毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

『キラレ×キラレ CUTTHROAT』 森博嗣

Xシリーズ第2弾。満員電車内で起きた連続切り裂き事件被害者の、ミッシングリンクを繋いでいくミステリです。S&Mシリーズの西之園萌絵が登場するのが個人的には嬉しい。満員電車の異常さが改めて認識させられました。最近は少しマシになっているのかな。。 …

『Ork(オーク)-2006-』 高山環

『箱の中の優しい世界』の前日譚。 2006年、インターネットが実社会に広がってきたけれど、スマホはまだなくSNSも今ほど盛んではなかった時期、個人情報が大手の情報インフラ企業に寡占されることのリスクを訴える話です。個人の感覚としては「Googleさんの…

『閻魔堂沙羅の推理奇譚 点と線の推理ゲーム』 木元哉多

『閻魔堂沙羅』シリーズ第4作です。 新刊が出たので過去作を再読。閻魔大王代理 沙羅の「犯人が分かったら生き返らせてあげる」という推理ゲームに挑む死者たちの挑戦を描く短編集です。最初はしつこいと感じたマンネリ展開にも、4作目になると様式美を感じ…

『イナイ×イナイ PEEKABOO』 森博嗣

森博嗣さんのXシリーズに手を出してみました。森さんの作品群は大体繋がっていて一大サーガになっているようです。私は S&M→四季→W→Xと大分変則的に読んでいるのですが、森ワールドを味わい尽くすなら出版順に楽しんだ方が良さそうですね。・S&Mシリーズ・V…

『除妖師II』 如月恭介

新興宗教とドラッグを使い勢力を強めていく妖術師たちと戦う「除妖師」たちの物語です。「除妖師」に続くシリーズ第2弾なので、前作から順番に読むことをお勧めします。 ミステリ的な頭脳戦から始まり、徐々に大規模な能力バトルに展開していくストーリーが…

『妻のトリセツ』 黒川伊保子

女性の「地雷敷設ポイント」を避け、飛んでくる弾丸を10発から5発に減らす手法を解説する本です。「女性脳」とか、ちょっと紋切型に過ぎる感じもしますが、人間関係全般に役立ちそうな話もたくさんありました。リンク先に要約と感想を上げました。 booklet.w…

『知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ』 苅谷剛彦

常識にとらわれず自分の頭で考える「知的複眼思考法」を提唱する本です。多数の具体例でみせる「視点のずらし方」が実にあざやかで、刺激的な内容でした。20年以上前の本ですが「考え方の斬新さ」は色褪せていません。私はミステリでも叙述トリック系が特に…

『折れた竜骨』 米澤穂信

12世紀のヨーロッパを舞台にしたミステリファンタジーです。記憶を操る魔法や姿を消す魔法があるファンタジーの世界でも、「何でもあり」じゃなくルールが定められていれば、謎解きミステリ成り立つんですね。現実世界のような曖昧さがない分、ある意味純粋…

『幻覚少女』 根本総一郎

数十年前のトンネル事故で死んだ少女の幽霊が、男子大学生に憑りついて、事故原因を作った政治家への復讐を計画します。復讐ストーリーの裏にある「3つの家族のすれ違いと関係修復」が感動的です。再読なのですが、改めて泣かされてしまいました。 リンク先…

『三毛猫ホームズの恐怖館』 赤川次郎

「三毛猫ホームズ」シリーズで長編としては第6弾です。 今回は高校を舞台にした物語。いくつもの事件で張られた伏線が、ラストの「劇中劇」で回収されていくのが爽快です。 それにしても、1982年当時の高校生って、こんなにフリーダムだったんですかね。。 …

『キネマ探偵カレイドミステリー ~輪転不変のフォールアウト~』斜線堂 有紀

「キネマ探偵カレイドミステリー」シリーズ3冊目。本書でシリーズ完結です。 映画好きの引きこもり嗄井戸と、友人の奈緒崎の、ユルいけど熱い友情がいい感じです。雰囲気を表現した表紙イラストが秀逸だと思う。大学時代に戻りたくなります。本書ではシリー…

『キネマ探偵カレイドミステリー ~再演奇縁のアンコール~』 斜線堂 有紀

「キネマ探偵カレイドミステリー」シリーズ第2弾です。 前作に引き続き、 映画好きの引きこもり嗄井戸と、その友人奈緒崎の交流が微笑ましくていい感じです。3話の連作短編集なで映画をモチーフにした各話の謎解きも面白いのですが、前作からシリーズと通し…

『約束のネバーランド』 白井カイウ(原作) 出水ぽすか(作画)

『約束のネバーランド』久しぶりにコミックスのレビューです。 孤児院からの脱走をかけた頭脳戦から始まり、異形の鬼とのバトルものに展開していく、少年マンガ王道のストーリー展開です。ただ主人公エマの設定は、ジャンプ作品としては異色ですね。バトルマ…

『キネマ探偵カレイドミステリー』 斜線堂 有紀

映画好きの引きこもり大学生 嗄井戸高久が、友人の奈緒崎と一緒に安楽椅子探偵として事件を解決していく、4編の連作短編ミステリです。男子大学生2人の、ダラダラした感じの交流がいい感じで、自分の学生時代を思い出しました。最近はまとまった時間を取るの…

『作ってあげたい小江戸ごはん2 まんぷくトマトスープと親子の朝ごはん』 高橋 由太

「作ってあげたい小江戸ごはん」シリーズ第2弾です。 「幸せは、人が運んでくるものだから」 「食べることは生きること。生きることは食べること」人と人の繋がりを何より大事にして、心と体を癒す食べ物の力を引き出していくストーリーです。読んでいて心が…

