毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

サスペンス

『ファンタジスタドール イヴ』 野崎まど

万有引力とは ひき合う孤独の力である 宇宙はひずんでいる それ故みんなはもとめ合う こじらせマッドサイエンティストたちの物語 タイトル:ファンタジスタドール イヴ 作者 :野崎まど オススメ度 SF設定 ★★★★☆ 主人公の狂気 ★★★★☆ ストーリー ★★★☆☆ 総合オ…

『犬はどこだ』 米澤穂信

「自分が最も嫌いなことは他者に命運を握られることであり、次に嫌いなことは他者の命運を握ることだ」 弱者には弱者の戦い方がある! タイトル:犬はどこだ 作者 :米澤穂信 オススメ度 ミステリの巧みさ ★★★★☆ 探偵たちの魅力 ★★★★☆ ラストの衝撃 ★★★★☆ 総…

『郵便配達人 花木瞳子が顧り見る』 二宮敦人

めちゃくちゃ怖い。。 でも、途中から物語の見え方が変わってきます。 タイトル : 郵便配達人 花木瞳子が顧り見る 作者 : 二宮敦人 オススメ度 お仕事ミステリ ★★★☆☆ ホラー要素 ★★★★★ どんでん返し ★★★★☆ 総合オススメ度 ★★★★☆ あらすじ 郵便配達人の花木…

『足』 二宮敦人

自分でストーリーを作るべきなのだ。 与えられるだけの人間になってはならない。 君は支配されてはならない。 タイトル : 足 作者 : 二宮敦人 オススメ度 猟奇サスペンス? ★★★☆☆ 不条理ホラー? ★★★☆☆ 自分で考えること ★★★★☆ 総合オススメ度 ★★★☆☆ あら…

『郵便配達人 花木瞳子が仰ぎ見る』 二宮敦人

「手紙には気持ちがこもっているんだ。 信頼が、愛が、想いが。 読んだ人は文字から気持ちを再生するんだよ。二人が共有したのは文字だけでも、それ以上のものがやり取りされている」 郵便配達人 花木瞳子シリーズ第2弾! タイトル : 郵便配達人 花木瞳子が…

『郵便配達人 花木瞳子が盗み見る』 二宮敦人

手紙に秘められた歪んだ思い。 郵便配達人が不気味な謎を解いていく! タイトル : 郵便配達人 花木瞳子が盗み見る 作者 : 二宮敦人 オススメ度 お仕事ミステリ ★★★☆☆ ホラー要素 ★★★★☆ どんでん返し ★★★★☆ 総合オススメ度 ★★★☆☆ あらすじ 郵便配達人の花木…

『虐殺器官』 伊藤計劃

罪はトレードオフ。 自分の罪を受け入れる力はあるか。 タイトル : 虐殺器官 作者 : 伊藤計劃 オススメ度 SF設定の面白さ ★★★★☆ 言葉の力 ★★★☆☆ 罪を受容する力 ★★★★☆ 総合オススメ度 ★★★☆☆ あらすじ - ネタバレ 911の後の世界で、人々はテロを防ぐため生…

『スノーフレーク』 大崎梢

タイトル : スノーフレーク 作者 : 大崎梢 オススメ度 ミステリ? ★★★★★ 青春恋愛小説? ★★★★☆ 函館の美しさ ★★★★☆ 総合オススメ度 ★★★★☆ ぼくは君に嘘をついている。本当のことを言っていない。でも信じて欲しい。心から大事に思っていると。 あらすじ(…

『法律事務所×家事手伝い3 不動正義と水沢花梨とハルの子どもたち』 川口世文

タイトル : 法律事務所×家事手伝い3 不動正義と水沢花梨とハルの子どもたち 作者 : 川口世文 オススメ度 ほのぼの度 ★★★☆☆ 正義の味方度 ★★★☆☆ 雑司が谷度 ★★★★☆ 総合オススメ度 ★★★☆☆ 法律事務所×家事手伝いシリーズ第3弾! あらすじ・概要 父親の弁護士…

