Kennie の読書日記

毎日本を読んで、面白い本を紹介したいと思います。

サイエンス

強い力と弱い力 ヒッグス粒子が宇宙にかけた魔法を解く

「シュレディンガーの猫が青酸ガスで死んでしまうのはかわいそう。青酸ガスの代わりにミルクにして、お腹が空いている猫と空腹の猫が重なり合って存在していることにしましょう」と言う著者がカワイイです。 この著者は前著の「重力とは何か」が、とても分か…

ゲーム理論の思考法

ゲーム理論の基本がとても分かりやすく説明されています。複雑な数式などもなく、シンプルでわかりやすい。入門書として最適だと思います。 【作者】 川西諭 【あらすじ・概要】 「2つ以上の主体の意思決定・行動を分析する理論」であるゲーム理論について、…

重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る

重力とは何か、現代の科学で分かっているところまで解説している本です。 著者自身が「逃げない」言っている通り、難しい観念であっても専門用語や数式の羅列でごまかすのではなく、初学者であっても理解しやすいような例え話やモデルを用意して説明してくれ…

中学生でもわかる! ピケティ超入門

タイトル通り「超入門」レベル。格差社会への怒りに燃える学生と老教授の対話形式で、経済学の基礎の基礎から説明してくれます。とにかく分かりやすいです。 【作者】 橘龍介 【あらすじ・概要】 格差社会に憤る学生が老教授から経済を学び、格差の拡大とそ…

日本サイバー防衛&国防白書!: ~誰も書かなかったサイバー防衛&国防の身も蓋もない話〜

苫米地氏によるサイバー攻撃のリスクに関する話です。今作には独自OS開発を進めようとする苫米地氏のポジショントークが入っている感じがありました。 【作者】 苫米地英人 【あらすじ・概要】 おおよその趣旨は下記の通り。 高度なハッキングツールがユーザ…

日本サイバー軍創設提案: すでに日本はサイバー戦争に巻き込まれた

現代の戦争は物理的な武器での戦い以前に、サイバーで勝敗が決しているという話です。苫米地氏というのは認知心理学から宗教・ハッキングの技術まで著作の範囲が広いですね。 【作者】 苫米地英人 【あらすじ・概要】 サイバー世界での戦争が実際に起こって…

おうむの夢と操り人形

完全にペッパーくんをイメージしたロボット「パドル」が活躍します。「契約更新されなかったペッパーが大量に返却されている」というニュースを見たばかりなので、リアリティーを感じます。細かい技術的な話が、個人的にはとても面白いのですが、読む人を選…

科学哲学への招待

「科学」が辿ってきた歴史と、今日的な課題について説く本です。内容が凝縮されていて濃すぎる感じがあるので、関連分野の本を読みもう少し学んでみたいと思いました。科学を学ぼうとする人、技術に携わる人は読んでおくべき本なのではないでしょうか。 【作…

脳は、なぜあなたをだますのか ──知覚心理学入門

「知覚心理学」を研究している著者が、その面白さを伝えている本です。自分が見て感じていることも、目や耳や脳の機能から見ると違ったものに見えてきて面白いですね。 【作者】 妹尾武治 【あらすじ・概要】 知覚心理学とは「刺激と行動の対応関係から、脳…

死体格差 解剖台の上の「声なき声」より

遺体を解剖し死因などを調べる法医解剖医が書いた本です。私の日常とは大きく違う視点から 【作者】 西尾元 【あらすじ・概要】 病院で亡くなったのではない「異状死」と日々向き合う著者。 日本での生活保護受給者は1.7%程度だが、著者が手がけた「異状…

こころの旅

精神科医である神谷恵美子が、誕生から死まで人が一生でたどる「心の旅」を書いた本です。 最初は学説の紹介などで客観的な内容なのだけれど、向老期や死を迎える段階では、少し宗教掛かったような主観的な内容でした。40年以上前の出版なので内容的に古さも…

精神科医は腹の底で何を考えているか

【作者】 春日武彦 【あらすじ・概要】 精神科医である著者による「精神科医が医療行為を行うときに考えていること」を書いた本。 最初に精神科医によって処方薬のクセがあることがから入る。基本知識がないと分かりにくい話題から書き始めるのはさすがだと…

科学的とはどういう意味か

【作者】 森博嗣 【あらすじ・概要】 科学的であるというのは「再現性のある法則を、数字などの客観的基準で、複数で評価し共有する」こと、とする。 再現性があることで「未来を予測」できることに価値があり、客観的な情報でコミュニケーションすることで…

悪魔が教える 願いが叶う毒と薬

【作者】 薬理狂室 【あらすじ・概要】 薬や毒の特性や使い方について説明する本。 タイトルが毒々しいし、第一講が「目覚ましクスリ」として「メタンフェタミン」や「アンフェタミン」から入るなど、アングラな匂い満載だが、実際は「処方薬の種類や有効な…

お金2.0 新しい経済のルールと生き方

【作者】 佐藤航陽 【あらすじ・概要】 技術の進歩が経済をどの様に変えていくかを著者独自の観点から説く。 ・貨幣は国家が中央管理するものという考えが一般化しているが、それほど歴史の長いものではない。分散化して様々なレイヤーの経済が並立すること…