『三毛猫ホームズの運動会』 赤川次郎

「三毛猫ホームズ」シリーズ最初の短編集です。 長編でも軽快なストーリー展開ですが、短編だとさらにテンポよく読みやすいですね。軽妙な会話で引っ張られるコメディ色の強い作品だけれど、そこで起こる事件自体はかなり陰惨です。特に男女関係では救いのな…

『櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は十一月に消えた』 太田 紫織

『櫻子さんの足元には死体が埋まっている』シリーズ第4弾! 櫻子さんのキャラクタがいいですね。 コミュニケーションは不器用で、相手との距離を測るのに苦心しているけれど、それだけ相手を尊重しているのでしょう。真相を推理しても、その事実をどう受け止…

『作ってあげたい小江戸ごはん たぬき食堂、はじめました!』

小江戸川越の定食屋「たぬき食堂」を舞台に、若き店主大地と看板娘たまきが人々の悩みを解決していく物語です。優しい人の繋がりと、素朴ながら心のこもった料理に、読んでいて気持ちが暖かくなります。たぬき系女子好きには たまき の魅力も絶大です。 リン…

『三毛猫ホームズの狂死曲』 赤川次郎

「三毛猫ホームズシリーズ」4作目。ヴァイオリン・コンクールの決勝進出を決めた7人の合宿所と、関係者たちの周辺で次々と起こる連続殺人事件。割と緩めなクローズドサークル・ミステリです。片山刑事は「モテない設定」の割に、毎回美女に迫られて羨ましい…

『三毛猫ホームズの駈落ち』 赤川次郎

「三毛猫ホームズ」シリーズ第5作。 12年前に駆け落ちして故郷を離れ東京で暮らす男女と、その周りで次々と起こる事件のお話です。駆け落ち後のドロドロとした恋愛関係はやたらとリアルで陰惨。ラブコメ全開の主人公の片山兄妹周辺の恋愛模様とは対照的でし…

『フリー ―<無料>からお金を生みだす新戦略』 クリス・ アンダーソン

無料サンプルとか体験版とか「フリー」を使ったマーケティングは昔からあったけれど、結局は費用を付け替えて見えなくしているだけでした。でも、デジタルの世界では複製や配布に関わる限界費用がゼロに近づいているので、「本当のフリー」が実現できるよう…

『三毛猫ホームズの追跡』 赤川次郎

「三毛猫ホームズ」シリーズ第2弾です。 カルチャースクールで全ての講座に申し込んだ怪しい女は、殺人事件被害者の名を騙っていた。かつての被害者の関係者たちと、スクール講師たちに連続殺人が襲い掛かる。王道の「連続殺人ミステリ」です。1978年出版と4…

『私が大好きな小説家を殺すまで』 斜線堂 有紀

若くして天才と呼ばれた作家と、虐待を受けながら彼の小説に救われた少女の悲恋の物語です。少女は「憧れの相手が落ちぶれたら死んで欲しいと思う」という完璧主義から抜け出せなかった。若くして成功した作家は、プライドを守るため弱さを見せられなくなっ…

『影の車』 松本清張

松本清張さんは長編が有名ですが、短編も良いですね。長編ではじっくり書かれる社会背景の説明が作品に重厚感を出しているのですが、短編のスッキリした感じも好みです。1961年に出版された作品とのことですが、舞台装置の部分には隔世の感です。「登戸から…

『カラマゾフの兄弟』 フョードル・ドストエフスキー

長すぎるのでとっつきにくい印象があったけれど、ミステリとして読んでも、恋愛小説としても、当時のロシア情勢をめぐる話としても、宗教と魂の解放の物語として読んでも面白いです。 殺された父と、三人の息子+一人の非嫡出子 を、当時のロシア情勢を重ね…

『三毛猫ホームズの怪談』 赤川次郎

「三毛猫ホームズ」のシリーズ第3弾です。 先日読んだ、シリーズ第1作『三毛猫ホームズの推理』が面白かったので、続きを読んだつもりだったのに、2作目の『三毛猫ホームズの追跡』が抜けてました。Kindle Storeのサジェスト機能に騙された。。それにしても…

『三毛猫ホームズの推理』 赤川次郎

「三毛猫ホームズ」シリーズの第1作。女子大生の連続殺人を追ううち、女子大内部での汚職も発覚し事件は複雑化。被害者の飼っていた三毛猫のホームズが、刑事の相棒として推理を助けていきます。50年近く前の作品ですが、読みやすく面白いですね。「売れる要…

『ヒトリシズカ』 誉田哲也

主人公の「静加」は平然と嘘をついて人を操り、躊躇なく人を殺す。紛れもない「悪女」なのだけれど、何故か魅力的です。「自分自身と自分にとって大切な人を守るため」という行動原理が理解できるから、「意味不明な不気味さ」は感じないから、嫌悪感より憧…

『18禁日記』 二宮敦人

日記や手紙、ブログ記事などを通して、徐々に狂気に陥っていく人々を描く連作短編集です。何より怖いのは「普通と狂気の境界」が見えないことでしょう。ごく普通の常識的な人間が、いつしか狂気にとらわれる。「狂気の入り口はいたるところに開かれている」…

『ゲーミフィケーション ―<ゲーム>がビジネスを変える』 井上 明人

「ゲーミフィケーション」が急拡大しているのはなぜか。どのすればビジネスに活かすことができるのか解説する本です。 「ゲーミフィケーション」とは、ビジネスの課題などにゲームの要素を取り入れて、自発的継続的に取り組んでもらう手法です。例えば政治家…

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