」と「虚構」が争う、新しい切り口のミステリです。人は「真実」より「自分が信じたい物語」を信じるものです。「たった一つの真実」を探すミステリではなく、より深く人の心をつかむ「虚構」を求めていく、斬新なストーリー展開でした。続編を読んで…

『月の娘にスープを送る』 高山環

絆を取り戻していく家族の物語です。夫婦がそれぞれ関わったスマートスピーカーを何者かが乗っとる。未来から来た「ダイオウグソクムシのドッグ」は「娘が犯行に関わっている」という。夫婦と娘を翻弄する犯人と闘う中で、家族は再び繋がっていく。というお…

『折れた竜骨』 米澤穂信

12世紀のヨーロッパを舞台にしたミステリファンタジーです。記憶を操る魔法や姿を消す魔法があるファンタジーの世界でも、「何でもあり」じゃなくルールが定められていれば、謎解きミステリ成り立つんですね。現実世界のような曖昧さがない分、ある意味純粋…

『幻覚少女』 根本総一郎

数十年前のトンネル事故で死んだ少女の幽霊が、男子大学生に憑りついて、事故原因を作った政治家への復讐を計画します。復讐ストーリーの裏にある「3つの家族のすれ違いと関係修復」が感動的です。再読なのですが、改めて泣かされてしまいました。 リンク先…

『約束のネバーランド』 白井カイウ(原作) 出水ぽすか(作画)

『約束のネバーランド』久しぶりにコミックスのレビューです。 孤児院からの脱走をかけた頭脳戦から始まり、異形の鬼とのバトルものに展開していく、少年マンガ王道のストーリー展開です。ただ主人公エマの設定は、ジャンプ作品としては異色ですね。バトルマ…

『作ってあげたい小江戸ごはん2 まんぷくトマトスープと親子の朝ごはん』 高橋 由太

「作ってあげたい小江戸ごはん」シリーズ第2弾です。 「幸せは、人が運んでくるものだから」 「食べることは生きること。生きることは食べること」人と人の繋がりを何より大事にして、心と体を癒す食べ物の力を引き出していくストーリーです。読んでいて心が…

『作ってあげたい小江戸ごはん たぬき食堂、はじめました!』

小江戸川越の定食屋「たぬき食堂」を舞台に、若き店主大地と看板娘たまきが人々の悩みを解決していく物語です。優しい人の繋がりと、素朴ながら心のこもった料理に、読んでいて気持ちが暖かくなります。たぬき系女子好きには たまき の魅力も絶大です。 リン…

『綾志別町役場妖怪課 すべては雪の夜のこと』青柳 碧人

『朧月市役所 妖怪課』シリーズ完結編。 日本の妖怪を集め隔離された「朧月市」から、ロシア妖怪を押し付けられた「綾志別町」に舞台が移っています。朧月市には外に出ると記憶が消される結界が張られていた。主人公の宵原秀也は朧月市を離れるとき、恋人の…

『綾志別町役場妖怪課 暗闇コサックダンス』 青柳 碧人

『朧月市役所妖怪課』シリーズの続編です。舞台を朧月市から、北海道綾志別町に変え、主人公の宵原秀也が活躍します。朧月市が「日本中の妖怪を集め隔離した場所」だったのに対し、綾志別町は「ロシアにいた妖怪を受け入れて隔離した町」という設定です。青…

『朧月市役所妖怪課 妖怪どもが夢のあと』

『朧月市役所妖怪課 河童コロッケ』『朧月市役所妖怪課 号泣箱女』に続くシリーズ完結編です。妖怪と人間が共存する朧月市の「妖怪課」の面々が活躍します。 前作までは謎解きミステリに重点がありましたが、最終巻では「ラスボスとの決戦」に向けて盛り上が…

『朧月市役所妖怪課 号泣箱女』 青柳 碧人

『朧月市役所妖怪課 河童コロッケ』に続くシリーズ第2弾。 かつて日本中に存在した妖怪が集められ隔離された朧月市で、妖怪と人とのトラブル解決に奔走する市役所「妖怪課」のお話です。軽く読める「妖怪ファンタジー+ミステリ +お仕事小説」ですが、公務…

『朧月市役所妖怪課 河童コロッケ』 青柳碧人

公務員のお役所仕事に憤る「お仕事小説」であり、妖怪と人間が共存する生活を描くファンタジーであり、謎解きミステリでもあるお話です。日本中にいた妖怪は排除され「妖怪と人間が共存するかつての日本の原風景」が残るのは朧月市だけになってしまったとい…

『お江戸、ほろり 神田もののけ人情語り』 高橋由太

ぽんぽこと白額虎、二匹の妖怪が江戸の町を舞台に活躍する「人情語り」です。ぽんぽこたちが、とにかく可愛い! 玉子焼きに釣られ、「小判の使い方を知っている猫」には手玉に取られ、巨大な敵からは逃げ出してしまうけれど、その分、人の弱さを受け入れる柔…

『除妖師』 如月恭介

美人社長の除妖師、Sッ気の強いキャリアウーマン、頭でっかちなクズ男たちが、巨大な敵と対峙する、オカルトファンタジー×近未来SF。 著者の作品では作りこんだ設定のSFである『エンジェル』や、メッセージ性の強い『ハンター』などが好きでしたが、コメディ…

『夜行』 森見登美彦

10年前の京都鞍馬火祭で消えた長谷川さん。彼女以外のメンバー5人は10年ぶりに京都に集まり、とある画家の手による銅版画「夜行」にまつわる思い出話をしていきます。 「夢の中の夢」のように確実なものがない怖さを描き出すホラー寄りファンタジーでありな…

『ちびねこ亭の思い出ごはん~黒猫と初恋サンドイッチ~』 高橋由太

大切な人ともう一度だけ会える料理屋「ちびねこ亭」 のお話です。兄を亡くしたことで自分を責めている妹、ひどいことを言ったけれど、もう謝ることができなくなってしまった少年、妻を亡くし生きる気力を失った男、母の思いが詰まった店をたたもうとしている…

『あなたの思い出紡ぎます 霧の向こうの裁縫店』  高橋由太

「一度きり、限られた時間だけ、死者を呼び戻すことができる裁縫店」を舞台にした物語です。 高橋由太さんのお話は初めて読んだのですが、優しくて温かい雰囲気がとても好きでした。限られた時間の中で必死に訴えかける死者たちを想うと涙腺崩壊します。 こ…

『宵山万華鏡』 森見登美彦

祇園祭の宵山に捉われてしまった人たちの物語です。 祭りのにぎやかさと喧騒が去った後の寂しさを感じさせる、切ないファンタジーです。 リンク先であらすじと感想を紹介しています。 よろしければご覧ください。 booklet.world

『ペンギン・ハイウェイ』 森見登美彦

小学4年生のアオヤマ君が、憧れているお姉さんたちと突如現れたペンギンの謎を解き明かしていきます。少年の、140日間にわたる初恋と成長の物語。さわやかで良い話でした。 リンク先にあらすじと感想を上げています。読んでもらえると嬉しいです。 booklet.w…

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