毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

『魔法使いと刑事たちの夏』 東川篤哉

「魔法使いは完全犯罪の夢を見るか」の続編にあたる魔法少女ミステリです。 魔法で犯人に自白させるというのは反則技だけど、そこから立証可能な証拠固めをする段ではちゃんと伏線の貼られたミステリになっています。さすがですね。 タイトル 魔法使いと刑事…

『宇宙は何でできているのか 素粒子物理学で解く宇宙の謎』 村山斉

宇宙の原初を探る手掛かりは極小の素粒子の世界にあり、素粒子を分析していくと宇宙の広がりに繋がっていきます。広大な宇宙と極小の素粒子の世界は、自らの尻尾を飲み込む「ウロボロスの蛇」の様な関係だとして、素粒子物理学から宇宙の姿を探ろうとします…

『HELLO WORLD』 野崎まど

野崎まどさんのSF小説です。 同じ作者の作品の「アムリタ」や 「Know」と同じように、完璧に演算可能な世界で、「人の心」はどう振る舞うのかを描き出しています。 一風変わったSF恋愛ストーリーです。 タイトル HELLO WORLD 作者 野崎まど あらすじ・概要 2…

『アナキズム入門』 森元斎

18世紀末のフランス革命前後から20世紀半ばまで、アナキズムを牽引した人物の紹介し、その思想を伝えていきます。 「権力者はろくなことしねぇ」というのはその通りと思うけれど「権力がなければ、自然にうまくいく」というのは楽観的過ぎると感じます。 情…

『閻魔堂沙羅の推理奇譚 金曜日の神隠し』 木元哉多

「閻魔堂沙羅の推理奇譚」シリーズ7作目は長編です。 パズル的な推理ゲームがメインの本シリーズには 短編の方が合うと思っていましたが、 長編になって登場人物たちの内面的葛藤が より濃密に描かれていて、中々読み応えがありました。 タイトル 閻魔堂沙羅…

サイレントサード

「オカルトトリック」など、独特の雰囲気を持つミステリを書いてきた八槻翔さんの、ホラー寄りのミステリです。 人の心の弱さを熟知し、そこにつけ込むことを生業とする詐欺師でも、自分自身の心の弱さに翻弄されてしまう。その姿が切ない話です。 タイトル …

『人生を面白くする 本物の教養』 出口治明

ライフネット生命の出口氏による「教養」についての本です。 ビジネス最前線に立つ経営者の言葉だけあって地に足がついていて、かつ分かりやすく伝わってきます。 出口氏自身の経験が語られていますが、同じように「シェイクスピアを読みなさい」、「美術館…

『朧月』 八槻翔

八槻翔さんの短編集です。 「オカルトトリック」シリーズが好きなので、続編となる短編が入っているのは嬉しいです! 他にもサイコホラー的な作品や、抑えた感じの恋愛小説など、色々とバリエーションを楽しむことができました。 タイトル 朧月 作者 八槻翔 …

『本当の勇気は「弱さ」を認めること』 ブレネー・ブラウン

「傷つきやすさ」を持っていることは弱さではない、上手に自分を晒し、自己肯定感をもって生きるのが大事だと説く本です。 タイトル 本当の勇気は「弱さ」を認めること 作者 ブレネー・ブラウン あらすじ・概要 何が傷つく不安をかきたてるのか。 私たちはど…

『魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?』 東川篤哉

倒叙形式のミステリです。 探偵側も「魔法の力」で誰が犯人か早い段階で分かるのですが、魔法には「証拠能力」がありません。 「犯人が分かったところからスタートして論理的に追い詰めていく」というのは中々斬新なスタイルでした。 タイトル 魔法使いは完…

『イラストで読むAI入門』 森川幸人

今では「マイコン搭載炊飯器」など敢えて言わないように「AI」もブームが過ぎれば当たり前のものになるのだろう。 本書ではAIの歴史や、現時点での強みと弱み、将来の展望などをイラストも交えて分かりやすく解説している。 タイトル イラストで読むAI入門…

『王とサーカス』 米澤穂信

「さよなら妖精」の続編ですが、当時高校生だった大刀洗万智が10年ほど後にフリージャーナリストとして活動する話で、前作からは雰囲気が変わっています。 2001年に実際に起こったネパールでの王族殺害事件をベースにしたノンフィクションのようでもあり、報…

『きみと、もう一度 』 櫻いいよ

設定は王道のタイムスリップ・ラブストーリーですが、展開は王道じゃなくちょっと意外でした。 「過去を変えても結果は大して変わらないよ」「だから今を真剣に生きましょう」というメッセージが感じられます。 タイトル きみと、もう一度 作者 櫻いいよ あ…

『閻魔堂沙羅の推理奇譚 落ちる天使の謎』 木元哉多

「閻魔堂沙羅の推理奇譚」シリーズ5作目です。 第3話は「正統派推理としては反則では!?」と思ったけれど よく読むとちゃんと本文内に伏線がありました。 定型的な様式美の中でこそ光る変化球にやられました。 タイトル 閻魔堂沙羅の推理奇譚 落ちる天使の…

『習慣が10割』 吉井 雅之

人生を作るのは「習慣」であると説き、良い習慣を作る方法を解説していきます。 一言でいうと「理想を強く思い描くことが重要」という主旨でした。 タイトル 習慣が10割 作者 吉井 雅之 あらすじ・概要 習慣が全てを決めていた 今の自分は「過去の習慣」でで…