『法律事務所×家事手伝い2 不動正義と水沢花梨とニュースの女』 川口 世文

タイトル : 法律事務所×家事手伝い1 不動正義と水沢花梨とニュースの女 作者 : 川口世文 オススメ度 ミステリ度 ★★☆☆☆ ヒーロー度 ★★★★☆ スィーツ度 ★★★★☆ 総合オススメ度 ★★★☆☆ 法律事務所×家事手伝いシリーズ第2弾。魅惑のどらクレープ! あらすじ・概…

『高校事変』 松岡圭祐

タイトル : 高校事変 作者 : 松岡圭祐 オススメ度 トリビア度 ★★★☆☆ クールヒロイン度 ★★★☆☆ 羊頭狗肉度 ★★★☆☆ 総合オススメ度 ★★★☆☆ 安定の松岡圭祐、新たなる女子高生ダークヒロインの戦い! あらすじ・概要 総理大臣の矢幡は、学力低下を嘆き教育の大切…

『法律事務所×家事手伝い1 不動正義と水沢花梨と最初のスイーツ』 川口世文

タイトル : 法律事務所×家事手伝い1 不動正義と水沢花梨と最初のスイーツ 作者 : 川口世文 オススメ度 ミステリ度 ★★☆☆☆ ヒーロー度 ★★★☆☆ 雑司が谷度 ★★★★☆ 総合オススメ度 ★★★☆☆ 雑司が谷の正義の味方、家事手伝い独身40男のヒロイズム! あらすじ・概…

『誘拐遊戯』 知念実希人

「僕を見つけて。ずっと待ってるよ」 全てが奪われようとしている元刑事と「ゲームマスター」の闘い。 戦慄のラストに鳥肌が立ちました。 タイトル : 誘拐遊戯 作者 : 知念実希人 オススメ度 ハラハラ度 ★★★☆☆ どんでん返し ★★★★☆ プロットの緻密さ ★★★☆☆ …

『ジウⅢ 新世界秩序』 誉田哲也

「ジウ」シリーズ3冊の最終巻です。 事件が大掛かりになり雰囲気が変わってきましたね。ダイナミックな展開です。 タイトル ジウⅢ 新世界秩序 作者 誉田哲也 あらすじ・概要 連続誘拐事件の黒幕「ジウ」を追う、門倉美咲と伊崎基子二人の刑事。 本作は「ジウ…

『ジウⅡ 警視庁特殊急襲部隊』 誉田哲也

「ジウ」のすぐ後の話で、連続誘拐から事件の規模が急拡大していきます。 スピード感のある展開に引き込まれあっという間に読み終えました。 タイトル ジウⅡ 警視庁特殊急襲部隊 作者 誉田哲也 あらすじ・概要 前作「ジウ」で誘拐犯のアジトに突入した後の話…

『ジウⅠ 警視庁特殊犯捜査係』 誉田哲也

「姫川玲子」シリーズと一部登場人物が被る同じ舞台での話です。 エログロ全開で読む人を選ぶとは思いますが、リアリティを感じる警察社会の様子や、そこで葛藤するタイプの違う二人の女性警官の描写など、さすが誉田哲也さんです。 タイトル ジウⅠ 警視庁特…

『追憶の夜想曲(ノクターン)』 中山七里

強烈な過去を持つ弁護士、御子柴礼司が主人公です。 最初は設定についていけなかったのですが、シリーズ2作目だったんですね。今度は1作目の「贖罪の協奏曲」を読んでみようと思います。 法廷サスペンスとして緊迫感ある展開の中、御子柴弁護士の業が垣間見…

『王とサーカス』 米澤穂信

「さよなら妖精」の続編ですが、当時高校生だった大刀洗万智が10年ほど後にフリージャーナリストとして活動する話で、前作からは雰囲気が変わっています。 2001年に実際に起こったネパールでの王族殺害事件をベースにしたノンフィクションのようでもあり、報…

世界が終わる街 戦力外捜査官

戦力外捜査官シリーズの4作目です。 海月警部の鋭さが前面に出てきて シリーズ最初の頃にあった「ドジっ娘萌え」要素は薄れて かなりシリアスな展開になってきています。 シリーズ2作目で出てきたカルト教団や シリーズ3作目で登場した殺し屋 ”名無し” も出…

