Kennie の読書録

毎日1冊本を読み、記録を残したいと思います。

イシュタム・コード

【作者】 川口 祐海 【あらすじ・概要】 主人公「雄」の少年期から青年となるまで、行方知れずの父に導かれ、友達に支えられ、「人間とは何か」、「自分は何のために生きているのか」を問い続ける。 「雄」が小学生の頃から自殺者が徐々に増え、20代半ばとな…

超訳 孫子の兵法

【作者】 許 成準 【あらすじ・概要】 孫氏の兵法を現代語訳し、現代での戦争であるビジネスに当てはめ解説している本。 孫子の構成に合わせ13編に分け解説している。私自身が役に立つと感じた高項目は以下の通り。 ・戦いは慎重に行うこと どのような決着を…

やつがしら

SF

【作者】 円城 塔 【あらすじ・概要】 お金を払えば、頭脳に様々なサービスをインストールできる未来の話。翻訳サービスを使えば外国語へのアクセスができるし、優秀な自己診断サービスを使えば健康を維持し長生きができる。お金を積んで優秀なサービスを集…

改貌屋 天才美容外科医・柊貴之の事件カルテ

【作者】 知念 実希人 【あらすじ・概要】 現役医師である作者による 天才形成外科医「柊貴之」と名乗る男を主人公とした物語。「柊」のクリニックにアルバイトで働く麻酔科医の視点で描かれる。 老齢の資産家に嫁ぎ、前妻の顔となることを了承した後妻の話…

リスを実装する

SF

【作者】 円城塔 【あらすじ・概要】 リスの生活をシミュレートするプログラムを走らせ、観察する主人公の話。 人工知能的なものではなく、ごく単純化されたパラメータでリスの生態を表現している。覚醒と夢の推移を「+1」、「−1」 と表現していて、覚醒…

未来を変える洗濯 未来授業〜明日の日本人たちへ

【作者】 養老 孟司 【あらすじ・概要】 「未来授業」というラジオ番組で放送された講義を書籍化したもの。「バカの壁」などのベストセラーを持つ解剖学者である養老氏の、若者世代に向けた講義録。 印象に残った点は以下の通り。 ・「好きな仕事と仕事を好…

すべての疲労は脳が原因

【作者】 梶本 修身 【あらすじ・概要】 疲労についての研究をしている医学博士の著作。疲労の原因は乳酸ではなく活性酸素だという見解。疲労を定量的に評価するための疲労バイオマーカを見つけ、実際には有酸素運動程度では筋肉疲労は発生していないことが…

小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団

【作者】 瀬名 秀明 【あらすじ・概要】 藤子・F・不二雄漫画のSF作家瀬名氏によるノベライズ作品で、大筋は原作と同じ。 のび太が拾って組み立てたロボット「ザンダクロス」は地球侵略を狙う機械宇宙人の尖兵「ジュド」だった。のび太たちは鏡面世界に「ジ…

シンギュラリティ・ビジネス AI時代に勝ち残る企業と人の条件

【作者】 斎藤 和紀 【あらすじ・概要】 AIの権威である レイ・カーツワイルが2045年に「テクノロジー進歩の速度が無限大になる」特異点としてのシンギュラリティが訪れると予言した。 カーツワイルが提唱したシンギュラリティは、AIが人間の能力を超えるこ…

黄砂の籠城 (上・下)

【作者】 松岡 圭祐 【あらすじ・概要】 清朝末期の義和団事件を題材とし、史実を織り交ぜた時代小説。 アヘン戦争や日清戦争を経て列強に分割侵攻されつつあった清朝末期の中国北京で、列強8カ国の公使館が集まっていた「東交民巷地区」を、「扶清滅洋」ス…

量子コンピュータが人工知能を加速する

【作者】 西森 秀稔、大岡 真之【あらすじ・概要】 実用化が進んでいる量子コンピュータとはどのようなものなのか。その技術が人工知能の発展にどのような影響を与えるのか、かなり学術体視点からではあるが、数式などは使わずに分かりやすく解説した本。D-W…

1日36万円のかばん持ち ー三流が一流に変わる40の心得

【作者】 小山 昇 【あらすじ・概要】 企業向け研修、セミナーを企画運営する「武蔵野」の社長である小山氏が 提供するかばん持ち実習で教える内容を書籍化したもの。 「やり方」を教えるのはセミナーだが、「あり方」を伝えるには一定の時間を 一緒に過ごす…

「司馬遼太郎」で学ぶ日本史

【作者】 磯田 道史 【あらすじ・概要】 歴史社会学者である作者が、著作を通して見える司馬遼太郎の歴史観を語る。 司馬遼太郎の作品は「文学」であり歴史研究の対象とはされてこなかったが、小説を通して強い浸透力を持ち、次の時代の歴史に影響を及ぼした…

なるへそ

【作者】 池井戸 潤 【あらすじ・概要】 池井戸氏の作品にしては珍しく経済が絡まないミステリ。「黒後家蜘蛛の会」のパロディーで、各界で活躍する六人の会食の場で謎が提示されるが探偵役となるのは寿司屋の主人だった。ミステリ自体は恋に落ちた落語家の…

1分間バフェット お金の本質を解き明かす88の原則

【作者】 桑原 晃弥 【あらすじ・概要】 驚異的な成果を上げる投資家のバフェットの言葉や行動から、投資の本質や人生の指針となるような88の項目を上げた本。 特に印象に残った項目は以下の通り。 ・短期保有のキャピタルゲインより、長期的に価値を生み出…