『ミミズクとオリーブ』 芦原すなお

小説家の奥さんが安楽椅子探偵として活躍します。 が、あんまりミステリという感じではありません。 ちょっと懐かしい日本の風景の中でお互いへの思いやりに溢れる夫婦の姿が優しい。 穏やかな雰囲気を楽しむ小説ですね。 タイトル ミミズクとオリーブ 作者 …

『遠まわりする雛』 米澤穂信

「古典部シリーズ」第4弾は短編集。 高校1年の入学直後から2年になる前までの、シリーズの前3作の間を保管するような話です。 1年を通して、えると奉太郎の関係が少しずつ変わり始めているのがいいですね。 タイトル 『遠まわりする雛』 「古典部」シリーズ …

大麻ビジネス最前線: Green Rush in 21st century

世界的な大麻解禁を受け生まれつつあるビジネスチャンスを かつての「ゴールドラッシュ」になぞらえ 「グリーンラッシュ」とよんでいます。 大麻のリスクとメリットを 冷静な目で見ることが大事だと感じました。 【タイトル】 大麻ビジネス最前線: Green Rus…

閻魔堂沙羅の推理奇譚 点と線の推理ゲーム

「閻魔堂沙羅の推理奇譚シリーズ」の第4弾です。 不変の様式美が段々とクセになってきました。 本作はシリーズ1作目から順番に読むことをお勧めします。 【タイトル】 閻魔堂沙羅の推理奇譚 点と線の推理ゲーム 【作者】 木元哉多 【あらすじ・概要】 閻魔大…

指名される技術 六本木ホステスから盗んだ、稼ぐための仕事

堀江貴文さんとゲームクリエータ斎藤由多加さんの共著です。 ホステスの手腕を分析し、ビジネスに活かす方法を解説しています。 ホリエモンたちの夜の六本木の遊び方として読んでも面白いし 競争の厳しい世界で生き残るホステスの 手腕を知る本としても楽し…

medium 霊媒探偵城塚翡翠

傑作だ。 「すべてが、伏線 」という煽り文句の通りで 何を書いてもネタバレになってしまいそうだ。 やや分かりやすく伏線を撒いた一段目からもう一段落とされる。 仕掛けられているのは「伏線」というよりは「罠」か。 「動きすべてが罠」だ。 相沢沙呼氏の…

閻魔堂沙羅の推理奇譚 業火のワイダニット

閻魔堂沙羅の推理奇譚シリーズ3作目です。 作者の思いが段々と前に出てきて シリーズを重ねるごとに面白くなってきてます! 【タイトル】 閻魔堂沙羅の推理奇譚 業火のワイダニット 【作者】 木元哉多 【あらすじ・概要】 第1話 外園聖蘭 30歳 契約社員 死因…

失踪日記

吾妻ひでお氏の訃報を聞き気になっていた本作を読んでみた。 苦しかったことでも作品にして世に出してしまう姿勢を見ると 生粋のアーティストだったのだなと思う。 ご冥福をお祈りいたします。 【タイトル】 失踪日記 【作者】 吾妻ひでお 【あらすじ・概要…

さよなら妖精

崩壊しつつある故国のため、日本の文化を必死で吸収するマーヤと、 先回りして考えてしまう分、不愛想に見える大刀洗。 二人のヒロインが魅力的で、とても切ない話です。 【タイトル】 さよなら妖精 【作者】 米澤穂信 【あらすじ・概要】 1991年4月、高校生…

閻魔堂沙羅の推理奇譚 負け犬たちの密室

「閻魔堂沙羅の推理奇譚」シリーズ2作目です。 前作は単純な勧善懲悪でしたが 作者の善悪観が前面に出てきていて 格段に面白くなってます。 【タイトル】 閻魔堂沙羅の推理奇譚 負け犬たちの密室 【作者】 木元哉多 【あらすじ・概要】 閻魔大王代理の沙羅と…

企画脳

プロデューサー秋元康さんによる より上手な「企画」についての解説です。 美空ひばりからおニャン子クラブ、AKBまで 成功させてきた人の言葉には力があります。 【タイトル】 企画脳 【作者】 秋元康 【あらすじ・概要】 面白いと感じた項目を抜き出す。 企…

閻魔堂沙羅の推理奇譚

天国行きか地獄に行くか。 閻魔堂で行われる命を懸けた推理 ゲームです。 設定は独特ですが、推理ゲーム自体は 全ての材料が提示されてから 謎解きに向かう正統的なスタイルでした。 【タイトル】 閻魔堂沙羅の推理奇譚 【作者】 木元哉多 【あらすじ・概要…

世界が終わる街 戦力外捜査官

戦力外捜査官シリーズの4作目です。 海月警部の鋭さが前面に出てきて シリーズ最初の頃にあった「ドジっ娘萌え」要素は薄れて かなりシリアスな展開になってきています。 シリーズ2作目で出てきたカルト教団や シリーズ3作目で登場した殺し屋 ”名無し” も出…

ぬいぐるみ警部の帰還

探偵役のバリエーションは際限なく広がりますね。 医者や、喫茶店マスターや本屋だったり職業も多彩だし 超お嬢様だったり、その執事だったり、前向性健忘だったり 薬で子供にされた高校生探偵だったり。。 「ぬいぐるみ好き」という役作りをみると 来るとこ…

「粗にして野だが卑ではない」石田禮助の生涯

三井物産を経て国鉄総裁に就いた石田禮助氏の伝記です。 「粗にして野だが卑ではない」という 生き方を貫こうとしているのは格好いい。 今の時代には合わないかもしれないけれど むさ苦しいくらい生命力がある人間というのも 突き抜けると格好良く見えるもの…

当ブログは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムであ「Amazonアソシエイト・プログラム」に参加しています。