ゼロの日に叫ぶ 戦力外捜査官

戦力外捜査官シリーズの3作目です。 シリーズ1作目では 「頭脳明晰なドジっ娘警部」の ギャップ萌えを狙ったコメディー色の強い作品でしたが 段々とシリアスなテーマが前面に出てきてます。 やっぱり面白い! 【タイトル】 ゼロの日に叫ぶ 戦力外捜査官 【作…

ヴィーヴルの眼

学園ミステリっぽい始まり方ですが 壮大な設定に繋がっていきます。 二転三転する展開や、高度な知能戦などを仕込みながら 組み込みつつ広げた風呂敷をきっちり畳んでいて 素晴らしく完成度の高い作品だと思います。 Kindle Unlimited で気軽に借りたけれど …

ルージュ~硝子の太陽~ 警部補 姫川玲子

「姫川玲子」シリーズ と「ジウ」シリーズのコラボだそうです。 同じ事件を「ジウ」側から見たという 「ノワール~硝子の太陽~」も読んでみたいのですが、 そうなると「ジウ」シリーズも最初から読まないと。。 まあ、楽しそうなのでゆっくり追いかけてみま…

オーブランの少女

全5話でそれぞれ舞台は異なりますが どの話も「少女」の生き様を描いています。 どの少女の、繊細で純粋で強かで 生命力のほとばしるような魅力に溢れています。 女性作者の書く少女は、男性作者視点からのものとは ずいぶん違うものだなあ、と感じさせられ…

インデックス 警部補 姫川玲子

「ブルーマーダー」 に続く 姫川玲子シリーズ7作目です。 今回は短編集です。 じっくりと書かれる長編も良いのですが 誉田さんの作品は短編もいいですね。 ちょっと不気味さとかやるせなさを感じる話も 短くサクッと落としてくれるので気持ちがいい。 解散し…

フルカミの里

「フルカミ」とは何なのか。 新型狂犬病のパンデミックを防ぐため 古文書の謎を解いていくサスペンス・ミステリです。 【タイトル】 フルカミの里 【作者】 水谷悠歩 【あらすじ・概要】 フリーライターの春日は、友人の鳥山が 水死体で発見された事件に関し…

ブルーマーダー 警部補 姫川玲子

姫川玲子シリーズの6作目です。 犯人側の「強いダークヒーロー感」と 姫川が「苦しみ葛藤しながらも 守るべきものを守っていく姿」の対比が キレイに描かれていました。 【タイトル】 ブルーマーダー 警部補 姫川玲子 【作者】 誉田哲也 【あらすじ・概要】 …

感染遊戯 警部補 姫川玲子

「姫川玲子シリーズ」ですが 玲子はほとんど出てきません。 玲子と相性の悪い 勝俣、 シンメトリーの短編で登場した元刑事の倉田、 玲子チーム解散の後、他部署で働く葉山、 前作までに出てきた脇役刑事たちがメインになります。 独立した短編集かと思いきや…

エチュード

2編の短編集ですが、両方とも怖いです。 ホラー的な怖さではなくて 会話や発言の中の矛盾や不自然さを見付けて 相手のウソや隠された真実を暴くのが 何故かとても怖いと感じます。 同じ作者さんの「Fire Marks」でも 犯人の発言から真実を見抜いていたので…

ある男

弁護士の城戸が他人の名前で生活していた ある男「X」の人生を探っていく話です。 その過程で「人間にとって過去とは何か」 「愛とは何か」「家族とは何か」 といったテーマが投げかけられます。 なかなかヘビーな物語でした。 【タイトル】 ある男 【作者】…

ソウルケイジ 警部補 姫川玲子

「ストロベリーナイト」に続く姫川玲子シリーズです。 前作では「狂気」の引き起こす後味の悪さも感じました。 今回はタイトル通り「魂を捕らえられた」男の戦いの物語で、 悲しいながらも暖かさを感じる話でした。 【タイトル】 ソウルケイジ 警部補 姫川玲…

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