神保町奇譚「花咲舞がだまってない」シリーズ

【作者】 池井戸 潤 【あらすじ・概要】 神保町の寿司屋で舞と相馬が聞いた奇妙な話から物語が始まる。 老婦人が数年前になくなった娘の保有していた銀行口座を解約しに行ったところ、娘の死後に数千万円の入金があり、最終的には全て出金されていたことが分…

若きウェルテルの悩み

【作者】 ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ 【あらすじ・概要】 前半は青年ウェルテルが友人ヴィルヘルムに送った手紙から構成される。感受性豊かなウェルテルが豊かな感性を持つ美しい女性シャルロッテ(ロッテ)に恋に落ちる。ウェルテルは束の間の…

必要十分生活

【作者】 たっく 【あらすじ・概要】 必要最低限のモノだけで快適に暮らそうというミニマリストである作者が決めている、「自分ルール」を説明した本。 気になった項目は以下の通り。 ・机の上を運ぶ 机の上にあるもの、パソコン、ペンから充電用ケーブルな…

スタンフォード式 最高の睡眠

【作者】 西野 精治 【あらすじ・概要】 スタンフォード大学の教授であり、睡眠研究の権威である著者が「より良い睡眠」について書いた書籍。 私の印象に残ったのは以下のポイント。 ・睡眠は量ではなく質 もちろん十分な睡眠時間を確保することは大事だが、…

マンガで分かる心療内科 アドラー心理学編

【作者】 ソウ/ゆうきゆう 【あらすじ・概要】 アドラー心理学の中心となる考え方を抽出し、ゆうき先生の解釈を加えわかりやすく説明している。項目として以下のポイントを挙げている。 ・「原因論」ではなく「目的論」 何かの原因で今の現象があるのではな…

エヴォリューションがーるず

【作者】 草野 原々 【あらすじ・概要】 進化をテーマとし古代生物を擬人化した「エヴォリューションがーるず」というソシャゲにはまり、生活の全てをつぎ込み課金に埋もれていった洋子が主人公。 宇宙の始まりの描写から急にソシャゲの説明に移るが、ソシャ…

東大生が書いた世界一やさしい株の教科書

【作者】 東京大学投資クラブAgents 【あらすじ・概要】 株式投資の入門知識を、大学生と先生の講義形式で解説していく本。 「そもそも株とはどういうものか」から始まり、株価変動の仕組み、投資対象の選定方法まで具体的に解説してく。 まず株のメリットは…

天久鷹央の推理カルテⅤー神秘のセラピスト

【作者】 知念 実希人 【あらすじ・概要】 天久鷹央シリーズの第5作となる短編集。 「雑踏の腐敗」:「人混みに入ると体が腐る」と訴える青年の話。田舎から出て姉と暮らす青年が渋谷の人混みで体が末端から腐ると言う。人混みを離れると症状がなくなるため…

魔法の色を知っているか? What Color is the Magic?

SF

【作者】 森 博嗣 【あらすじ・概要】 「彼女は一人で歩くのか?」に続くWシリーズ2作目。 百数十年後の近未来で、人工細胞を取り入れた人間はほぼ死ぬことがなくなり、 同時にほぼ生殖することもなくなった。 無機的な機械であったロボットが、有機的な体を…

屋上のテロリスト

【作者】 知念 実希人 【あらすじ・概要】 1945年、終戦受け入れが数ヶ月遅れたことにより、アメリカとソ連に分割統治され、西日本共和国と東日本連邦皇国に分断した日本の if ストーリー。 死に魅入られた男子高校生「彰人」と、その自殺を止めた同級生の女…

0秒思考

【作者】 赤羽 雄二 【あらすじ・概要】 A4の紙に、思いついたことを制限なく書いていくだけで、思考能力を成長させることができるという話。 人間はそもそも頭が良いものだが、学校教育や社会生活のしがらみを経て徐々に思考能力が硬くなってしまう。思いつ…

純喫茶「一服堂」の四季

【作者】 東川 篤哉 【あらすじ・概要】 四季になぞらえ春夏秋冬の4編からなる短編集。 純喫茶店「一風堂」を経営する度外れた人見知りの店主、安楽椅子(ヨリ子)は優秀な安楽椅子探偵だった。一服堂に集うミステリー作家や刑事やOLなどが語る「猟奇殺人事…

アナタはご本人様でいらしゃいますか〜動的平衡の中で考える〜明日の日本人たちへ

【作者】 福岡 伸一 【あらすじ・概要】 「生物と無生物の間」を研究対象としている生物学者による「未来授業」というラジオ企画の講義を本にまとめたもの。 自分は何人で何人種か、何人というのは主観が決めるのか、他者との関係性から決まってくるのか。 …

パッとしない子

【作者】 辻村 深月 【あらすじ・概要】 男性アイドル佑の小学生時代に図工を教え、その弟の担任だった女性教師 松尾が主人公。 小学生時代の佑と直接の関わりは少なく目立った印象はなかったが、芸術面の才能を発揮する機会を与えたとの記憶はあった。佑が…

嫌われる勇気

【作者】 岸見 一郎、古賀 史健 【あらすじ・概要】 自分に自信がなく生きることに悩む”青年”と、アドラー心理学を信奉する”哲人”の対話形式で進む本。非常に内容が濃い。 ・原因ではなく目的によって状態は発生している。 例えば、「過去に起こったトラウマ…