新装版 話を聞かない男、地図が読めない女

【作者】 アラン・ビーズ、 バーバラ・ビーズ 【あらすじ・概要】 男女の脳は胎児の時期に浴びた性ホルモンの影響で、先天的にプログラムされている部分がある。 影響の程度により、男性的・女性的な特徴が強く出る人と中間的な人が出てくるが、全体的な傾向…

宇宙に外側はあるか

【作者】 松原隆彦 【あらすじ・概要】 宇宙観察の進歩、宇宙の起源、宇宙の形状、宇宙の外側について、現在の学説を平易な言葉で解説している。 現在では「宇宙マイクロ波背景放射」の観測から宇宙の誕生から38万年後くらいの状況は探れるようになった。…

脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める

【作者】 築山 節 【あらすじ・概要】 脳神経外科医であり、脳の機能回復を専門とする作者による、脳の機能を保ち高めるための良い習慣を語る本。参考になるポイントは多いが、中でも特に印象に残った項目を挙げる。 ・生活の原点をつくること。 寝る時間は…

プリオン説は本当か? タンパク質病原体説をめぐるミステリー

【作者】 福岡 伸一 【あらすじ・概要】 羊のスクレイピー病や狂牛病などの病原は、ウイルスや細菌ではなく、変性したプリオンタンパク質自体が感染性を持っているとの説がノーベル賞を受賞した。 ウイルスとは思えない程小さい、ウイルスよりも熱などへの耐…

スノーデン 日本への警告

【作者】 エドワード・スノーデン、青木 理、井桁 大介、金 昌浩、ベン・ワイズナー、マリコ・ヒロセ、宮下 紘 【あらすじ・概要】 アメリカ政府が秘密裏に行なっていた情報収集について、告発したエドワード・スノーデン氏を招き、プライバシーを専門に扱う…

すべての疲労は脳が原因

【作者】 梶本 修身 【あらすじ・概要】 疲労についての研究をしている医学博士の著作。疲労の原因は乳酸ではなく活性酸素だという見解。疲労を定量的に評価するための疲労バイオマーカを見つけ、実際には有酸素運動程度では筋肉疲労は発生していないことが…

シンギュラリティ・ビジネス AI時代に勝ち残る企業と人の条件

【作者】 斎藤 和紀 【あらすじ・概要】 AIの権威である レイ・カーツワイルが2045年に「テクノロジー進歩の速度が無限大になる」特異点としてのシンギュラリティが訪れると予言した。 カーツワイルが提唱したシンギュラリティは、AIが人間の能力を超えるこ…

量子コンピュータが人工知能を加速する

【作者】 西森 秀稔、大岡 真之【あらすじ・概要】 実用化が進んでいる量子コンピュータとはどのようなものなのか。その技術が人工知能の発展にどのような影響を与えるのか、かなり学術体視点からではあるが、数式などは使わずに分かりやすく解説した本。D-W…

スタンフォード式 最高の睡眠

【作者】 西野 精治 【あらすじ・概要】 スタンフォード大学の教授であり、睡眠研究の権威である著者が「より良い睡眠」について書いた書籍。 私の印象に残ったのは以下のポイント。 ・睡眠は量ではなく質 もちろん十分な睡眠時間を確保することは大事だが、…

アナタはご本人様でいらしゃいますか〜動的平衡の中で考える〜明日の日本人たちへ

【作者】 福岡 伸一 【あらすじ・概要】 「生物と無生物の間」を研究対象としている生物学者による「未来授業」というラジオ企画の講義を本にまとめたもの。 自分は何人で何人種か、何人というのは主観が決めるのか、他者との関係性から決まってくるのか。 …

キラーストレス 心と体をどう守るか

【作者】 NHKスペシャル取材班 青柳 由則、梅原 勇樹 【あらすじ・概要】 ストレスが心と体にどのような影響を与えるか、ストレスから体を守るためになにができるのかについての本。 ストレスによる影響で扁桃体が肥大化し、ストレスホルモンであるコルチゾ…

ビッグバンとインフレーション:世界一短い最新宇宙論入門

【作者】 ジョン・グリビン 【あらすじ・概要】 「ビッグバン」と呼ばれる宇宙の始まりに関する理論と、その謎を説明する初期の宇宙は指数関数的な急激な膨張を引き起こしたという「インフレーション理論」について説明した本。 当初は荒唐無稽と思われた「…

量子論に聞いてみよう: エネルギーの観点から眺めると世界が違って観えてきます。

【作者】 梅本 敏 【あらすじ・概要】 量子論を数式などを使わず説明しようとした本。物質の本質はエネルギーであるということは理解できる。ただこの本は量子力学を語る内容ではなく、ポジティブに生きましょうという精神論であり、全ては波動でポジティブ…

仮想通貨とフィンテック

【作者】 苫米地 英人 【あらすじ・概要】 ビットコインなど、インフォメーションテクノロジーを活用した、ファイナンスであるフィンテックについての概説的な本だが、通貨や金融の起源や、暗号化技術の基本まで幅広く、わかりやすく説明されている。 フィン…

「量子論」を楽しむ本 ー ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる!

佐藤 勝彦 量子論は興味はあるが分かりにくい世界。 それでもこの本は極力分かりやすく解説してくれている。 光が波と粒子の性質を両方持つように、電子も全ての物質も波と粒子の性質を備えていること。 まず、粒子と波の両方の性質を備えているということが…

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